約1年ぶりにあった彼は
痩せこけていて
目の前に私がいるのに
満面の笑みで飛びついてくる以前とは
全く異なっていた。
それを見て、どこか悲しくなって
そして励まされた。
「私ももっと頑張るよ。
あなたがこんだけ頑張ってくるんだから。
だって、あなたは私に色んなものを与えてくれた。
けど、私はあなたに何も与えなかったね。
本当にごめんね。」
体の毛も抜けてしまっていて
弱々しいその姿と過去の元気だったときの姿は
あまりにも違いすぎて、
むしろ精神的なダメージは感じなかったんだ。
私たち人間もいつかそうなるんだ。
そう思った。
「いつか原っぱに連れて行って思いっきり走らせてあげるから。」
そんな口約束は人間との約束とは違い、
一方的な思いであり、何の拘束力も持たない。
それをいいことに、、
「ごめんね。
でもこれだけは約束する。
本当に愛してる。」