
エネルギー
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エネルギー
エネルギー

エネルギーとは
エネルギーは、生きて体を動かす大切な活動の源であり、キロカロリー(kcal)の単位で表されます。このため、よく「カロリー」と呼ばれます。成人女性の多くは1日に約2,000kcalに相当する食べ物を食べ、約2,000kcalのエネルギーを使っていると考えられます。
食べるエネルギーのお話
http://www.glico.co.jp/navi/dic/images/dic_01/01_01.gif 食べ物にはエネルギーのもととなる、たんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)が含まれています。これらは三大栄養素と呼ばれ、それぞれ体の中で1gあたり、たんぱく質4kcal、脂質9kcal、炭水化物4kcalのエネルギーになります(ただし、食品によって、これらの数値は若干変わります)。食べ物のエネルギーは、主として各三大栄養素の重量(g)に1gあたりのエネルギーを掛けて合計したものです。
<例>
(P)たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品などに含まれる)75g×4=300kcal(F)脂質(植物油、バターなどに含まれる)55g×9=495kcal(C)炭水化物(ごはん、パン、めんなどに含まれる)300g×4=1,200kcal合計(総エネルギー)1,995kcal
“食べるエネルギー”は量だけでなく、質からみることも大切です。「栄養成分ナビゲーター」では、三大栄養素のエネルギー比率を「PFCバランス診断」でチェックできます。
一般に理想的なPFCバランスの代表値はP:15%、F:25%、C:60%ほどとされてきましたが、このほど「日本人の食事摂取基準」を参考にして範囲を広め、P:9~20%、F:20~25%、C:50~70%を大まかな目安として示しました。健康的な食事になっているか、1日の食事チェックにお役立てください。
(「PFCバランス」とはをみる)
使うエネルギーのお話
http://www.glico.co.jp/navi/dic/images/dic_01/01_02.gif “使うエネルギー”の内訳は、生きていくうえで最低限必要なエネルギーと、活動するためのエネルギーです。
息をしたり心臓が動いたりといった、生きていくうえで最低限必要なエネルギー量を基礎代謝量といいます。1日に成人男性でおよそ1,400~1,500kcal、成人女性でおよそ1,100~1,150kcalほどです。減量する場合でも、基礎代謝量より“食べるエネルギー”を減らすのは体への負担が大きいため注意が必要です。
一方、活動するためのエネルギーは、仕事をしたり、スポーツを楽しんだりといった活動に使われます。1日に約2,000kcalを使う成人女性なら、850~900kcalにあたります。
よく体を動かすと、活動するためのエネルギーを増やすだけでなく、筋肉を大きくして基礎代謝量を増やし、“使うエネルギー”の全体量を増やすことができます。(数値は目安です。身長、体重、年齢、性別、身体活動レベルによって異なります。)
エネルギーと体重
エネルギーの過不足の状態を最もよく表すのは体重です。“食べるエネルギー”と“使うエネルギー”がつりあっている時、体重は安定します。一方、アンバランスの時は、ふとったりやせたりといった体重の変化となって表れます。まずは体重を目安にして、“食べるエネルギー”と“使うエネルギー”が適切かチェックすることが健康管理の基本です。