原型を見直す
(前回の続き)
1年前に自分サイズで製図した「文化式原型」を使い、「超シンプルなAライン・ワンピース」を作ることになったものの、初めての原型操作(ダーツ移動)に悪戦苦闘してきました。
そして、ここで疑問が再燃します🔥
前身頃の型紙はBP(バストポイント=バストで最も高い位置)を基点として操作しますが、私は昨年の製図時にBPだけ1cm下に描き直して補正しているのです。
その時も「これで正しいのか?」がわからず、モヤモヤしたままだったのです。
ダーツ移動をしながら、「もしかしてBPと同じ高さにそろえるため、袖ぐり底も1cm下げるべきだったのか?(上記の補正例B)」と再び悩み始め⋯⋯
新しいハトロン紙に「補正例B」に描き直し、好奇心からまたもやシーチングで仮縫いしてみました😅
トワル第3号は袖なし(ノースリーブ)、襟ぐりと袖ぐりに裏バイアス始末、前はスナップボタン仕様にしてみました!
(意外なことに、一番時間がかかったのはスナップボタン付けでした🪡😞)
ここまですることはないのですが、結果は⋯
「袖ぐりが広すぎる!」
⋯ということで、こりゃダメだわ。
だって、「たとえば、もしBPを1cmではなく4cm下げるとするなら、袖ぐり底も一緒に下げるか?」って考えたら、しないよね⋯😅
トワルの布端がほつれるのが嫌で裏バイアス始末までしてしまい、無駄な時間を費やしてしまった気もしますが、「補正例Aで良かったのだ」と身にしみて分かったのでよしとします。
サイドダーツ問題
「Aラインワンピース」に話を戻しましょう。
試作と試着を繰り返した結果、「サイドダーツ(脇からBPに向かうダーツ)」に満足できず。
原型から作ったのでサイズは合うけれど、ダーツ止まりがちょうど「BP」すぎると恥ずかしいし。
3cmほど外側にずらしてみてもその位置で「尖った感」があるし、ジャストフィット感も薄れてしまう。
頭に浮かぶのは、2026年4月に作った「アンダードレス」の素晴らしきフィット感と美しいライン⋯⋯
茅木真知子さんの型紙をアレンジしたものですが、こんなに美しくフィットするデザインの服を着たのは初めてだったので、ずいぶん驚いたものです。
それを生み出しているのは、「左右に2本ずつあるサイドダーツ」に違いない。
1本だと「尖った感」が出るけど、2本だと「丸み」が出る。
それをこのワンピースで再現できれば!
サイドダーツ2本で試作
1本のダーツを2本に分散させるので、まずはダーツ分量を2で割ればいいはず。
そして、再び「アンダードレス」の型紙を取り出し、じっくり観察 🔍
寸法を図り、角度をチェックし、夜空の星座のように点と線で考えて、当てはめてみます。
毎晩、取り憑かれたようにハトロン紙の切れ端で、折り紙工作を続けました。
「あと一歩」というところで、数ミリの誤差ばかり🧐
紙では限界なので布でも実験を繰り返し、ようやく「合格」レベルに到達しました。
もう一度、ちゃんと試作してみよう!
(上半身だけでは重みがなくて、フィット感がわからない)
(⬆️ 執念でアレンジした試作・最終版 2026年5月中旬)
いつも思いますが、画像で伝えるのは無理ですね〜😓
実際に着てみると、「頑張ってアレンジした甲斐があった」と感じて、疲れがぶっ飛びました。
これもコツコツと手縫いしたものですが、母から引き継いだ「フサフサの束だった 古いしつけ糸」をとうとう使い切ってしまいました。
母は、「まさか、あれを使い切るとは!🤣🤣🤣」と爆笑していました。
使い切る前に買っておいた「ダルマしつけ糸」は、長さを半分に切って、母の真似をしてハトロン紙で巻いて真ん中で結んで取り出しやすくしました。
私の服作りを支えている影の主役級アイテムは、『仮縫い用シーチング生地』と『しつけ糸』でしょう。
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ついでに、襟をラウンドネックにしたときに「後ろ身頃の肩ダーツ」を閉じて生まれた「後ろ襟ぐりダーツ」の画像も添付します。
これで、襟ぐりが浮かずに首周りにキレイに沿ってくれるんです。
初めての『原型操作(ダーツ移動)』で、それぞれのダーツが「いい仕事をしている」ということを知ることができました。
それが「服」としてデザインされるときに、別の位置に移動したり、「ゆとり」として分散されたりする。
経験を積んでこの作業に慣れていけば、それも楽しめるのでしょう。
ここまできたら、是非とも、自分の原型を使ってジャストフィットの服を作れるようになりた〜〜い!
そう思いませんか?
『かけがえのない「いま」』
https://ameblo.jp/mostprecious
🍋 れもん 🍋
2023年の秋に「自分の理想の服は、自分で作る」と決めました。
それからの道のりを振り返り、2026年2月からこのブログにまとめていっています🧵🪡







