近所に住む友人カップルが、アメリカへホリデーに出かけている。
戻りは6月末
そんな留守中に、彼らのユニットで屋根の修理が行われることになった。
最上階に住む友人宅には大きなバルコニーがあるのだけれど、雨が降ると屋根から水が漏れてくるらしい。
日本と同じく、こちらでも屋根の修理は修繕積立金から出るので、アパートの管理人さんが段取りを組んでくれていた。
「今日の2時過ぎに電話するから、そのときに鍵を渡してほしい」
頼まれた私は、2時を前にスタンバイ。
しかし電話は鳴らない
いつまでも待つわけにもいかないので、鍵をバッグに忍ばせたまま買い物へ出かけることにした。
家主さんが明後日帰ってくるので、ビーフシチューでも作ろうかと思い、電車に乗ってちょっと良いお肉を買いに行ったのだ🍖
さっさと買い物を済ませて戻ってきたけれど、結局、電話はなし
明日は初めて借りるカーシェアの車で遠出の予定があるので、鍵を渡すタイミングがない。
しびれを切らしてメッセージを送ってみた。
「明日の工事、どうなったの?鍵はいらないの?」
するとすぐに電話がかかってきて——
「明日、職人さんが急に来られなくなったって。
来週末には来ると思うから、また連絡するね〜
」
だって
……こちとら、友人宅の貴重品を自分のアパートに移したり、念のため写真まで撮って準備万端だったというのに(万が一家具が壊されたりした時の為)
こちらでは大工・配管・電気工事などに携わる職人さんを Tradie(トレーディ) と呼ぶ。
彼らが時間を守ることは、正直かなり稀だ
30分の遅刻は当たり前、1時間遅れもざらで、ひどいときはその日に来ない。
だから逆に、時間ぴったりに現れるTradieがいると
—それだけで評価がうなぎのぼりになる
「あの人、時間通りに来たよ
」と、まるで奇跡を目撃したかのように語り合うのが、オーストラリアのあるあるなのだ
さて果たして彼らの屋根は直るのだろうか


