今日はまた古巣の愉快な仲間シリーズ![]()
すでに引退してしまったけれど、航空ファンから根強い人気があったジャンボジェット。ボーイング747。
我々クルーにも一定の人気があった。
まず機内が割と暖かい。
お客さんがいる座席はともかく、ギャレー(キッチン)はカートを収納すると冷却システムが作動するので寒くなりがち。
それでも他の機材(特にエアバス)に比べるとジャンボは暖かかった。
そして何より、クルー用に2段ベッドがあったのが大きい。
クルーバンクと言って、2段ベットが4つ、合計8つのベットがあった。
足を伸ばして休めるのと、座席で仮眠を取るのとでは身体へのダメージがまるで違う。
そんなクルーレストでの話![]()
あるトリップで休憩時間になり、後方にある階段を上ってクルーレストに向かった。クラスによってサービスの内容が違うので、休憩時間もバラバラ。
暗い中に入ると、先に来ていたひとりのクルーが、真っ暗の中で自分のベッド周りをゴソゴソ何かを探していた。
そっと「何か探してるの?大丈夫?」と聞くと、
「差し歯が行方不明なのぉぉ〜
」
と半泣きの声。
「え
差し歯が
何で
もしかして入れ歯の間違い![]()
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」
持っていた懐中電灯で床を照らしながら、彼女の前歯を一緒に探す![]()
想像して欲しい、床に這いつくばって歯を探す二人のクルー![]()
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話を聞くと前歯の治療中で仮歯だったらしく、休む前にティッシュに包んで置いておいたら、それが忽然と消えたらしい![]()
結局すぐ見つかり、仮歯は無事に元通りになったのだが、人騒がせにもほどがある。
このおばさん、他にも逸話がある。
ミールサービスで余った袋入りパン。
(50個ぐらい入ってるので結構大きい)
何故か彼女は湯たんぽ代わりにして、一緒にベットで寝るのがお気に入り![]()
なんでも暖かさがちょうどいいのだとか![]()
ただ袋のビニールが薄いのでよく破れる。
その為クルーレストの床にパンがゴロゴロ転がっている、と言うのも何度か目撃![]()
甘いパンの香りも漂ったりして![]()
サービス中はとても愛想がよくて一見感じがいいのだが、お客さんと本気でおしゃべりを初めて、とにかく仕事が進まず、一緒に働くクルーが余計に働く羽目になり、キレる人が続出とか。
でも本人には悪気ゼロ。
兎に角この手の逸話には事欠かない、ある意味憎めないおばさまだった![]()
