【蒟蒻問答】

落語には「オチ(サゲ)」があります。

オチ(落ち)がある噺だから、落とし噺=落語という訳ですが。
このオチは、そのパターンによって様々な種類に分類されています。
例えば、「地口オチ」「逆さオチ」「途端オチ」・・なんていうのがあります。
中でも、演じるのが一番難しいのが「仕草オチ」だと思います。

これは、オチを言葉(語り)ではなく、仕草(アクション)で表現をするという、実に高度なテクニックが求められるオチです。

ですから、下手な人がやると、訳が分からず、面白くないので、ちっとも受けません。
「滑る」ってえやつです。
そうなるともう悲惨で、まるで安物の石鹸(洗剤)みたいなもので、いくら頑張っても、滑るだけで落ちません。
この仕草がふんだんに出て来る噺がありまして・・・。

「蒟蒻問答」・・・演ったけれども難しかった・・・。