カンアオイ達の植え替え作業に飽き気味の苔毬です。
アキター
植え替え作業中に、親株が密集しすぎて茎がグルンと巻き付いてしまった青軸スズカカンアオイの花を見つけました。
(株分けして植え替えた後に撮ったのがTOP写真で腐葉土挟まってるけど何だか前衛芸術的!)
ところで、
前回の山盛り植えの記事(
こちら)、盆栽カテゴリのランキング総合4位
、有難うございました。![]()
この盛り方、結構皆さんどう作っているのか分からなくて気になってらしたのですね!![]()
苔毬のアート活動はオリジナル素材の鉢に植物を使うのでカテゴリ的にガーデニングとか盆栽に入るかと思えば、植物や貝などの自然素材のアクセサリー作りもしているので、公式ジャンル的にピッタリ当てはまるジャンルがないのが悩みどころです。
とりあえずどちらもハンドメイドなのでハンドメイドのカテゴリに登録しているのですが、いいのだろうか…
ジャンルにあってないと消されるとの噂がコワイ
さて、
今日は前回の記事:カンアオイの植え替え方(
こちら)の補足として、カンアオイの土の話をしようと思います。
ほとんどのポイントは前回の記事に書いてあるのでリンク先をご覧くだされば良いのですが、苔毬は実験好きなので、沢山株のあるカンアオイの一部を色んな用土・色んなパターンで植えてみていて、今回はそんな中で解った傾向のお話です。
*実験に使ったカンアオイ:ランヨウアオイ(各実験パターンにつき3株)
*置いた場所:同じ場所(午前中は日が当たり午後は日影になる東側)
*期間:約3年
実験パターン①
「大きめ深めのポットにカンアオイ全体が隠れるように植えた場合」
カンアオイは日影が好きで日影の方が花が綺麗なので、「大きいポットで隠すように植えたらいいんじゃね?」という発想でやってみたのですが、なぜかこのパターンだけが虫に食われやすいと判明。
やってはいけないパターンです。![]()
実験パターン②
「腐養質だけの用土に植えた場合」
自生カンアオイ達は冬は落ち葉に埋もれてしまう腐養質に富んだ環境にいるので「腐養質だけで植えたら良い花咲かせるんじゃね?」という発想で底砂もなくALL腐葉土でやってみたのですが、むしろ芽吹きも葉姿も悪くなって腐りかけるという傾向と判明。(底砂入れて排水がよければ違ったかも!)
やってはいけないパターンです。![]()
実験パターン③
「もともと生えていた土に植えっぱなしにした場合」
カンアオイは毎年植え替えた方が良いとは聞くものの、植物と言うのは生えた場所から移動できないので「植えっぱなしだとどうなるんだろう?」と言う素朴な疑問からやってみた実験(というか放置)なのですが、自生場所の環境と違う(落葉樹の無い鉢植え状態)せいか、元とは違う薄い葉姿になっていきました。
やってはいけないパターンです。![]()
~と言う事で、
すべてがやってはいけないパターンに終わりました!![]()
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今年は実験につかった株達の生き残りをすべて植え替え、特等席に移動させ、実験は終了です。
でも無駄な実験ではなかったと思います。
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虫に食われやすいならポットへの植え方が浅すぎるのかも知れません。
(ポットの縁ギリギリか
山盛り植えにしましょう。)
芽吹きが悪かったり葉姿が退化するなら腐養質が多すぎるか土が古いせいかも知れません。
(なるべく1年に1回植え替えと株分けをしましょう。)
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こういうのは実験をすると極端な傾向が出るのでわかりやすいのです。
体感的な傾向として、底砂多め、植え付け用土も目の細かい土よりも自生のカンアオイ達が大好きな礫に近い大粒で硬質+排水が良いのに乾きにくい土が半分以上の土が根張りが良くてトラブルが少ない気がします。
(苔毬は鹿沼土信者なので鹿沼土に頼りますが、山野草をやる方は桐生砂派や日向土派が多いと思うので、それで構いません。)
もちろん元肥も多めで!
これ大事!
それから管理に関する補足として、自生のカンアオイ達は山中のほの暗い日影斜面に生えていて、傾向としてはシェード植物(隠花植物)なのですが、実は季節によっては日光も好きなので、好む林は冬は日なたになる落葉樹の多い雑木林です。
雪が降って地面が凍みてしまう土地柄でなければ、なるべく冬はガンガン日光に当てるのを忘れないようにしましょう。
素芯系のカンアオイでも、冬場にたっぷり光を当てて春まで管理するととてもしっかりした株になるので、それから暗い所に移して美白
に励んでも遅くはないと思います。![]()
また、元肥以外で時々液肥をあげるのもいいかも知れませんが、基本的に株分けは太い根3本の所でカットされるものの、花が咲く株は下の写真のようにもう1株分の根がついている感じなので、なかなか花が咲かない株をお持ちの場合は花用肥料をやるよりも根張りを良くして株をしっかりさせる管理を心掛け、ネメデール希釈液をあげた方が効果が上がる気がします。
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あと、お花の保護の意味合いも含め、表面にハイゴケ(下写真左上)などのフワフワした苔類を生やすのを推奨しますが、他にヒメクラマゴケ(下写真右上)、ノチドメ(下段)なども良い味を出してくれるのでお勧めします。(ヒメマツバイもいいかも!)
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以上で補足は終わりです。
今秋ごろには今回の株分け株達の販売が出来ると思いますので、苔毬のブログ中に気になる株がある場合はピグ/FB/苔毬HPWunderkammer(下のリンク)よりお気軽にお問い合せ&ご予約下さい。
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