- 第262条の2
- 境界標を損壊し、移動し、若しくは除去し、又はその他の方法により、土地の境界を認識することができないようにした者は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
- 土地の境界とは、住宅街の土地の境界などを指すようです。筆者は最初に区境や県境などをイメージしましたが…。
- 町を歩いていると、矢印が描かれた金属製のプレートが地面に嵌め込まれていることがありますが、境界標はそれを指すようです。
- 不動産関連では土地の境界に関して争いが起こりやすいため、このような規定がなされたのだと思います。
- 土地の境界線に関しては、民法の物権の範囲で細かい規定がされています。
- 隣の家の屋根が自分の所有する土地との境界線を越えていることが判明した場合、損害賠償を請求できます(民法234条)。
- 樹木の枝などが境界線を越えて侵入してきた際も、境界線を越えた分を切り取るように隣家に請求できます(民法235条)。