知人男性、自営業、既婚者の話し。


娘が一人いるが嫁いで別世帯、といってもスープの冷めない距離に彼が家を建ててあげた。


彼には20年、深いお付き合いをしている女性がいる。


彼の嫁と面識はないが、私達の間では彼女が彼のパートナーとしての位置付け。


嫁は30年近く鬱病らしく、食事も作らず洗濯もせず、彼は仕事帰りにスーパーに寄りその日食べたい物を買って食べている。


朝昼晩自炊って、専業主婦が家にいるのに。笑


料理上手な人なので、自炊は苦にならないらしい。


嫁は毎日料理もせずに何を食べているのか聞いたら、買って来たパンを食べているらしい。


洗濯もしないので、自分の洗濯は会社で済ませている。


多分嫁は、夫がどんなパンツを履いているのかなんて知らないだろう、と推測。


漂白剤で落としきれないちょっとした汚れは、彼女が手洗い、もしくはクリーニングに出している。


休日は毎週彼女とランチに出かけ、年に数度の旅行。


旅行は、嫁には付き合いのゴルフという事にして、カレンダーに書いておくそうだ。


それを信じているのか、それとも夫に興味がないのか。


私はずっと、黙っていれば自分の生活は確保出来る、と思っているものだと感じていた。


バカでなければ、その方が得策だからだ。


一人で生きて行くのはなかなか難しいだろうし、これまで働いても来なかったのに今更労働なんて無理だろう。


毎月自分の為だけの生活費(パンを買うには充分過ぎるくらいの金額)を貰い、自分で掛けても来なかった年金を貰い、光熱費がいくらでガソリン代が毎月いくらで、税金がいくらでなんて一切気にしなくても全て夫が支払ってくれる。


確保された生活を手離すなんて、バカじゃなければしないはず、と思っていたら違った。


どうやら1ヶ月前くらいから、彼の行動を把握しているらしくて、耐えられないので弁護士を付けて欲しい、それまでは家に帰って来るな、と言われたそうだ。


私、爆笑!


第一声が、今頃?だった。笑


行動を把握している、といっても午後からの行動のみで、それはきっと午前中は寝ているからだろうね。笑


弁護士を付けろ、って自分で付ければ?だし、そもそも彼はこれまで別れたいと何度も嫁に言い、その都度別れるなら死んでやる、と自作自演の自殺紛いの車の単独事故を起こして彼を縛り付けて来た。


鬱病が辛いから入院したい、と入る部屋は毎回特別室で、数ヶ月の入院代の数百万円も嫌味の一つも言わずに払ってやっている。


長男の嫁にも関わらず、お仏壇の世話もせず、世話をせずどころか手も合わせず、月命日やお彼岸には彼女がお供え物を彼に渡しているそうだ。


何年か前に一度だけ彼に聞いた。


嫁との夜の営みは?


返って来た答えは、子供を妊娠した時が最後でそれ以来指も触れていない、とか。


仕事を終えて帰り、嫁から聞く言葉が、もう死にたい、もうこの世からいなくなりたい、では発情しないよね、と思ってしまった。笑


今回の騒動が起きる前に、彼に言った事がある。


スマホに気をつけて!


いくら寝室が別でも、あなたが寝た後にこっそり見られないように、彼女との関係を続けたいなら用心することだね!と。


彼は呑気なのか、バレないというどこから来る自信なのか、嫁はそういう事しないから、と言い放った。


今回スマホの位置情報共有がオンになってたらしいので、だから言ったじゃん、と言ったら、いやこれはスマホを買った時に、いわゆる初期設定の段階でオンになってたんだ、嫁にこんな事が出来るはずがない、と言ってて呆れた。


じゃ、ずっとオンで良いんじゃね?笑


あなたの嫁ね、インスタはしてるわ、口コミ書いてるわ、まぁまぁスマホ使いこなしてると思うけど?


私インスタしてるけど、文字入れ解らなくて放置してるけど?笑


なんだろうね、自分の嫁はそういう物に疎くて、これは誰かに頼んでやってもらった、と信じて疑わないのは。


疲れる!笑


優しい男って、結局の所、ただの優柔不断なんだという見本みたいな男。


ただいま家を出て、会社で寝起き、これ以上体を壊さなければ良いけど。


彼女に聞いた。


で、彼と別れるの?


私は別れる別れないに拘っていなくて、ただ彼が一日でも長生きしてくれればそれで、と透き通った瞳で静かに言った。


そうだよね、命あってこそだよね、と深く共感。


芥川龍之介の侏儒の中にある、恋愛はただ性欲の詩的表現を受けたものである、少なくとも詩的表現を受けない性欲は恋愛と呼ぶに値しない。


そんな恋愛ではもはやない、それを超越した物が彼女の中にはあるのだ。


彼は難病指定者、彼が発病した時に調べた生存年数の平均は十年、あれからもう八年が過ぎた。


彼女は痩せていく彼を案じ、食事の世話にメンタルのサポート。


嫁、という肩書きに胡座をかいている者との差はいかに。


私の嫁歴はたったの三年、嫁を語るには足りない年数だけど、嫁の定義を考えた時に、彼の嫁は字の如く、家にいる女そのものだと感じた。


ただそれだけ。


なんか、どっちも寂しいって話。






君と離れることを

寂しいとは思わない

だって運命の人っていうのは

どんなに遠く離れても

またいつか巡り会える

そういうものでしょ?









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