保健室のこと | 罍 陽子「かえってアレしちゃって・・・」

保健室のこと

私は中学高校を一貫教育の女子校に通っていました。

幼稚園から大学まである学校ですが、校舎が一緒なのは中高のみ。


そこで、6年間を過ごしたわけです。
途中改修工事があったりで職員室の位置は変わりましたが、私がいる間保健室はずっと同じ場所にありました。
いまはどうだか知りませんが。


学校が中庭を囲むようなコの字。
一階の入り口に近い位置にある保健室。


高校に入ると、保健の先生は体調に関して指示を出しませんでした。

「もう義務教育はおわっているんだから、自分で決めなさい」

中学までは貸してくれた湯たんぽも、高校になったら容易には貸してくれなかった気がします。カイロなりなんなり自分で準備しておけよってことかな。


あ、なんで湯たんぽかって、女子校に生理痛はつきものですね。
あれは、温めるとだいぶマシになるので小さな湯たんぽが保健室にいくつもぶらさがっていたのです。


わたしはその頃つまらない生き方をしていたので、学校に行ってもあまり面白くなくて、保健室に行って寝ていることも多かったです。


親には申し訳なかったなぁと、いまは思います。

保健室。
サボりに行ってたことも多かったけれど、
必要なものは自分で用意する
自分の体は自分で管理する


そんなことを教えてくれた場所だったなぁ。

そして、保健室独特の匂いの中、
爆睡した時間はとてもとても気持ちが良かったなぁ。



なんでかフッと思い出したので書いてみました。