じっちゃんに似ていて、
いつも気になっていたレジデントが、
天に召された。
最期の数週間は、
急激に体調が悪くなり、
それと供に気持ちも落ちていっていた。
スタッフを怒って叱りつけたり、
気弱になったり、
ボーッとしたり、
いつもの彼からかけ離れて、
その言動も覚えてないことも多かった。
「(頭を指差しながら)どうにかなっちゃってるんだよ!早く死にたい。」
そう漏らし始まっていたので、
ナースにもレポートし、
スタッフ皆で様子を慎重に観察していた。
もっと彼の話を傾聴してあげる人がいた方がいいと思い、
ボランコーディネーターにも、
訪問ボランティアもリクエストしたところだった。
死にたいと言う、
本人の希望が叶った今、
喜んであげるべきなんだろうけど、
じっちゃんみたくて、
もっと一緒に過ごしたかったな~とも思ったりもした。
また人の「命」が消え、
色々なことに想いを巡らす日だった。
ご冥福を心より祈った。