間取りのご相談の中でも
ほとんどのお客様が
収納スペースがたくさん欲しいと
おっしゃいます。

1件のお家で必要な収納率は
12%から14%です。

収納率とは、クローゼットや玄関収納などの
床面積の割合です。

例えば、標準間取りとなりつつある
キッチン横のパントリーは、必ず棚を作ります。
5段の棚をつくれば、収納力は床面積の
5倍に増えるのです。

また、CADで収納率計算をすると
あくまでも、床面積での算出なので
キッチンや洗面台の収納は入りません。

市販のシステムキッチンの収納力は
素晴らしく、調理器具はほぼキッチンの中に
納まります。

平面図だけをみていると
収納少ないのかな・・・と
不安になる気持ちはとてもよくわかりますが
実際に3Dでお家が完成した時に
収納がたくさんあると笑顔になるお客様が
ほとんどです。


収納スペースには、気を付けなければならない
盲点があります。

収納スペースが多いと
お家が片付くと思い、たくさんの収納スペースを
確保してしまうと、居住スペースが少なくなってしまいます。
また、両立させようとすると、建築面積が大きくなり
建築コストがあがります。

近頃のお家は高断熱高気密がスタンダードなので
1坪の金額が20年前の1.5倍~2倍に
上がっています。
そこまでして、所有しておきたいモノなのかを
しっかりと見極める必要があります。

人のためのお家なのか?モノのためのお家なのか?

大きな収納スペースをつくると
収納破綻を起こす危険性が上がります。

賃貸住宅から1戸建てのお家に引っ越した時には
お家がすっきりと片付いていたのに
2年後 3年後
モノが増えて、いつの間にかごちゃごちゃっとした
お家になってしまうという方は、収納スペースが多い
安心感から、不必要なモノを買い込んでしまうのですね。

私の大好きな量子力学的な考え方からも

使わないモノ
着ない服などからは、周波数の良くないエネルギーが
放出されます。

なんとなく
どんよりとした空気

ご自身がモノの立場だったとしたら
ずーっと納戸に置きっぱなしにされて
忘れられているとしたら
悲しいと思いませんか?

ミニマリストを目指す必要は
ありませんが

自分のお気に入りのモノを大切に使い
共に丁寧に暮らす

きっと充実した人生になることでしょう!!


皆様のお家創りの参考になったら嬉しいです。