二つ前の記事の衝撃的な本に紹介してあった本の一つです。
図書館で借りていて、、この大忙しな年末に(笑)、、でも読み始めたら面白すぎて止まらず、今読み終わりました。
精神科医の神田橋先生と、作業療法士の岩永氏、臨床心理士の愛甲氏、編集者の浅見さん、発達凸凹当事者の藤家さんの四人の対談形式の本です。
この神田橋先生、精神科医の中の精神科医と言われる、カリスマ的存在のお方らしいのですが。
本当に、凄すぎるんです。
精神病の人も、発達障害の人も、見ただけでその人の脳のどこがしんどがってるから、ここを治してあげよう、ってその人の苦しんでいる症状にピンポイントでしかも超即効で効果が見えるような身体的アプローチをされたり、漢方、バッチフラワーも含めて、その人、その人のその時の症状にどんなものが合うかを見極めて処方されたり提案されたり。
神田橋先生のところにこられた患者さんたちは、お薬の量が減ったり要らなくなったりして、元気になっていかれるそうなんです。
でも、それは神業というのではなくて。
その人の未来をイメージして、どうやったらその人の苦しさがなくなるか、どうやったらその明るいイメージに近づくか、を考えて考えて考えて、、、のご経験から生み出された術で。
凄い方なんですが。
でも、「そこ」だと思うのです。
明るいイメージをもって、それに近付くにはどういうアプローチをしたらいいか。発達を信じて関わること。
発達障害を、社会だけのせいにしていてはいけないです。
変人は個性です、変人バンザイ。
だけど、変人っていうだけでなくて、感覚や身体的な部分の発達のつまずきが根っこにあって、それで苦しんでいたり対人面のつまずきに繋がって悩んでいたり、、それが発達障害であって。
「昔からこんな人どこにでも一人はいたよね..」っていう人が、生活や社会が変わったことで生きにくくなっているのだとしても。
じゃあ、その生きにくさは、生活や社会変化のどこからきていて、どういうアプローチをしたらその人が楽しく生きやすくなるかを探ること。
今は、その根っこの部分にアプローチをかけてあげればその人の発達パワーが上がるのだということが分かってきたから、次は、一歩を踏み出すこと。
そんなことを思いつつ。
『発達障害者は発達します』は、神田橋先生のお言葉です。
だけど、発達凸凹な三人の子供たちの成長をみてきて、それは母として感じてきたことでもあり。どこまで発達するかは、お楽しみなのですが(^-^)
神田橋先生によると、知的障害の方は、他の健常者の方の老化が進んでくる頃でも、確実に成長されていくそうです♪
少し前に講演を聞きに行ったADHDとASDのある当事者の方は、40代半ばですが、「周りが物忘れとかするようになってきて、あ、並んできたな~♪って感じてます♪」なんて楽しいことをおっしゃってました。
借りたけど、この本、やっぱり買って読み直します!
ヒントがいっぱい~♪
この年末に、、頭はお勉強モード突入(笑)
来年は、凸凹母も、またステップアップしたいものです!
ここへきて、繋がってきたことがいっぱいです。
来年は、もっと実際に身体を動かして、学んできたこと、感じてきたこと、子供たちに反映させてやれたらな、と思います♪
少し早いですが、楽しいクリスマス&よいお年を・・・