先日、日本テレビと小学館から、
芦原妃名子先生の作品、
『セクシー田中さん』をドラマ化するにあたり起こった、一連の騒動の報告書が発表されました。
どちらもかなりの長文で細かい報告。
しっかり、どちらも読みました。
Xでもつぶやいたのですが、
マンガ原作ありきのドラマなら、
まず、そのマンガへのリスペクトは当然ではないでしょうか?
マンガを読み、作者が何を伝えんとしているのか、
そこを読みとって然りだと思うのですが。
芦原先生も、「ああなるほどそうくるのか!面白い」と思える脚本が読めるなら、
一番良いが「ツッコミどころの多い辻褄の合わない改変」がされるなら、
しっかり、原作通りの物を作ってほしいとおっしゃっていたようで、
絶対原作通りというのではなく、
ドラマとマンガの違いをわかった上で、
まだ完結に至っていない大切な作品の、
言わんとしているところを崩さないでほしい…
とお願いしていた、とわたしは理解しました。
双方の報告書を読んで、どうしてもわたしは、
ドラマ制作側が上からものを言うような、
マンガにも原作者にも、
全く配慮に欠ける対応を繰り返したようにしか読めなかった。
ドラマを作るということは、
たくさんの方々が携わって、大きな金額が動き、
携わっている方たちの時間も有限でなどなど、
色々なことがひとつの作品を作り上げるために大きく動いているのは、
素人のわたしでも想像出来ます。
であれば尚更、その核となる部分は重要ではないのでしょうか?
小学館側にも思うことはあって、
その一番重要な部分、なぜ最後の最後、
芦原先生を全力で守ってくれなかったのでしょうか?
今回、日本テレビと小学館から詳細な報告書が出され、まさかこれで終わりではないですよね?
ここから、第三者を入れて検証を行い、
お互いが出した再発防止策が果たして機能するのか、今回の事が二度と怒らないようにするためには、どうすればよいのか。
それを日本テレビや小学館だけでなく、業界全体のことと捉えて、
より現実的な対策をたてていってくれるんですよね?
これからもマンガを愛する者として、注視いたしております。
芦原先生、セクシー田中さんの続き、
読みたかったです。