コロナによる経済不況で絶望している人は少なくないと思う。

でも今はまだみんな生きることに必死。

生きることに必死なときは余計なこと考えてられないから自殺は増えない。

自殺の波は多分、コロナの状況が落ち着いたときに来るかもしれない。

絶望する要素はたくさんある。今回の危機で多くの人が色んなものを失っている。

夢も希望も金もない。そしてどこも何もやっていない。

それでも、危機が去った後には普通に平然と、何事もなかったかのように街を歩いている人がいると思う。3.11の時の自分は、就職が決まらなかったけれども、就職が決まって働いている同期や友達がいたことも事実。彼らは人生を謳歌していた。

一体どこでどんな差が開いてしまったのかわからない。全くわからない。けれども、それでも危機の嵐が去った後、危機をずっと引きずる人と、危機が終わったら平時に戻る人とが出てくる。

 

そうなったときが本当の地獄の始まり。

社会は分裂が始まる。

 

平時の間に経済は回復するだろう。

でも、回復するには回復するための資源と土壌がいる。

かつての氷河期世代、サブプライム世代のように、令和のコロナ世代も苦境に陥るだろう。誰も助けてはくれない。

 

奈落の底から上を見たとき、こんなにも世界が違く、一般の人にとっての「普通」が僕にとっては普通じゃなかったのだとよく思ったし、今でも感じる瞬間はある。

 

もはや日本の中間層は崩壊して、上流、新中間層、下層、最下層に分裂しているんじゃないか。ほとんどの国民が下層、最下層だ。これからもっと多様化、細分化していくと思う。

 

それでも生き残る気力と目的を持てるエネルギーがあればいい。

それさえあれば生きていける。

 

第二次世界大戦で日本が焦土と貸した時、日本は絶望の淵に立たされたけれども、アメリカという超大国が莫大な投資をしてくれた。敵国とはいえ、日本が再興したのはアメリカがあったからだ。イデオロギー的には色んな意見があるかもしれないがそれは取り敢えず置いておく。

 

しかし今回はアメリカは助けてくれない。特に世界的な経済危機ともなれば自分で頑張れという話になってくる。どこも手一杯だ。

 

ある意味日本は窮地に立たされている。3.11の比じゃない。あの時はでっかい大砲で城の本丸にでかい風穴を空けられたが、今回は兵糧攻め。城の中にいる全員が少しずつ倒れていく。というか城の外(国外)自体が飢饉の状態。

 

夢も持てないこんな時代に、何を持って生きていけばいいだろう。