1時間目の授業を舐め腐った時間にアラームを設定したことを、なんの後悔もなしに親指で止めて、シャワールームへ向かった。
ただ運が悪いことに
シェアメイトのスペイン人に
すでに使われていた。
大量に飲んだハーブ酒のせいで
昨晩にシャワーを浴びなかったことをちょっぴり後悔する。
それならばとリュックに入っていた
12個入りのフランス産のミルクパンをかじった。これで朝ご飯は終了。
荷物を詰めて、あとはシャワーを浴びるだけにしたところで、どうやらスペイン人が使い終わったらしい。ドアが開く音がした。
時刻は9時。
1時間目はもう始まっていた。
シャワーを少し焦りながら浴び、
自分の情けなさに内臓がチクチク痛む。
シャワーを浴び終えて
自然乾燥への最大限の信頼を誓い、
足早に家を出た。
階段を降りていると
下からお兄さんが上がってきた。
「ハロー。」
「ハロー。」
彼と僕は入れ違いの直前のタイミングで
挨拶を交わした。いい匂いがした。
アパートを出るとすぐに
前に5羽のハトが前に立ち塞がる。
日本よりも頑固で強いハトを
慣れた足付きで追い払う。
すると近所の人だろうか。
大きい犬を?散歩をしていた。
彼女は僕を見てニコッと笑う。
だから
「ハロー。」
すると
「ハロー。」と返ってきた。
歩いて15分。学校に着いた。
時計を見ると9時半だった。
よく変更される教室を
受付近くに貼り出された紙で再確認して
教室へ向かって扉を開けた。
今度は少し申し訳ない顔をしながら
「ハロー。」
するとみんなも「ハロー。」
空いている席に座ると
隣にいるオスカルとアレックスにもう一度
「ハロー。」
すると彼らも「ハロー。」と言う。
さぁ!また今日も1日が始まる。