俺は昼は暑いので深夜、友達と遊ぶ事にしていました。
その日もいつもどおり4人で話も盛り上がり、少し体を冷まそうと外に遊びに行きました。
目的はアダルトビデオの自動販売機を荒らしに行くということでした。
用件も済み、帰ろうとした時、いつもより風が吹いて心地よく感じました…その時は…。
俺は昔から霊というものを感じるときには、身震いで感じ、実際に霊の存在を感じたことがあります。。よく言う『見える人』ってヤツです。
話し変わって、用件を済ました俺たちは、よく霊がでるという“幽霊橋”を渡ろうぜって馬鹿げた話になりました。
勿論俺は大反対!その幽霊橋は俺が小さい頃から絶対行きたくないと思っているところでした。
でも、友達は「なんだお前!ビビってんの!?」と言ってきます。(俺の気持ちを知らないくせに…) だけどそいつ達だけじゃ不安なのでついていくことになりました。
幽霊橋に到着。やはり心地よい風が吹いました。
橋の前に立った時、何も感じませんでした。(これなら大丈夫だろう)そう安心しました。
俺達は一人ずつ橋を渡っていきます。俺は3番目。その30㍍程度の橋を難なく通過しました。皆も同じように通過し、何もなかったので、奥にある自動販売機に座り込み、30分くらい話した時に、Y平の母から電話があり、皆帰ることになりました。俺とY平の二人は家に帰るのに幽霊橋を通らなければなりません。俺はY平との話が弾み、幽霊橋の事をすっかり忘れていました。幽霊橋を中程まで進んだその時です。
これまでにないほどの寒気を感じ、あれだけ心地よかった風が一転!俺達を追い出そうといわんばかりに強い風が背中を押してきます。これはヤバい!と思いY平に早く行くように言いました。
Y平も俺のただならぬ様子を感じたのか素直に聞いてくれました。
が…その時、…カーン…、…カーン…と橋を石で叩くような音が聞こえてきました。
俺はY平の冗談だろうと思いましたが、どうも違うようです。
霊の最大限の警告でしょうか。
俺もY平に続いて出口に足を向けた時…ガッ…と何ものかに足を捕まれました。
恐る恐る振り向くと首から上がない女(だったと思う)が俺の左足を掴んでいました。
だが、こんな時こそ冷静にと思い、ふとY平が気になり、前を向いた。
Y平の姿はもうありませんでしたが、代わりに足を掴んでいる女性の顔でしょうか。ブラブラと橋の出口から俺をじっと睨み付けながら近づいてくる。
もう冷静になんて言っておれない!!掴んでいた手を振り切り出口へ向けて全速力で走りました。30㍍程度の橋が60㍍くらいに感じました。まるでY平だけをあのきみの悪い風が橋から追い出し、俺を……今思い出すとゾッとします。
皆さんも曰く付きの場所などには遊び半分では絶対行かないで下さい。
…死にますよ…