昨日、夕食に「ニラ玉」を作りたくなった。
冷蔵庫の隅で目障りでならなかった、
少しヨレヨレになった韮と、中途半端に残っていた豚肉の細切れで、ニラ玉だな、と朝から夕飯のメニューの一品はその心づもりでいた。
だが、いつもの所定の位置にあるべきはずの「卵」がない。
スーパーに行けば、一番に迷わずカゴに入れるのは卵。
とりあえず卵。
なんであれ、卵。
居酒屋での、席について「まずはビール」的存在。
卵はあって当たり前の冷蔵庫の友、何にでも利用変化の優秀な頼りになる、万能食材。
その卵が、一つとしてない。
こんな事は、めったにないことです。
卵が一つとして残っていないなんて。
そうだ、今朝のハムエッグでなくなったんだと、思い出した。
毎朝、当たり前のようにフライパンに乗っけて焼いている卵。
卵は、「完全栄養食品」と言われるくらい、バランスの取れた栄養素を含んだ食品。
貧乏人は、とりあえす、卵を食べておけなんて言うけど
その昔、卵が高級食材だった頃(アンタいつのころかってか)は、結核患者やお金持ちしか食べれなかったとか。
なければ、ニラ玉を作らなければいいだけなのだが、
そうはいかない。
卵はとちらにしても必要。
いつも行く、コンビニ駆け込む。
ない!
卵こどきが、無いとは。
嫌な前兆はあった。
先週、朝、コンビニの近くの病院に行く時、まだ診療まで時間があったので、
立ち寄って卵他数点買物をした。
レジで、いつものおっちゃんが、
私に、まるでクジに当選したかのように少し興奮気味に言う。
「お客さん運がいいね、いま並んだ卵すぐなくなるから」
「3個しか入らないんだから」
なんだ、卵ごときが、おっちゃん何言ってるんだろう、とその時は気にもしていなかった。
昨日、卵はなかった。
コンビニに、
卵と、郵便ポストはあって当たり前だと思っている私は
レジで、どうして無いの!と噛み付いた。
鳥インフルで…入荷が少ないんです。
えー、こんなど田舎でも卵不足?
もう、頭にきた。
斜向いにある、ツルハにはいつも値段は安いが小粒で商品価値がちょっとおちる卵がカートに山積みに売られている。
そこなら、あるだろう。
もう、何としてもニラ玉を作らなければならない。
だが、
ツルハの卵の売られているはずのカートはからっぼ。
「申し訳ありません」と品不足の詫びの紙が貼られていた。
今朝、ゴミ出しの荷物を車に乗せたまま(ゴミ出しより先の重要な任務がある)コンビに直行した。
もう、卵売り場に小走り、朝の時間帯、たまごケースは確かに3個並んでいた。
すこーし考え、迷って、卵ケースを二つ手にした。
どこからか、声がする。
私に、良心はないのか!
自分さえ良ければ良いのか!
欲張りババァ!
何とでも言え!
人間とは、所詮こんなもの。
たまの細やかな幸福感で、生きているんだ。
年甲斐もなく、心のなかで、
「ゲット、ゲット」
それがどうした、なんですけど。
退屈で、無味乾燥な每日でコロナボケしてますか。
今日から、マスク着用ルールが緩和され、
脱マスクの日常が始まった。
三年前のこの時期、忘れもしない。
マスクを手に入れるために、西に東に奔走し、朝から店頭前に行列作って手に入れようとしたあれはなんだっただろう。
そして、作り過ぎたマスクはどうなるのだろう。
今だに、シャープからマスク当選のメールが来る。
そして今度は卵不足の取り合い?が始まるのですか。
まさか、卵が食べたいだけ食べれないなんて日が来るなんて。
ニラ玉が、高級料理に見えてきました。