2階建て以上の住宅であれば、縦方向への移動手段が必要である。

縦動線の中では、階段が最も一般的だが、階段にも急なもの、緩やかなもの、また直進階段、螺旋階段などさまざまな種類がある。

階段のほかには、はしごのようなあまり場所をとらない縦動線や、反対にゆったりと上がっていくスロープという方法もある。

これらを選択するうえで重要なのは平面的に占める面積のほかに上がるスピードである。
階段は急なものほど、ゆっくり立ち止まっていられないので、早く上の空間に行かざるを得ない。

スロープは平面的にも長く移動して上昇するので、時間もかかり、その分次の部屋に行くプロセスを体験できるのである。