今私のお気に入りの詩集が、伊東友香の「神さまのいない場所で」。
56篇の詩が収められているこの詩集、ガツン!と響くとか、グッ!と来るとか、そんな力強さではなく、ふわ〜ぁっと、そしてす〜っと沁みて来る。
静かに潤す湧き水のように、大地に草木に心を浸し、それはまるでオアシスのように、透明な安らぎがそこにある。
彼女の存在を始めて知ったのは、2004年の初詩集「寂しがりやのひとり好き」を、書店で見つけた時。
まずは題名に惚れた。
私の事?と、手を伸ばした。
立ち読みでパラパラとページを捲ると、気になるフレーズが目に入る。
あれから彼女のファンになった。
本当は
心の声に耳を澄ます
何もやりたくないと言っている
夢中になっている振りでもするか
あっという間に死ねるように
死にたいと思うのも
生きたいと思うのも
難しい人がいる
まるで私?
「神さまのいない場所で」で書かれている言葉も、彼女が私の胸のうちを知っているかの様で、もしかしてあなたが神さまですか?と笑ってしまった。
著名人が寄せた書評もとても良い。
[リリーフランキー]
ここにある言葉は歩いてやってくる。そして気がつけば、心の椅子の隅っこに膝を抱えて座っている。
[鈴木涼美]
残された者の引き受けた孤独にこそ、神様は宿るのかもしれない。
[藤原新也]
誰も気づかない底なしの哀しみから溢れ落ちる、慈しみの水滴。
気持ちが渋滞している人にお薦めの一冊と言える。
先日、知人の息子が、彼女と神戸に旅行に行ったお土産と、es koyama のチーズケーキを私にくれた。
なんですか?この美味しさは?
同じ物を作ってみたい、レシピが知りたい、と検索したらあっさり見つかった。笑
年末年始もお一人様の私、ケーキ作りに励みます。
今朝は、冬らしいパキッとした感じとはまた少し違うが、空気が美味しいと思い空を見上げた。
美味しいに満たされる、そんな私はきっと幸せ。
