クロームキャストで、ユーチューブをテレビで見ている。
お久しぶり、東京大衆歌謡楽団さん。
どなたか、アップしてくれた
3月31日に行われた、浅草神社での、奉納演奏をしみじみと見ています。
桜の木の下、いつもの場所取りで、
高島四兄弟以下、ハモニカバンドのギターのオジちゃんもタイコのオジちゃんもいます。
歌い手の孝太郎さんとのお客さんのとの距離が縮まり、前列は白髪頭がずらりと彩る。
いそいそとおひねりを入れに、あちらこちらから、皆余念がない。
それに対する
孝太郎さんの、御礼の直角お辞儀姿も懐かしい。
こうでなくちゃ。
昔に戻りました。
いや〜、コロナでの、自粛という名目での社会封鎖は長かった。
流石に、ほとんどの人達はマスクをして観戦しているが、
背後の映像に映る、道行く若者たちの姿はノーマスクも珍しくない。
アレはあれで、良いような気がする。
マスクをしない選択の自由が、どこか平和な感じかして、
マスクありき、コロナ憎きで、がんじがらめだった日常が、
「あれはなんだったんだ」
昔に、少し戻ったような。
懐メロに群がる高齢者達は、いつもの、東京大衆歌謡楽団の路上での演奏に、聴き惚れ、湧き上がっていた。
私が、初めて東京大衆歌謡楽団を何気にユーチューブで見た時、
最初は、小馬鹿にしていたところがあった。
若者たちによる、年寄相手の金稼ぎの懐メロ演奏か、
しょせん大道芸か、と。
でも、違うんですよね。
演奏している、若者たちはもちろん、
聴いている白髪頭も、皆戦後生まれ、
歌われている歌は、戦前の歌も多い。
だから、ホントは
「知るか、そんな古い歌」、なんですよね。
でも、何曲か聴いていると不思議な感覚に包まれる。
ほのぼのとした懐かしさ、時代を超えた曲への愛着と親近感。
私は、なぜが
あの、アコーディオンに、何とも言えない郷愁感を誘われる。
年をとらないとわからない、世界というか、
大丈夫、
若い頃ロックを好んで聴いた人もいずれこうなるから。
孝太郎さんは、ほんとに歌が上手くなった。
もともと歌が上手いのは、当たり前だが、
歌っている歌は、昔誰かが歌った懐メロではなく、
何を歌っても
今は「高島孝太郎の歌」になっている。
最近は、新しい企画で、
着物姿の若い衆が、
前に出て歌の内容にあわせて踊ったりしているみたいですが、
はっきり言って、じゃま。
その昔(コロナで世の中がおかしくなるまえ)、
孝太郎さんが
赤いマフラーを いつまで振って 名残り惜しむか あの娘の馬車は〜
「流れの旅路」
を歌い出すと、
決まって、どこからか、着物姿のいつものオバちゃんが、赤いマフラーをヒラヒラさせ出てくる。
お馴染みの光景に、観衆も、ヤンヤ、手をたたいて答える。
そして、オバちゃんは、おひねりを入れて、また、赤いマフラーをヒラヒラさせて立ち去る。
これは、お愛嬌。
許される。
コロナで、あれ以来、大道での演奏ができなくなって久しい。
あのオバちゃんの赤いマフラーが懐かしい。
「流れの旅路」を是非孝太郎さんに、リクエストしたいものだ。
今なら、またひょつこり現れるかもしれない。