(注意)超かぐや姫のネタバレを含みます!
超かぐや終盤でたくさんのチューブに繋がれた謎のタケノコが登場します。
初見のときは、まるで水槽の脳のようにも見えました。これは何なのでしょうか。
まとめると、かぐやが地球へ飛来するためのロケット兼生命維持装置だと思います。
このタケノコは極めて優秀で、過去へのタイムトラベルも可能となっています。
(相対性理論では未来への移動は可能ですが、過去への移動は因果律が崩れてしまい不可能とされています。月世界の超テクノロジーなのでしょう)
正常に着陸すれば受肉することが出来ますが、途中で小惑星と衝突し、縄文時代の日本に不時着してしまいます。
かろうじて受肉した犬DOGE(ウミウシ)を介して地球人と交流を図り、インターネットが発達してからはオンラインの世界で存在することができました。
かぐや=ヤチヨの良い協力者が居て、タケノコの管理やツクヨミ用サーバーの設置をしてくれているのでしょう。
そして、彩葉の人生を賭けた研究・ロボット開発により、かぐやは再び肉体を手に入れることが出来ました。
rayのMVの最後で、かぐやと彩葉が穴を掘る姿とタケノコが登場します。これはタケノコを土に埋めているのだと思います。
彩葉の「かぐやを本当の意味で人間に」というメール文からも推察されます。
かぐやにとって重要な生命維持装置であるタケノコを封印しているのです。
竹取物語では、富士山に「かぐや姫のいない世界にこんなものはいらない」と不治の薬を捨てるくだりがあり、いわばバッドエンドです。しかし超かぐや姫ではこれを肯定的に描いているのです。
月世界では肉体から意識が取り出され、電子的な世界でほとんど不老不死を実現出来ていますが、これは大変な努力があったはずです。
しかしかぐやは精神にわざわざ肉体を取り戻し、さらに不老不死を捨てることを望んだのです。月人からすると変わり者に見えたことでしょう。
彩葉の寿命を考えると、せいぜい50年程度です。かぐやを含む月人は、地球人の持つ時間感覚とは大きく異なることが予想されます。
地球での8000年に、月世界での時間を含めると、数万年単位を過ごしていることになります。再び地球に戻るため「爆速で仕事を終わらせた」つもりだったけど、彩葉が高齢になっていたくらいの時間感覚です。
なので、かぐやの感覚からするとあっという間に終わりを迎えることになります。
これは個人的な印象ですが、タケノコを埋めるという行動は心中に近いと思います。かぐやにとって相当な覚悟が必要だったのではないでしょうか。
それほどに、「彩葉と最期まで添い遂げたい」というかぐやの強い思いが感じられます。