今年の降った雪は例年に比べてちょっと違うのかもしれない。


一時に、どどっと降ることは降ったが、解けやすいたちの雪なのか屋根からストンストンと滑り落ちて来る。


私の住む所は、降っても死ぬほど降るわけではないので、屋根の雪下ろしはしたことがない。


そう、酔っ払って路上で寝込まない限り、雪そのもので死ぬことはないのだが、


その雪の後始末で、死んだり、死ぬ思いをするハメになることは毎年冬の年中行事のようになっている。


つい、数日前も、一日で立て続けに三件の屋根の雪下ろし中の事故があった。


73歳の男性は、スノーダンプごと三メートルの屋根から転落「骨盤骨折」


89歳(信じられないこの年でやるか)の男性は、やはりスノーダンブを使って屋根から転落

「腰椎圧迫骨折」


59歳男性、屋根の雪下ろしで、高さ六メートルから、一階の屋根に転落、さらに地面に落下して

「肋骨骨折」


皆さん、ヘルメットや命綱の装置はしていなかった。


雪国育ち、毎年の事、


ヘルメットなんかいらん!屋根一面雪なのたから最初から命綱の結ぶ場所なんかありゃしない!


雪国の男は、覚悟がいい。


屋根に雪が積もれば


猿が木に登るごとく、ためらいもなく屋根に上がる(そのための長い梯子も用意してあるのだ)


自分の財産(家)は自分で守るのは当たり前。


さすがに、カカア天下の家でも、女が屋根に登ることはない。



昔は、スノーダンブなんて便利な雪かき道具はなかった。


スコップ一丁で、人海戦術。


この、スノーダンブが、確かにまとまった雪を処理するには便利で重宝する。


別名、「ママさんダンプ」とも言われる、くらい女でも大量の雪を滑らすようにして移動持ち運びできる優れもの。


ステンレス製、アルミ製、サイズもいろいろあります。


我家も、昨年の大雪にこりて軽いアルミ製のジジババダンプを購入しました!


スノーダンブは、大量の雪を移動するには、効率的で力もかけなくて済む。


ババァの私が使うと、力がないので雪の上をズルズルヨタヨタ。


これを、屋根の上で、屈強な男が本気でやれば効率的だろうが、


条件によっては、危ないのではないかと思ったりする。


雪の状態が水分を多く含んでいたりして滑りやすかった場合、


角度の付いた屋根で、力いっぱい、それー、って、


そして、まさかの、それーの掛け声と共にスノーダンブごと落下、


ハイ救急車なんてことに。



命には、関わらずに済んでもお察し申し上げます。


いずれも、屋根から落下した御三方は整形外科方面に運ばれ、


今は、多分ベットにはりつけ状態に有られると思われます。


また、来年雪のシーズンがやって来た折、


「ヨシーッ!」


と、雪国の男の覚悟


屋根の雪下ろしに挑戦するのでしょうか。



ああ、89歳のお爺さんだけはどうか


羽交い締めにしてでも、止めて下され。