社会人になってからフランス語学習を本格的に始めた経緯で、並行して勉強を開始した。
しかしフランス語ほどの意欲が湧かず、なかなか捗らないのが実情である。
ただスペイン語は『スペイン語語源辞典』『スペイン語の語源』などの語源本が充実しており、単語学習は楽しく行うことができている。
スペイン語はラテン語から分岐し主にカスティーリャ地方で話されていた言語である。大航海時代を経て、コンキスタドールたちによって中南米諸国にもたらされた。イスラム圏に一時期支配されていた歴史があり、アラビア語由来の単語が一定数含まれているのも特色である。このあたりの経緯は、『スペイン語の世界』に詳しい。
現在は国連公用語の一つであり、話者数はスペイン語以外にも中南米を中心に非常に多い。アメリカでも多くの人が第二外国語としてスペイン語を学んでいるという。
発音は日本語に近く、巻き舌音などに注意すればそれほど難しくない。ただjをハ行で読んだり、llaをジャと読むなど独特な部分もある。(なので、パエリアは「パエジャ」と言っているように聞こえる)
動詞の活用はあるが、やはり覚えるのは大変である。ただ、フランス語などを習得済みであれば流用できる。Ustedなど独自のものがあるので注意は必要。
単語は、思いのほか英語に近い。英語がフランス語から大分借用しているので、自然と似てくるのだろう。
スペイン語とフランス語が同系の言語だからだろう。
検定
現在スペイン語技能検定とDELEの2つがある。
スペイン語検定6級を取得済み。5級を受けてみたが落ちてしまった。
出題形式が変わって記述式→全て選択式になったが、現在過去問や対策問題集は存在しないので、しっかりと実力をつけて臨むほかない。
書籍
『スペイン語語源辞典』太田 強正 著
収録語数7000語と網羅的である。kindle版が出ているのでかさばらない。
『スペイン語の語源』岡本 信照 著
なんども繰り返し読んだ本である。英単語についても理解が進む。ただ索引がないのが少し残念である。
『スペイン語の世界』 岡本 信照 著
スペイン語史についてしっかりと解説されており、現在のスペイン語の広がりを感じることができる。