スペイン語の山間部にあるバスク地方で話される言語であるが、インド・ヨーロッパ語族と異なり孤立した言語である。
インド・ヨーロッパ語族がヨーロッパを席巻する前から存在していた数少ない言語なのではないかと言われており、言語学的には重要な意味を持っていると言える。
また、能格言語でもある。能格言語については自分も十分理解しているとは言えないが、「いろんなものを受け身で考える言語」である。例えば、「彼が肉を食べた」という文について、肉にスポットを当てると「肉が彼に食べられた」という表現になる。バスク語ではこれが基本的な表現形式となる。
文法は極めて難解とされ、「神からどんな罰を与えられても全くひるまなかった悪魔でさえ、3年間岩牢にこもってバスク語を勉強する罰を課されると神に許しを乞うた」というものがある。
ただ語順など意外と日本語に類似している部分も多く、日本語話者からすると欧米の学習者よりも習得は難しくないかもしれない。
日本語との繋がりとして、身近なものにバスクチーズがある。高温でしっかりと焼き上げるため、表面に焦げ目が付くのが特徴だという。
また、ベレー帽もフランス語を経由しているが、バスク地方由来だという。
書籍
『バスク語のしくみ《新版》』吉田 浩美 著
『ニューエクスプレスプラス バスク語《CD付》』吉田 浩美 著