あまり詳しく書くと、どこの誰かがわかっちゃいそうなので

少しほんわりと書きますが

 

ちょい前にあったとある研修で

6人ぐらいのいろいろな事業所の方とグループになって

グループワークをすることになった。

 

そこで、スタッフ同士の情報共有はどうやっているか?とか

利用者さんへのアセスメントの取り方なんかを話し合ったのだけど

 

な・な・な・な・・・・・なんだーびっくり

話しが嚙み合わないあせるあせるあせるあせる

 

えーっと。えーと。

ちょっとビックリでしたが、情報共有について

 

「うちは共有ノートに書いてみんなが見るようにしています」

 

もちろん 「note」ではない。

普通の紙のノートだ。

 

グループLINEを使っていますという方は多かったのだが

そんな中にも「若い人はラインとか使うんやろけど、私らわからへんしねぇ」

とか言ってる人がいる

 

え、え、えー!  

「ねぇ」とかちゃうねん!

いったいいつの時代やあせるあせるあせるあせる

 

すまんが、ワシのところはグループLINEも使うしSlackも使う。

用途で使いやすいものを使っているだけで

他の事業所さんにはChatworkを使っているところもいくつかあった。

でも、上のように管理者が昭和のままで

自分から拒否してるようなところも多かった。

これじゃぁ、若い職員さんたちはやりにくいだろうなぁ・・・・。

 

アセスメントでは、コロナで在宅になっている方に面談できなくて困っているという話。

どのような面談や聞き取り、相談でも、電話に代えてもいいのだが

電話だと「他からもかかってくるかもしれないのに長電話するわけにいかないしねぇ」

とか言ってくる。

 

だから、いちいち「ねぇ」とかつけてみんなに同意させようとするなって!

 

ZoomとかTeamsとか使ってオンラインでやればどうですか?

対面での面談よりは確かに物足りなさはあるかもしれないけど

長電話を気にすることもいらないし、お顔も見れるのでいいですよとか言っても

 

「オンラインなんてそんなんどうやったらええのか。

機械もないし、そんなん経費かけられへんしねぇ」

 

えーっと。PCあれば・・・。webカメラだって2千円ぐらいで売ってるし。

ZoomもTeamsも無料ですが・・・・。

なんならLINEでもビデオ通話できますけど。

LINEの通話も無料だし、他からかかってくるという電話の邪魔もしませんが。

 

「パソコン使って、セキュリティーは大丈夫なんですか?」

 

セ・セ・セ・・・セキュリティー????

いったいホンマに

いつの時代の話ししてんねんはてなマークはてなマークはてなマーク

 

「そんなにパソコンもないしねぇ。

そちらは事業所に何台ぐらいありますの?」

 

な・な・な・・・・何台ぐらいって。職員、利用者すべてに1台ずつありますが・・・・。

PCも無くてスタッフさんはどうやって事務仕事してんねんやろって思って

「パソコンがあんまりないんですか?」って聞いてみたら

レセプト(請求事務)用のPCが1台あるだけです。と答えた事業所さんが少なくなかった。

 

マジでー!?!?!?!?

こりゃダメだ あせるあせるショボーン

 

福祉事業が、一般企業とズレてくるわけだ。

今どき事務所に連絡ノートを置いてる会社ないと思うよ。

PCが1台しかないような事務所ってないと思うよ。

PCもタブレットも使えないような上司のいる会社なんて少ないと思うよ。

 

本気で就労支援する気あります!?

 

自分達の職場が世間や時代からズレて取り残されてるってわからないのかな。

そんな事業所に就職の支援をしてもらうのって

利用者さんも心細いだろうなぁ・・・・・ショボーン

 

 

 

 

昨日書いたブログで

そんな事業所はサッサと辞めてしまいましょうとか

書いたけれど

 

ここは、大阪なので

一か所辞めても他にいくらでもA型事業所はありますが

他県では、そもそもA型事業所が少ないところもあるわけで

ちょっと無責任な発言だったかなあと反省。

 

いや、実際のところ大阪でも

次々にA型事業所が閉鎖したり、B型に変わったりしているので

ホイホイと簡単に他所に移動しにくくなってきているかもしれない。

 

一足飛びに就職するのには、まだ不安があるし

それでも、短時間なら作業もできるし

ある程度の収入がないと経済的に苦しいし・・・

A型というのは、福祉施設と企業雇用の中間的なポジションで

緩やかに就労へ進んでいける良いサービスだなあと思うのだけど

(確かにうちが最初にA型をはじめた7、8年前は

そんなイメージだったんだけど・・・)

