避難所で何日か過ごすことになれば、同じ服のままではいられず着替えが必要になります。
でも、体育館などに大勢の人がいる状態で、更衣室や仕切られた場所が見当たらないと「どこで着替えればいいの?」と困りますよね。
まずは自分で場所を探して無理に着替えようとせず、避難所のスタッフに更衣室や着替え用スペースがないか確認しましょう。
避難所によっては、男女別の更衣室や女性専用スペース、パーティションで仕切った場所などが用意されることがあります。
避難所で着替える場所がないときはまずスタッフに確認する
見える範囲に更衣室がなくても、別の教室やテント、パーティションで区切った場所が着替え用として使われている場合があります。
案内が見つからないときは、受付や避難所の運営スタッフへ「着替えたいのですが、更衣室や人目を避けられる場所はありますか」と確認してみましょう。
政府広報でも、避難所ではテントやパーティションでプライバシーを確保し、女性の着替えや授乳のためのスペースとして活用することが案内されています。
東京都の防災情報でも、更衣室が設置されている場合は決められた場所を利用するよう案内されています。
更衣室が設置されていない避難所もある
避難所だから必ず専用の更衣室があるとは限りません。
東京都の「東京くらし防災」でも、着替え用の更衣室などが設置されていない場合があるとされています。
特に避難所を開設した直後は、居住スペースや物資置き場などの準備が優先され、プライバシーを確保できる設備が十分に整っていないことも考えられます。
だからといって、人目が気になる状態で我慢して着替える必要はありません。
着替え場所に困っていること自体を、避難所スタッフへ伝えて構いません。
同じことで困っている人がほかにもいれば、更衣スペースを設ける必要性を運営側が把握するきっかけにもなります。
人がいる場所で無理に着替えない
避難所では、大勢の人が共同生活しています。
着替えはプライバシーに関わるため、「少しくらいなら大丈夫」と周囲から見える場所で無理に済ませるより、人目を避けられる場所を確認する方が安心です。
内閣府の防災情報でも、避難所では着替え、おむつ替え、下着を干す場所などについて、それぞれの立場に配慮した環境づくりが必要とされています。
着替えるために、避難所の外や人気のない場所へ一人で移動することは防犯面から避けましょう。
必要な場所が見つからない場合も、まず運営スタッフへ相談することを優先してください。
更衣室を使いにくい事情がある場合も相談してよい
男女別の更衣室が設置されていても、すべての人が安心して利用できるとは限りません。
性的マイノリティの人をはじめ、性別で分けられた更衣室を利用することに不安を感じる人もいます。
東京都の防災情報では、男女別のトイレや入浴施設、更衣室などが使いにくい場合について、一人ずつ使える時間帯を設けてもらう方法などが紹介されています。
事情を詳しく周囲へ説明したくない場合でも、信頼できるスタッフへ個別に相談できないか確認してみましょう。
子どもの着替えも人目を避けられる場所で
子どもと一緒に避難している場合も、着替えはできるだけプライバシーを確保できる場所で行いたいところです。
更衣室や家族で使えるスペースがあるか、スタッフへ確認してみましょう。
専用スペースがない場合でも、「子どもを着替えさせたいので、人目を避けられる場所を使えませんか」と具体的に伝えると、利用できる教室や一時的なスペースを案内してもらえる可能性があります。
着替えポンチョや大判タオルがあると補助になる
更衣スペースがすぐ確保できない場合に備えて、周囲から見えにくくするための着替えポンチョや大判タオルを非常用持ち出し袋へ入れておく方法もあります。
ただし、こうした用品があればどこでも安心して着替えられるという意味ではありません。
まずは更衣室やプライバシーを確保できる場所を使い、着替えポンチョなどは補助として考えるのが基本です。
着替え用として選ぶなら、身体を十分に覆えるか、透けにくいか、脱ぎ着しやすいか、コンパクトに持ち運べるかを確認しておくと使いやすくなります。
着替えは非常用持ち出し袋にも用意しておく
着替える場所だけでなく、替えの衣類そのものが不足する可能性もあります。
災害直後から避難所で衣類が十分に配布されるとは限らないため、自分や家族に必要な着替えを非常用持ち出し袋へ入れておくと対応しやすくなります。
すべての衣類を何日分も持ち歩く必要はありませんが、下着や靴下など優先度の高いものを中心に考えておくと荷物を増やしすぎずに済みます。
中身が見えにくい袋や収納ポーチにまとめておけば、避難所内で取り出すときにも扱いやすくなります。
平常時に避難所の設備を確認できる場合もある
自治体によっては、避難所の運営方針や施設レイアウトを公開しています。
更衣室、女性専用スペース、多目的スペースなどがどのように想定されているか、平常時に自宅周辺の避難所情報を確認しておく方法もあります。
ただし、実際の災害では施設の被害や避難者数によって予定通りの場所を使えない可能性があります。
事前情報だけで「必ず更衣室がある」と考えず、避難したときに現地で確認してください。
まとめ
避難所で着替える場所が見つからないときは、人目のある場所で無理に着替えず、まずスタッフへ更衣室やプライバシーを確保できるスペースがないか確認しましょう。
避難所によっては、男女別の更衣室や女性専用スペース、パーティションで区切られた場所などが用意されます。
一方で、更衣室が設置されていない場合もあります。
平常時から着替えや下着を持ち出し袋へ入れ、必要に応じて着替えポンチョや大判タオルなども用意しておくと、突然の避難生活でも対応しやすくなります。