爆笑 原田幸一郎シリーズ その⑤ | Mostly KOICHIRO チームのブログ

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「原田幸一郎先生のコンサート、生徒たちで集まってやりたくない?」という、
NYの道端での立ち話から始まったこの企画、沢山の方のお力添えを得て、
ついに2014年1月31日に紀尾井ホールにて第一回を開催できることになりました。
皆さんのお越しをお待ちしております!

出演者の植村太郎さんのブログより、久しぶりに「爆笑 原田幸一郎」を転載。http://ameblo.jp/tarouemura/page-3.html

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今日はベルリンでのコンサートと打ち上げから帰って久々に爆笑 原田幸一郎シリーズを書く。

原田先生は僕が高校三年生だった時一度大病にかかって、字のごとく「死の淵」をさまよったことがある。
これは後日談だが、本人曰く、集中治療室で実際に三途の川を見たらしい。。
三途の川って・・本当に見えるものなのか。!?
ま、とにかくその位先生は悪かった。だからもちろん生徒は皆レッスンなんかなく、先生の回復を心配しながら待っていた。

僕は当時、ベートーヴェンの7番のソナタを練習していた。ところがベートーヴェンのソナタを初めて勉強していたときで、自分一人で仕上げる自信も力も全くなかった。

でも本番があり、その日はどんどん近づいてくる。
本番を次の週に迎え、心配で、どうしようか悩んでいた。
その時 僕の携帯に一本の電話がなった。

それはなんと原田先生からだった。
先生は峠は越したもののまだまだ病院に入院していて、でもどうも寝てばかりでやることがなかったらしい。
しかし僕はびっくりして
"
先生大丈夫ですか?いま病院ですか?"
と聞くと、先生は
"
そうだよ"
と、暇で暇で、どうも看護婦の目を盗んで病室から携帯で電話してきたのだった。

先生の「ほぼ回復している」との様子を聞いて安心した僕に、先生が
"
調子はどう?困っていることはない?"
というので、
"
僕は来週本番があるので困ってます、誰かちょっとその前に見てくれる人を紹介してください"
と言った。

先生はしばらく考えたあと、、
"
メモするものある?電話番号教えるね。この人なら大丈夫だ"
と言い。
"
ぷらす。。010 で そのあとゼロを抜いて。。"
となにかの電話番号を教えてくれた。

とりあえずそんな先生自身も大変な状況の中生徒の心配をしてくれた先生に礼を言った後

"
それで、しかしこれは誰の番号なんですか?"
というと。先生は

"
君が普段から好きだって言ってる。。ほら。。
彼なら素晴らしい!ズッカーマンだよ!"

となんと世界の大スターのピンカス・ズッカーマンの電話番号を教えてくれたのだった、、
電話で、ぷらす。。と聞いたときは嫌な予感はしたもののw
これにはさすがに絶句した!!素晴らしいのは誰でも知ってるし、僕も大ファンだったけれどwwあんなスターにいきなり電話していいのか、、というかまず電話で最初になんて言えばいいのか・・彼はイスラエル?ん?ユダヤ人か。。あ、ということは少なくとも英語で電話しなきゃいけないのか!!来週の本番までに一度見てくれるかな。。いやまずいったい彼は世界中のどこにいるんだ。。。とかさまざまな事が頭をよぎりショックに近い気持ちを隠しながら

"
ええと。。レッスン受けれるんですか?彼・・は・・どこに・・?"
といったら先生は
"
うん、多分ニューヨークにいるよ、聞いてみな"
とおっしゃった、、、、w


僕はその時いろんな意味で改めて凄い先生に自分が就いてしまった事を思い知ったのであった。

(ちなみにそのベートーヴェンのソナタの7番を弾くリサイタルが今度2月14日にある、その内容は次の投稿へ)