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モールシン部

モールシン&ムリダンガム奏者 竹原幸一のブログ

2012


1月



●14日(土)国分寺ポンガル @カフェスロー 国分寺 

開場:17:30 開演:18:00
料金:3,500円 (ミールス食べさせられ放題・1ドリンク・ミュージックチャージ含む)
会場:カフェスロー 〒185-0022 東京都国分寺市東元町2-20-10
    TEL : 042-401-8505 
    

☆料理:マサラワーラー
☆司会・SHOP:まちかど倶楽部
☆南インドのパーカッション ガタム:久野隆昭 モールシン:竹原幸一
☆バラタナティヤム 堀友紀子
☆ハピドラム 田中真知



●25日(水) 即興演奏ナイト @平井Time After Time

21時~ 投げ銭


【出演】

助川太郎 (ギター、口琴)

岡野勇仁 (鍵盤ハーモニカ)

徳久ウィリアム幸太郎(ヴォイス、口琴)

幕内純平(口琴、ビリンバウ)

竹原幸一(インド口琴)


●28日(土) ティヤーガラージャ・アーラーダナー in 東京 @品川シーサイド


(Private)


さて、細かい話しはさておき、「口琴」とはどんな音がする楽器でしょうか。僕もたまにライブのときに説明をしなければならない時があります。論より証拠、こんな音ですよ、と鳴らしてみるわけですが、それに加えて「アレ」の音です、と紹介すると、70年代に少年少女時代を過ごされた世代の方々はピンとくるようです。そして皆さまニッコリとされます。


「アレ」とはこれです。



素晴らしいですね。「根性・根性・ド根性、泣いて笑ってケンカして・・・」僕もかくありたいものです。昔の偉人は言いました、元気があれば何でもできる・・・。




ピョン吉のイメージとピッタリなので皆さん憶えていらっしゃるのでしょうが、それに比べると「天才」「バカ」のイメージとしてはインパクトが弱かったのでしょうか、「そうだったのか」という反応が目立ちます。でも、口琴サウンドは冴えています。




素晴らしいですね。0'10"の一発がたまりません。希望のある、前向きな時代だったのでしょう。この時代も、あの天才から「これでいいのだ」と一蹴していただきたいものです。




せっかくなのでもう一本ご紹介させていただきましょう。口琴マニアの間でも名曲の誉れ高い「妖怪にご用心」。70年代の名作テレビアニメ「ドロロンえん魔くん」のエンディングテーマです。



素晴らしいですね。幻想的で大好きな曲です。アニメーションも秀逸の一言。イントロでは哀愁漂うハーモニカの演奏が入っていますね。余談になりますが、中国語では「口琴」というとハーモニカを指し、Jew's Harpは「口弦」というそうです。



他にも、テレビ、ラジオ、映画、CMなどの効果音や挿入曲で口琴は人知れず大活躍をしています。これらはミュージシャンもしくは音響効果さん(通称「音効さん」)の演奏と推測されていますが、実際に誰の演奏によるものかはマニアの間でも未だ不明とされています。情報をお持ちの方、是非ご連絡を。

もっと良くお知りになりたい方は「日本口琴協会」のHP(http://www.koukin.jp/)もチェックされてみてはいかがでしょうか。意外な情報満載です。ハレ・ダイスケさんのHPも勉強になります(http://www1.plala.or.jp/hare/)。南インド口琴「モールシン」については拙HP「モールシンの領分」をどうぞ(http://www.morsing.jp)。




最後に、意外といえばコチラ。

タカナドムカディン!

アルブレヒツベルガー (1736-1809)

「口琴とマンドーラのための協奏曲 ホ長調&ヘ長調」

オーストリアの作曲家・オルガン奏者で、ベートーベンの作曲の先生でもあるそうです。CDがオルフェオというレーベルからリリースされています。
タカナドムカディン!-morsing2


「モールシン」は、南インドの古典音楽、「カルナータカ音楽(カルナーティック音楽)」で使用される「口琴」です。「こうきん」と読みます。英語で「Jew's Harp(ジューズ・ハープ)」。


「口琴」は「太鼓」とか「笛」のように、固有名詞でなく、楽器のジャンル名です。例えば笛でも尺八、ケーナ、オカリナ、リコーダーといろいろありますよね。口琴も世界中にあります。有名なのはロシアのサハ共和国で、ここでは口琴が国民楽器という位置に君臨しています。日本だとアイヌ民族の「ムックリ」、江戸時代に大流行して禁止令まででたという「びやぼん」、さらには平安時代のモノ。平安時代のものは平成に入ってから埼玉県大宮市で発掘され、まだ詳細は謎に包まれています。

これら世界の口琴たちはそれぞれ個性的な形状、演奏スタイル、土地土地での名称を持っています。素材は金属か竹がほとんど。なかにはヤシの木や動物の骨なんていうものもあります。


さて、南インドの口琴は「モールシン」。一番上の写真です。鉄でできています。ちなみにアイヌ民族の「ムックリは」こんな型。竹製です。

タカナドムカディン!-mukkuris


ベトナムスタイルの「ダンモイ」。真鍮製です。金色の部分が口琴、赤い部分はケースです。

タカナドムカディン!-vietnam


鉄製の口琴3種類。左からハンガリーの「ドロンプ」、パキスタンの「チャング」、日本の「伯光口琴(のりみつこうきん)」。日本のものは、僕が尊敬する若き天才鍛冶屋、目次伯光先生の作品。そのクオリティは世界トップレベルです。

タカナドムカディン!-iron morsings


広くて深い口琴の世界。どんな音がするのか、どうやって演奏するのか、どんな音楽が演奏されているのか・・・。そして僕の専攻「モールシン」について、これから少しずつ書いていこうと思います。