落研(現役部員)から、メールが届きました。

 6月に開催された、恒例の新入部員の初高座「顔見世落語発表会」の動画が添付されていました。

 第175回というのは、落研創部以来の通算の発表会の回数です。

まさに創部63年の積み重ねです。

 開演の前に部員代表からの挨拶。

 コロナの影響で、大学の方からずっと対外活動自粛の指示があり、未だに有観客での発表会は出来ず、今回も無観客です。

それでも今回は、コロナ前に有人で開催して来た片平キャンパス内「さくらホール」で開催出来たのが、今までより少し進歩したか?

このホールでは、私もOB落語会で、何度か高座に上がったことがありますが、まだ新しい綺麗な会場で、無観客では本当に勿体ない。

いよいよ開演です。(高座名の後の〇の中の数字は学年)

◆「寿限無」         市亭坊ぃ(してぃぼうぃ)①

◆「看板のピン」       来家芸夢(らいやげーむ)①

◇「肝つぶし」    苺紅楼そふと(まいくろうそふと)③

中入り

口上

◆「時うどん」 六斎亭空念仏(ろくさいていからねんぶつ)①

◇「火焔太鼓」      水亭稔保(すいていねんぽう)④

仙台にも、近年「花座」という寄席が出来たとは言え、そこは地方都市の悲しさ、生で落語を聴く機会が極端に少ないこともあり、基本が出来ていない部分も少なからず見受けられます。

彼らが拒絶しなかったら、僭越ながら、OBのジイサンたちが指導しに行っても良いと思います。

そう言えば、私が「全日本学生落語名人位決定戦」の決勝大会に出場して「花色木綿」を演った時、私の噺の講評をしてくださったのが、後の人間国宝「五代目柳家小さん」師匠で、「寄席のない所で、仕草などはどうやって稽古してるんだい?」って尋ねられたっけ。

名人から直接の質問に緊張して、なんて答えたか記憶は定かではありませんが・・・。

一日も早く有観客で開催出来ること、また仙台でOB落語会が出来ることを、首を長くして待ちたいと思います。

後輩からのメールは、とても嬉しかった。