日本経済新聞が発表した2011年上期ヒット商品番付を見ると、横綱が不在となっている。
横綱不在はバブル崩壊の時以来、20年ぶりだそうだ。
東日本大震災により、新製品の発売見送りが相次いだことや震災で大きく変化した消費への意識を考慮したためという。
最上位の大関は、東が「節電ツール」、西が「『アフター4』販促」だ。
「節電ツール」は、LEDや省エネ型家電のほか、つる性の植物を使った「緑のカーテン」などがある。
「『アフター4』販促」は、サマータイム導入による「午後4時退社」から生みだされた商品だ。
前頭東筆頭には、「メードイン東北」が入った。被災地を応援したい消費者が、東北製の商品を積極的に購入した。
日本経済新聞の調査によると、東北産の商品を購入したり旅行に出かけたりする「応援消費」の動きが広がってるようだ。
けん引するのは30代以上の女性たちだ。買う機会の多い身近な食品から貢献しようと考えている人が多いためとみられている。
30、50、60代の女性は7割近くが「応援消費」を経験済みで、満足度も高いという。
一方、東北への旅行には9割以上が行っていないと回答。
日本旅行では東北地方への旅行は前年同期比7割減と大幅に落ち込んだ。ただ、予約は徐々には回復しつつあるようだ。
例年であれば、これから東北は夏祭りや避暑、登山やハイキングなどのアウトドアで賑わう季節になる。
秋の紅葉や各地の温泉もそれぞれ独特の雰囲気があり素晴らしい。郷土料理や海産物にも事欠かない。
平泉の世界文化遺産登録も正式に決定される見通しだ。
「応援旅行」もそろそろ本格的に始まることを期待したいものだ。