早朝、珍しく家のワンコが吠えるなーと思ったら、家の前の檻にイノシシが掛かっていました。
大きめの個体です。
イノシシといっても、ブタさんと同じで可愛いです。しかし、破壊力は可愛くありません。
アゼを壊して田の水を抜いたり、畑を丸ごとひっくり返したり、収穫前のイネを全滅させたりするので、人間と衝突してしまいます。可哀想ですが、駆除されます。
とても鼻がよく、賢いので、簡単には罠に掛かりません。賢いので、自分の辿る運命も、理解しているようです。
「可哀想じゃないか!」ということで、罠を壊したり、逃したりする人もいて。可哀想なのは同感ですが、だったら自分ちで飼ってあげてくださいよ、って思います。猟師さんも嫌がらせとかされて、だんだんと数が少なくなって、高齢化しています。
どうせ大抵の人が、牛とかブタとか鳥とか、ガシガシ食っているのだろうになーって。
今日も、猟師さんは午前中には出動して来ることが出来なかったようです。
檻のイノシシに夏場の直射日光が当たると、死んでしまうので、檻の管理者さんがゴザで影を作っています。トドメを刺さずに死んでしまうと、食肉として活用できません。すると猟師さんが引き取ってくれないので、山に手掘りで穴を掘って埋めるしかなく、難儀です。
ここからは勝手な憶測ですが、もしかすると野犬が減ったから、イノシシと人間との領域が交錯するようになったのかも?という気がしています。うちのワンコも保護犬ですが、良かれと思って野犬を減らしたら、今度はイノシシなんて。もしそうなら、上手くいかないもんですね。
僕の感覚で言うと、危険度は、クマ>>サル・イノシシ>>野犬>マムシ>スズメバチ という感じ。実際にパワーと素早さ、体躯の頑丈さを見ていると、闘えるのは野犬が限界です。たとえ棒を持っていてもです。ぬいぐるみの様な小さいツキノワグマでも、軽く一撃もらえば大怪我です。もしも仮に地域にヒグマがいたら、真面目に引っ越しを検討します。