実は今月、7日ぐらいしか現場に出ていません。

 

 半分は建前だし(笑)。

 

 手間受け仕事をしながら自分現場の段取りが出来ない(僕の場合、ですよ。)ことに気がついたので、手間受けはやめました。

 

 応援要請にあれこれ応えていたら、自分現場の段取りが出来ない(僕の場合、ですよ。)ことに気がついたので、応援も大幅に絞りました。

 

 打合せや見積、調査、溜まった雑用の処理や、御用聞き程度の仕事の処理を徹底的にやろうと決めて、日当収入が無い不安と戦っています。

 

 だんだん大工から遠ざかっているのかも? それも考えちゃうところ。だけど、今は目の前の仕事を進める以外のことは、とても構っていられません。(ブログ書くのは必要な休憩ということで、ご勘弁。)

 

 

 さて、ここでわかっていることがひとつ。

 

 

 仕事を振れる体制が出来ていないのが、問題なんですね。

 

 全部ひとりで出来るわけない。

 

 「ひとりは駄目だよ。」

 

 と、賢い友人から再三助言をいただいているにも関わらず、残念ながら未だにひとり。

 

 

  いざ段取りが出来て現場が始まると、今度は、自分がやむをえない所用で現場を離れる度ごとに、工事がストップして、悩まされることとなります。それもわかってる。

 

 だから、応援大工さんだけは、何としても確保しなければいけません。

 

 

 例えばですが、僕が商店主か何かだったら、外回りをしている間に店番をしてくれる番頭さんや従業員さんがいないと、とても困ると思います。

 

 店番の間に、商品の管理や修理の対応なんかもしてくれると、本当に助かることでしょう。助かると言うより、頼りにしている、感謝に堪えない、生命線に近いものがあると思います。

 

 役割分担とか、人に任せることって、難しいです。

 

 判断の連続すべてに、利益が絡んでいます。何気ないお客さんとの会話の全てが営業でもあるし、要望の聞き取りでもあります。一言間違えただけでも、一度に信用を無くすこともあるでしょう。

 

 違う人間なんだから、同じことが出来ないのは当然です。わかってはいるけども、役割を分担出来る相手を得たり、お互いに育て合うことって、やっぱ、すごいなぁ、と。

 

 世の中の立派なボスは皆きっと、いつも心の中で、部下達に感謝感謝しているような気がします。部下から尊敬される以上に。

 

 羨ましいというか、そういう風にならないといけないなって。

 

 とあるご兄弟の日記を読んで、そう思いました。