クイズ出してました。


 (マサさんしか答えてくれなかったけど。)



 この鋸の専門作業とは、いったい何でしょう?



 ・この鋸はそれほどよく切れない。


 ・この鋸は精度がそれほどよくない。


 ・両刃鋸でないと務まらない。



 正解は、こうです。


 横引きで、しゅっしゅ。( ×2 回 )




 もうわかりますね。




 入り締りの蟻溝ですよ。




 今度は縦引きでゴリゴリっと。




 というわけで、正解は ”イナゴ道を切る” でしたー。


(写真は本物の天井板じゃなくて、模擬的に適当な杉板です。)




 イナゴというのは、こんなやつです。



 

 となりの天井板を挟み込んで押さえる役割をします。


 こんな感じ。



 手で引っ張ったくらいでは、抜けませんよ。


 

 このやり方にはいくつかのツボというかコツがありますが、その昔、現場で見て盗みました。



 2階から、先輩の仕事が見える座敷をこっそりと覗いて。


 作業の音がしないとすぐに怪しまれるので、玄翁、丸鋸、釘打ち機なんかを用意しておいて、適当に鳴らしながら、そーっと、見てましたねー。



 幅の広い板材の伸縮を上手く逃がしつつ、下から見たときには隙間が出来ないようにする、昔の大工さんの知恵ですね。


 さて、前回の日曜に書き溜めておいた記事も、今回で終わりです。


 お付き合い、ありがとうございました。ではでは。