 

事業所の作業売り上げで、給与分を賄うという

原則に厳しくなってきてから

ずいぶん変わってしまったなぁと思う。

 

昨日書いていた施設外就労についても

かつては、企業と契約した請負作業には

3名までの利用者さんに支援員1名というユニット(班)を作って

作業に入ることになっていたのが

今では、利用者さん7名に対して1名の支援員が巡回して

作業の様子を見ることで構わないということになっている。

 

つまり、以前は施設外の就労場所にはかならず支援員が

一緒にいてくれたものが

今は、利用者さんだけで作業をしているところに

支援員がちょこっと見に来るだけ。

 

以前はアスセメントや面談に通所してもらう必要があったのが

今は、それさえ施設外でOKになったので

施設外就労の利用者さんは、企業さんへ直行直帰。

こんなことできめ細かな支援になるのか!?!?とは思うが

それより事業所売り上げが重要ということか。

行政も、最初に設計した制度を厳格に運用することよりも

ここ十年間の運営の現実を基に

利用者さんにとってよりよい支援ができるような制度に修正していくほうが

正しいのでは????

 

う~ん。

このままでいいのだろうか。

もやもや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しくオープンしたA型事業所のほうにも

少しづつ見学相談やお問い合わせをいただくようになってきました。

ありがとうございます。

 

そんな中、もやもやっとしたことがありましたので

書きますー!

 

見学相談に来られたその方は

最近まで他所のA型事業所に行っていたとのことで

こちらの作業内容や勤務時間等々のご質問に答えていく中、

 

施設外就労はやっていますか?

 

とのこと。

うちは通常的に施設外就労をやっていないので

やっていませんが、施設外就労がどうかされましたか??とお尋ねすると

通所していたA型を辞めることになった原因が、その施設外就労であったらしい。

 

施設外就労というのは

事業所での作業ではなく

事業所が契約をしている企業さんのほうに行って

作業をすることで

インターンや、長期の実習をイメージしてもらえばいいと思います。

本当は、利用者さんが就職に向かうひとつのスキルアップとして

企業さんの中で実践的に就労スキルを身につけるという制度じゃないのかなと思うのですが

 

A型の事業所売り上げを上げろ上げろと行政が言うようになって

数年前から施設外就労を取り入れている事業所がとても増えてきています。

事業所内で例えば内職仕事のような軽作業をしているだけでは

どんなに頑張っても月の売り上げはそこそこぐらいにしかならないので

直接、近隣の企業さんから作業を請け負い

売り上げ金額を上げているというところが多く見られます。

 

そして、何故か行政のほうも、利用者さん1名あたりの面積に規定があり

その数値に基づいて厳格に事業所の定員が決められるのですが

この施設外就労については、作業に行く企業さんの環境面には関係なしに

事業所に定められた定員の同数までの利用が認められています。

つまり、定員20名の事業所であれば

1日に利用できる方の数は20名までですが

施設外就労の制度を使えば、事業所内20名+施設外就労20名の

合計40名が1日に利用することができます。

つまり、事業所の固定費はそのままで、収入となる訓練給付費を倍もらうことができるという

謎々な仕組みになっています。

 

更に、利用者さんが就職するとなれば、当然ながら企業さんも最低賃金であったり

その他法令に定められた待遇を守らなければなりませんが

施設外就労は作業に対する請負契約なので、例え社員やパートさんと同じ作業をしたとしても

企業は事業所と契約した金額だけの支払いとなります。

事業所がもらった金額を利用者さんの作業時間単価に計算しなおしたとして

最低賃金を上回る訳がなく、大抵の場合ものすごーく安い金額にしかなりません。

 

簡単に言ってしまえば、「施設外就労」本来の、利用者さんの就労スキル向上のための

実践実習という意味合いはどこかに行ってしまって

ただ事業所の作業売り上げを上げるために、めっちゃ安い賃金で利用者さん達を

派遣しているだけみたいになってきています。

 

ご相談に来られた方の話では

急に職員から来週から施設外就労に行ってきてくださいと言われ

自分の将来を希望する職種でもなんでもない、ゴルフ練習場の掃除に早朝から行くことになり

断ろうとすると

A型利用者は事業所に雇用されているのだから

事業所の売り上げに貢献することは社員の勤めだと諭され

嫌々数か月働きに行っていたが

だんだんと体調も悪くなって休みがちになってしまって

結局、事業所を辞めることになったとのこと。

 

 

 

 

 

なに!?このもやもや!?!?

