スピリチュアル・ヒーリングについて様々な媒体から情報収集をしていくと、それができる方はミディアムと呼ばれる霊能者であることがわかっていく。

スピリチュアル・ヒーリングは霊界につながって、霊界にいる霊医(ヒーリングガイド)による治療を仲介する導管体になって行うので、霊界の霊とつながれるからにはそれらの存在を認識できたり、メッセージをもらうことができるというわけだ。

 

以前も書いたが、今の時代は個人が情報発信をすることができるので、メディアで有名な方以外にも多くのミディアム(霊能者)が存在しているようだ。

中には霊感商法的な人もいるかもしれないし、私がお世話になっている方をあまり明示するのも宣伝のように見えてしまいかねないので控えるが、私が信頼できそうと思った方々が口を揃えて賛美している本が『シルバーバーチの霊訓』である。

 

『シルバーバーチの霊訓』は、1920年から61年間の長きに渡りロンドンのあるホームサークルにおいて行われた降霊会において、霊媒モーリス・バーバネルの体を借りて語られた高級霊の言葉をまとめたもので、邦訳版は12巻(ほかQ&A等)が出版されている。

 

「シルバーバーチ」はその霊媒バーバネルの体を借りて話すかつて地球上に住んだことがある高級霊が自らの仮名として選んだものである。

「仰々しい歴史上の名前よりも、私の説く中身の真実性によって、なるほど神の使徒であると判断してください」とのことだ。

(有名人の名を語って人々をたぶらかす低級な霊もいるらしいので、そのように言ったのだろう)

 

そして、シルバーバーチの語る内容が、慈愛があり何とも腹落ちするものなのだ。

バーバネルが、自分以外が霊媒となった時のシルバーバーチの言葉を聞いて下記の文を残しているが、確かに人間業とは思えない。

 

「シルバーバーチの教えは言わば言葉の錬金術、つまりアルファベットの二十六文字を操って輝くばかりの美しい言葉を生み出す能力の典型である。年がら年中物を書く仕事をしている人間から見れば、毎週毎週ぶっつけ本番でこれほど叡智に富んだ教えを素朴な雄弁さで説き続けることそれ自体が、すでに超人的であることを示している。
 ペンに生きる他のジャーナリストと同様、私も平易な文章ほど難しいものはないことを熟知している。誰しも単語を置き換えたり削ったり、文体を書き改めたり、字引や同義語辞典と首っ引きでやっと満足のいく記事ができ上がる。ところがこの〝死者〟は一度も言葉に窮することなく、スラスラと完ぺきな文章を述べていく。その一文一文に良識が溢れ、人の心を鼓舞し、精神を高揚し、気高さを感じさせる。
 シルバーバーチは宗教とは互いに扶助し合うことに尽きると言う。神とは自然法則であり、腹を立てたり復讐心をむき出しにする人間的な神ではないと説く。その言葉の一つ一つがダイヤモンドの輝きに似たものがある。その人物像もまさしく〝進化せる存在〟であり、全人類への愛に満ち、世故たけた人間の目には分からなくても、童子の如き心の持ち主には得心のいく真理を説き聞かそうとする。迷える人類のために携えてきたメッセージは〝人のために自分を役立てなさい〟ということしかないと言いつつも、そのたった一つの福音の表現法はキリがないかに思えるほど多彩である。
 永年にわたってその霊言に親しんできた者として、ますます敬意を覚えるようになったこの名文家、文章の達人に私は最敬礼する。
」(12巻「シルバーバーチに最敬礼する」)

 

シルバーバーチは人生の苦しみを意義のあるものとして語っていることも特徴的で、苦難に直面した私を鼓舞してくれた。

大いに興味を持ったが、何となく夜寝る前に、

「『シルバーバーチの霊訓』が真実の霊界通信であるならば、何か奇跡体験をさせてもらいたい。お導きください。」

と祈ってから就寝した。

※ちなみにこの発想は、『霊媒(ミディアム)神秘修行 イギリスへ』(開堂慈寛著)を読んだ影響と思われる

 

すると、翌朝、夢の中にそうちゃんが現れた。

ポータブルのゲーム機(おそらくSwitch)でゲームをしていて、こちらに向かって笑ってくれた。(夢では年始に出てきてくれて以来だが、その時は笑っておらず、意味深な数字を見せられ、亡くなる日ではないかと心配したものだ)

びっくりして、どうやって復活したのか頭で考えている間に意識のないそうちゃんに戻ってしまった。

そのまま若干覚醒したような感覚となり、自分が仰向けに寝ている状態で、そうちゃんが乗っかっていて、彼の頭が自分のお腹あたりにある重みを感じ、両手で彼の頭にやさしく触れているような感覚が二度寝するまであった。

その間、右脳の奥が鈍く強めに引っ張られるように痛かった。

そうちゃん?の頭がなかったら両手の位置が浮いておかしなことになっていたように思われ、ちょっとした不思議体験だった。

 

非常に個人的なものだが、『シルバーバーチの霊訓』の信頼度を上げることとなった。