日本もサマータイム再導入?/ 朝型勤務「ゆう活」 | Space

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霞が関の朝型勤務「ゆう活」、国家公務員22万人参加へ
 霞が関のすべての省庁で来月から行われる朝型勤務「ゆう活」の実施方法が決まり、およそ22万人の国家公務員が参加することになりました。














 「『ゆう活』は働き方改革であり、今年だけの取り組みというものではありません」(加藤勝信 官房副長官)

 霞が関のすべての省庁では、来月1日から職員の勤務時間を1時間から2時間前倒す「ゆう活」を実施することが決まっています。これについて、各省庁の事務次官を集めた連絡会議が26日に行われ、国家公務員51万人のうち、危機管理に携わる職員や交替制勤務の職員を除く、およそ22万人が参加することが報告されました。

 また、勤務終了の前倒しを確実に行うため、7月以降、各省庁の幹部が夕方に見回りを行うことも決まり、総務省や文科省、厚生労働省などでは大臣自らが見回りをする方針です。(26日15:24)
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2526643.html



朝型勤務、22万人実施へ=国家公務員の4割―政府
時事通信 6月26日 15時27分配信
 政府は26日、7~8月に勤務時間を前倒しする朝型勤務「ゆう活」について、全国家公務員約51万人のうち、4割強に当たる約22万人が実施する見込みだと発表した。「霞が関」の中央官庁でほとんどが実施するのに対し、地方部局では窓口業務を伴う部署は導入を見合わせた。
 内訳は、中央官庁で全職員の8割弱が実施。地方部局では、ハローワークや税務署などで前倒しが困難だとして実施を見送るため、全体の4割程度にとどまった。
 政府は「ゆう活」を社会に浸透させるため、テレビ広告などの広報活動にも乗り出す方針。国家公務員への導入をきっかけに普及した「クールビズ」や「完全週休2日制」の再現を目指す。
 「ゆう活」は勤務時間を1~2時間前倒しするなどして、夕方の時間を家族や友人と過ごす生活スタイルの愛称。政府はゆう活を通じて長時間労働の抑制や業務の効率化を図りたい考えで、民間企業や地方自治体にも導入を呼び掛けている。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150626-00000092-jij-pol


「朝型勤務」へ国民運動=安倍首相肝煎り、霞が関で今夏

 早朝から働き始め、夕方からは家族や友人との時間を楽しむ-。政府はこうした朝型の生活スタイルを「ゆう活」と名付け、「夏の生活スタイル変革」に乗り出した。長時間労働を抑制し、効率的な働き方を促すのが目的で、早速、霞が関の中央省庁で7~8月の期間、朝型勤務を実践する。

朝型勤務で霞が関が変わる?
http://www.jiji.com/jc/zci?k=201505/2015050400119



日本でサマータイムが失敗した理由

 今回のサマータイム論議において、わたしが気になったことがいくつかある。一つはいい加減なコメントが多すぎたことだ。たくさんの識者がいろいろなことを発言していたが、そもそもサマータイムとはなんぞやということを理解せず、勘違いしたままのコメントが相当に見受けられたのである。

 例えば、かつて日本でもサマータイムが導入されていた話。ある識者は「米軍に占領されていた時代にサマータイムを導入したが、国民の支持が得られなくて数年でやめてしまった」と、したり顔で述べていた。

 確かに日本でも、1948年から1951年までサマータイムが導入されていたことがある。当時の新聞四コマ漫画などを見ると(例えば『サザエさん』など)、しばしばサマータイムが話題に上っていたりもする。こうしたものを読むと、当時の国民はサマータイムを「季節の風物詩」のように受け止めていたかのような観さえあるのだ。‥‥というのも乱暴な決め付けであろうが、少なくとも日本でサマータイムが廃止された理由を「国民の支持が得られなかったから」と表現するのは違和感がある。ではどうして廃止になったのか? ずばり、それは「貧しかったから」である。

 サマータイムが導入されていた1948年から1951年とは、昭和でいえば23年から26年である。戦後すぐの混乱期だ。国民の栄養状態をどう改善するか、欠食児童をどうするかといったことがまだ真剣に議論されていた時代である。サマータイムのために仕事が1時間早く終わっても、実際に日が暮れるまでにたっぷりと時間が残っている。空腹だからさっさと帰宅して寝てしまいたいのだが、日が高くて簡単には寝られない。

 そんな時代にあって、「ゆとりを持って時間を過ごそう」という趣旨のサマータイムが合うはずがない。食べものに困らない現在であれば、ビジネスパーソンも「日が高いなら、もう少し余計に遊ぼうか」ともなるだろうし、それは景気の活性化にも寄与しよう。だが、戦後間もない時代は状況が全く違っていたのである。

 ついでに言うと、「残業が多くなってサマータイムが廃止された」という識者もいた。これもうそだ。当時は残業などそんなになかった。そういうことを発言する識者たちは、おそらくどこかのWebページで情報を探して、したり顔で解説していたのだろう。だから当時のことが分からないまま話すので、うそばかり並べ立てるようになるのだ。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/138/index1.html

※Webから。