利用者さんの希望や体調のことより事業所の作業売り上げを優先している

その事業所がクソなのか。

こんな結果になりそうなことを助長している行政の在り方がクソなのか。

いったいどうなってんねん。

 

体調崩してまで施設外就労に行く必要はないので

そんなところはさっさと辞めてしまいましょう。

そんなところでどんなに頑張っても何も報われないです 

ありえないです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

今の職場のひとつ前は

知的障害の方の利用を専門にした就労移行支援に勤めていた。

清掃や軽作業をしていて

結構施設外にも清掃現場がいくつかあったので

作業のできる利用者さんを中心にチームを組んで

施設外での清掃作業も一緒になって行っていた。

 

そこでの同僚の話しになりますが

ちょうど新卒で入社してきた小柄な女性職員がいた。

小柄であるのと同時に顔だちも幼く見えるほうだったので

高校生といっても誰も不思議に思わないような人だった。

 

ただ、とにかくその人は手際がよく

とにかくよく気がついて

常に周りをみていて、臨機応変もなんのその

とにかくすごく仕事のできる人だった。

自分とは親子ほどに歳も離れているが

いや、ほんとに感心するぐらいしっかりしていて

てきぱきてきぱきとみんなに指示を出しながら

自分も猛烈に作業ができるので

その人と同じチームになったときは

とても心強かった。

 

そんな彼女のひとつ残念なところは

とにかく、いつも怒り口調で

のんびりしたり、笑顔を見せたりがないところだった。

まぁ。キビキビと仕事をするので

息も抜けなかったのかもだけど・・・・。

 

 

その人と、そこを退職してから2年ほどして

当時の同僚数名と飲みに行くことがあった。

 

そこには、あの頃とは全然違うニコニコと笑顔を絶やさない

のんびりした口調の彼女がいた。

冗談もよく言うし、よく笑うし、よくしゃべるし

当時と全然違っていたので

あの頃はいつも怖かったよねwって声をかけると

 

えー、今でも仕事場は変わらないですよー とのこと。

どうして?普通にしているほうがずっといいのに???

 

 

入社したときに、課長から

「あなた若くて可愛いからいつも

怒っておかないと利用者になめられるで」

と言われたんです。

「利用者になめられたら終わりやで」と。

 

 

 

 

 

あぁ、あの課長ならいいそうやなあと思いながら

ちゃうちゃう。そんなことないしー。

そんなふうに相手を怖がらせて関わっていたら

いつまでたっても信頼関係は作れへんやん。

もっと利用者さんのことを信じないと ショボーン・・・。

 

それから会ってないので

その後どうしてるのかわからないのですが

とりあえず、そこの事業所は相変わらずな感じなのは

風の噂で耳にします。

 

 

残念・・・。

 

 

ここで何度も書いていることですが

どこの事業所を選ぶのもどこをどれだけ利用するのも

それは利用する側の自由です。

 

ということで、うちの事業所を利用している方が

他所に興味がある、あちらに移りたいというお話も

時々いただきます。

先方に連絡をして、可能であれば見学や体験に同行して

橋渡し的なことも行います。

 

特に就労移行やB型は

複数の事業所を利用することも可能なので

特別なスキルや資格取得をサポートしてくれる事業所であれば

こちらが2日、先方が3日で週5日の利用にという場合もあります。

 

ということで、他所の事業所さんにもよく行きます。

事業所ごとにカリキュラムや運営の仕方などに特色があるので

他の事業所を見ることも勉強になるなぁと。

うちでもできるところがあれば参考にさせてもらったり

興味のあるワークをやっておられたら

見学をお願いしたりしています。

 

そんな中でちょっと気になる張り紙が・・・。

 

トラブルのもとになるので、Line、SNS等の

連絡先の交換は禁止です。

 

うーん・・・・・。ちょくちょく見かけます。

そして確かにトラブルも多いです。

なので、トラブル防止のために禁止するのもわかります。

別に悪いことではないと思います。

 

ただ、就労支援事業所であるので

みなさん最終的には就職が決まり卒業していくのですが

 

社員同士が連絡先を交換するのを

禁止するような会社はないんちゃう??

 

社会にでてトラブルになってしまうぐらいなら

事業所にいる間に多少トラブルになって

その対処法を身につけることが大事なんちゃう?

それをサポートするのも支援じゃないのかなぁ。

 

 

 

 

うーん・・・・・。

禁止の張り紙を見るたびに

もやもやしてます。