2.MAY.2020

コロナウイルスのため、緊急事態宣言が延期の運びとなる昨今の状況下で思うことがあった。

かつて3.11の時のこと。当時の僕は就活生で、就職活動はなかずとばずの踏んだり蹴ったりの状況、そんな中であの震災が起きた。その時僕が何を思ったか。


ラッキー


と思った。


。これを見た方はなんだこのクズと思うかもしれない。その通りクズだったと思う。なんでラッキーだと思ったかといえば、内定を貰えない、就職できないことの理由ができたから。

 

あの時は都市部から一切の電気が消えた。夜になれば都市部でも街が真っ暗になって、道路の信号の電気も消えた。蝋燭を立てた記憶がある。コンビニからも物が消えて物流もストップ、当時の悲壮感は筆舌に尽くしがたいものがあった。そんな状況下、ただでさえ就職内定が貰えない人間がどうあがいても就職が決まるわけがない。だから僕は自分の体面が保たれた気がして、このまま世界が滅べばいいと思った。

 

そう考えている人が現在のこの状況下でも一定数いる気がする。

 

間違っている。社会的に間違っているとか倫理的に間違っているとかそういう話じゃない。

僕の分身たちよ、違うんだ。そうじゃない。

 

こういう状況下でも努力している人間は常に努力をしている。


20代の若い社会人であれ学生であれ、何かしらの勉強をしたり、情報をかき集めたりしている。

僕の分身たちが安易に世界が滅ぶと喜んだり、社会が停滞して進歩しない自分と何も変わらないじゃないかと安心している間にも、この状況下でさえ社会も個人も進化し続けている。社会が止まって見えるのは怠惰な自分たちの幻想でしかない。社会構造が変わったり、今まで花形の産業が没落したり、政治や専門家会議の政策云々とかそういうマクロな話じゃない。ミクロの個々人の次元では、何かしらの進歩を遂げている人間がいる可能性がある。チャンスだと思っている人間さえいると思う。とっても不謹慎なことだから誰も言わないけれども。社会は確かに停滞している。全体が停滞している今、何を準備するかで平時に戻った時に大きな差が現れてくる。

 

早い話、三四郎の小宮さんが以前テレビで話していた記憶があるが、ノストラダムスの予言について。世界が滅ぶ前提で生きていたら小宮さんは一切勉強しないで留年したって話。小宮さんがポジティブで、今成功してるから笑える話。ちなみに僕も大学留年している。怠惰だ。

 

僕は自分自身が怠惰だったので3.11のときに世界が滅んで自分も出来るだけ苦しまずに死にたいと思っでた時期がある。これも今だから言える。社会の停滞や周りの停滞が、まるで自分の境遇と同じ、進歩してないで、みんな自分と同じ地点にいてなんか嬉しい、と思っていた時期がある。でも違う。進んでいる人間は常に進んでる。

こんな状況下でさえ進み続けている。

 

この状況がいつまで続くかはわからない。日経読んでると欧米は2022年の回復を目指してなんて話も出ている。でも、いつかは平時に戻る。その平時が今までのゲームと違っていたり、働き方が抜本的に変わっていたりすることはあるかもしれない。でも、本質は変わらない。準備し続けた人間、進歩し続けている人間はどこまでも先に行ってしまう。気付いた時には差が出ていて、自分だけ取り残される。

 

僕は自分の怠惰のせいでフリーターの期間が長かった。大学の時はろくに将来のことも就職のことも考えなくて、新卒ハローワークに通って得た仕事も3ヶ月でやめて、フリーターも長くやった。その10年弱のあとでようやく自分の甘さに気付いて今の仕事にありついた。途中から死に物狂いだった。これまでの景気回復や好景気のニュースも自分には一切関係無く、あまり記憶も残ってない。


3.11のあのときに、いやそれまでの間でさえ、もっと真剣に自分の人生について考えとけばよかったと後悔している部分もある。だからこういう時にこそ勉強して、次の世界の到来のために準備しておかないといけないと思う。

 

いまの僕にとっての世界の原則、

「生き残ること」。

それ以外ない。こういう時代は必ずくると思っていた。


考えてみれば高度経済成長もバブルも味わってない自分の世代は社会を楽観視していない。失われた20年、サブプライムと3.11しか知らない。まして不況は必ずくると言われていた状況下、想定ではオリンピック後だとか、日銀が株を売り出した頃合いにとか言われていたが、コロナがパンドラの箱をあけた。僕は5年前くらいから段々気付き始めた。好景気の時に不況の備えをするってこと。社会的変動があった時に平時の時に向けた準備をしておくこと。何が準備でどこまで完全な準備出来るかなんてわからない。ただ前提としてそういうスタンスを持つこと。

 

これから世界が元に戻るかはわからない。

でも世界が平時に戻る想定で準備をし続けることが懸命。もしも世界が滅ぶ想定で生きるなら、回復したところで自分が滅ぶ道しかなくなってしまう。平時に戻った時痛い目を見ないように。小宮さんみたいに、「なんで世界滅ばないんだよ!」って思わないように。


僕は小宮さんと全く同じ思考回路だった。

小宮さんのノストラダムスエピソードは小学校で教えてもいいくらい教科書的な話だと思う。

現代版アリとキリギリスというか。


今のうちに剣を研ごう。

社会的に大変な状況下なのはみんな同じ。

個々人の次元で見れば、社会のことなんて考えなくていい。(外出制限は守って)


他人がどうとか、社会がどうとかじゃなくて、今出来ること、準備出来ることを淡々と進めていくことが絶対的に大事。


僕みたいなダメ人間ならダメ人間なりに。

時々は紅茶でも飲んでアマプラやHuluで映画なりアニメなり見て。


コロナにかかって倒れたらその時はその時だ。

本当に問題なのは、生き残ったその先だ。


まぁ、とりあえず生き残ろう。