原型から製図
(前回の続き)
ジャストフィットの「超シンプルなAライン・ワンピース」を作るため、ようやく1年前に製図した「文化式原型」を活用する時が来ました。
頼れるのは文化出版局の『誌上・パターン塾📕』シリーズだけ。
自分の希望を満たすため、初めての「原型操作」に挑み、「ダーツ移動」の手順に混乱するばかり⋯⋯
このゴールデンウィーク中にかなりの時間を費やし、どうにか「それっぽい型紙」になってきました😅
【希望】
🔹超シンプルな「ノースリーブのAライン・ワンピース」
🔹ファスナーなしで頭からかぶって着られる「首周りが楽な広めのラウンドネック」
🔹袖ぐりは開きすぎずキツすぎず、下着が見えないように
🔹とにかく、自分の身体にキレイにフィットするものを着たい
脇をAラインにする
上半身の原型操作が終わったので、次はウエストより下の部分に移ります。
本にはボックスライン、プリンセスライン、パネルライン、Aラインなどのワンピースの身頃のパターンが多数紹介されています。
「ボックスライン」は上の図の白い部分で、自分の上半身の原型の脇線をそのまままっすぐ下に下ろしたものです。
これを裾広がりにする場合は、袖ぐり底から斜めに線を引くことになります。
スカート丈を60cmとしたときに、裾幅を10cmずつ出せばピンと張った形の「Aライン」になるようです。
まずは、このシンプルな基本形でやってみよう!
試作1号〜試着
あの混乱の「複数ダーツ移動」のせいで、まだ自分の製図に自信がないまま⋯⋯。
先に作ってみて全然身体に合わなかった「ブカブカ・ワンピース(中古本の型紙使用)」のヒップ丈までの試作をほどき、それを利用して組み立ててみました。
(しつけ糸での手縫いなので、ほどくのは簡単です)
上半身部分だけでも作って知りたいのは、
1. ラウンドネックのあき具合
2. 袖ぐり(アームホール)のあき具合
3. 着脱のしやすさ
4. 後ろ肩ダーツを閉じたら生まれた「後ろ襟ぐりのダーツ」の具合
5. 前身頃の袖ぐりダーツを閉じて作った待望の「サイドダーツ」の具合
試着して、上記項目を確認しました。
【試着結果】
※実験できるように、襟ぐりと袖ぐりの縫い代はつけず、仕上がり線で切りっぱなしにしました。
1. ラウンドネックのあき具合
➡️ 昨年の補正時に肩幅を1センチずつ狭くしたため、広め・深めのラウンドネックに変更すると肩部分がかなり狭い(やっぱりね〜💦)。深さは問題なし!
2. 袖ぐり(アームホール)のあき具合
➡️ 原型より袖底を2cm上げてアームホールを描き直した状態からスタート。
・2cmでは脇の下がピチピチ。
・(5ミリカットして)1.5cm上げた状態で着ると、ギリギリ感あり。
・(さらに5ミリカットして)1cm上げた状態で着ると、じっとしていれば問題なし。動きが入ると脇の下にちょっと当たる感じ。
・じゃあ、原型通りで何もせず、そのままでいいかも?
3. 着脱のしやすさ
➡️ 頭は十分入る設計なので、問題は他の部分が通るか? 楽々とは言えないけれど、ウエストを絞っていないAラインなので大丈夫。
4. 後ろ肩ダーツを閉じたら生まれた「後ろ襟ぐりのダーツ」の具合
➡️ 鏡で斜めから後ろ首をチェックしてみると、さすが自分の原型⋯⋯襟ぐりが浮かずに首周りにフィットしています。このダーツ、いい仕事しているぅ!
ダーツを邪魔者扱いにしたことを、お詫びいたします🙏
あの「後ろ肩ダーツ」も、あらためて1年前に組んだトワルを着てみると「素晴らしい役割」を果たしてくれていることに気づきました。
5. 前身頃の袖ぐりダーツを閉じて作った待望の「サイドダーツ」の具合
➡️ こちらも自分の原型を操作して生んだダーツなので、さすがのジャストフィットですが⋯⋯
サイドダーツ問題
袖底の3センチ下からBPに向かって斜め上に入れたサイドダーツ。
その長いダーツの縫い目の終点は「バストトップ」なので、まるでそこを指さされているように思える⁉️
既製服だとサイドダーツはもっと短くて、バストトップよりも数センチ外側で終わっているからね⋯🧐
手持ちの本の付属型紙や囲み製図をチェックしてみると、だいたい3cm手前くらいまでの長さになっていました。
しつけ糸をほどいて、チャコでダーツ線を短く描き直し、縫い直して再試着。
🍋 🍋 🍋 🍋 🍋 🍋
あ〜、さっきよりジャストフィットじゃなくなってしまったわ🥲
といっても、ブカブカじゃないからいいか⋯⋯。
他に気になるのは、3cmずらしたといっても、その位置で「尖った感」が出てしまうこと。
もしかして、先ほどの縫い目とアイロンの折り目が残っているからかも?
いや、そもそも「試作ブカブカ・ワンピ」の生地を再利用している点で、イマイチ不正確な気がする🤨
試作2号〜試着
1号の結果を踏まえて、そして60cmのスカート丈だとどうなるのかを確認するため、あらためて「仮縫い用シーチング」で試作してみました!
もちろん、これもしつけ糸でコツコツ手縫い🧵
本番生地で作るときは、襟ぐりを「見返し始末(幅3cm)」、袖ぐりを「裏バイアス始末」にする予定なので、練習を兼ねてそのように仕上げました。
残念ながら、「誌上・パターン塾」には「作り方」は載っていません。
そこで他の本を参考にして、組み立て方・縫い代・端始末などの方法を考え、自分用に「手順表」を作りました。
(⬆️ 2026年5月上旬 試作)
実は生地が足りず、下の方がツギハギ状態になってしまいましたが⋯⋯
「切り替え」デザインではありません🤣
これで丈がちょうど私の膝の真ん中くらいなので、本番ではあと13cm長くすることにします。
それと裾まわりが思ったより広かったので、もう少し狭めて描き直そう。
あと、残る問題は「サイドダーツ」と「原型の補正時にBPを1cm下げた」こと。
あのとき、ずいぶん悩んだっけ。
文化式原型では、BPと袖ぐり底が同じバストライン上に位置するのが基本。
しかし、トワルを着た時にBPの位置がずれているのが気になり、袖ぐり底の高さはそのままにしてBPだけを1cm下げてダーツを描き直したのです。
補正方法を探しても見つからず、違和感を残しながら⋯⋯。
ああ、やはり「袖ぐり底」も一緒に1cm下げるべきだったな。
そうしたらダーツの角度も緩やかになるし、原型操作も少しはやりやすくなるだろう。
⋯やっちゃおうか、この機会に!
モヤモヤを全部、吹き飛ばすんだ 🌪️
原型の製図から、やり直してみようじゃないか!
(マジかよ⋯⋯次回に続く)
『かけがえのない「いま」』
https://ameblo.jp/mostprecious
🍋 れもん 🍋
2023年の秋に「自分の理想の服は、自分で作る」と決めました。
それからの道のりを振り返り、2026年2月からこのブログにまとめていっています🧵🪡




