もう直ぐ満月🌕
今朝ふと、昔の彼の事を思い出した。
彼は私が日本を出るきっかけになった人だ。
結局振られたんだけど、今となっては彼は私の道先案内人ではなかったかと思ってる
彼とは同じ会社の同僚で1年ぐらい付き合っていた。
お付き合いは順調で、このまま結婚しても良いかもぐらい思っていた。
ある時に彼が、留学したいって言ってたけど、全然実行に移す気ないんちゃう
とちょっと挑戦的に言ってきた。
図星だった
私は学生時代にアメリカ留学に行くはずが、父の事故の為に行けなくなった事があって、その時のリベンジに今度は1年ぐらい行きたいと何かのおりに話していたのだ。
夢を追うかっこいい😎私の演出。
はっきり言ってそれほど行きたい訳ではなかった。
英語苦手だったし
それなのに彼の皮肉っぽい(私にはそう聞こえた)口調にムカついて、即英会話教室に申し込み、留学の準備を始めた
そう、夢を叶えるかっこいい女
予定は1年、アメリカは高いからイギリスの田舎カンタベリーにした。
彼が早く行って早く帰って来てなんてお為ごかすもんだから、真冬の1月に行く事になったのよ。
1987年のヨーロッパは50年振りの大寒波
行ったらなんとかなると適当に考えてた英語は、
全然なんともならなかった
クラス分でも最下位のクラスだったし、寒いし、ホストのおばちゃんは怖いし、英語分からないし、最悪の毎日。
そこで私は彼にせっせと手紙を書いた。
なのに彼からはなしのつぶて。
結局彼は1度も返事くれなかった
空港まで見送りに来てくれて、戻ったら結婚💒とか言ってたのに、手のひらを返したような仕打ち。
明日は届くかも。。。と毎日考えて、結構辛かった。
メールとか無い時代だったし、国際電話は高くて手がでない。
結局お金も尽きてきて、どうするか考えた末にオーストラリアに来たんだけど(結構怒ってたし)、あの時彼が手紙の返事をくれていたら、きっとこちらには来ないで戻っていたかもしれない。
なんで連絡くれなかったって
後で聞いたら連絡しない方が寂しくなって、早く帰って来るかと思ったって(女心が分からんやつ)
オーストラリアでの生活は、楽しい事も苦しい事もあったけど、今から考えるととても良い決断だったと思っている。
あの時は全然分からなかった事が、後になると人生の岐路だったんだと思える。
彼の言葉がなかったら、今の私は居ないから。
振ってもらって感謝だね
今日もお読み下さりありがとうございました。
明日が良い一日でありますように