ほんの少しの違和感が、カフェオレみたいに混ざり合った相手に対する感情。


わずかな歪みが出来て、それを放置していたら自分に負荷がかかったのか、顎に大きな吹き出物。


あーストレス!と呟く。


花粉の飛散が多くなり、アレルギーから瞼が赤くなり少しの痒み、化粧水をつけるたびに滲みないかビビる。


あーストレス!アゲイン。


毎朝起きる時間が決まっていて、朝食のメニューはいつも同じ、食後午前中にする事をこなし、昼食後午後からの用事を済ませ、夕食は軽く食べてお風呂に入り、夜の数時間は読書をしたり映画を観たり。


それが私の今の日常。


こうやって考えると、人って変わる。


以前の生活からは想像すら出来なかった日常だが、今はこのスタンスを大事に生きている。


たまにアクシデントがあったりして、予定外の時間を過ごすとドッと疲れが出る。


毎日何も変わらずにいられる事こそが、当たり前の日常がいかに有難い事か。


普通って尊い。


自分の人生を目一杯に楽しめる時間って、もうそんなに多くはない、と思える年になり、最近少し焦る。


後悔したくないから慎重になるんだが、慎重になって事を先延ばししている余裕なんてそうないし、そう思いほんの少しだけど早歩きしている感覚がどうも気に入らないでいる。


二度とない人生だから、今世で完結しておかなければならないのだ。


だって、来世も人間なんてごめんだから。笑





二度とない人生だから

一輪の花にも無限の愛をそそいでゆこう

一羽の鳥の声にも

無心の耳を傾けてゆこう


二度とない人生だから

一匹のこおろぎでも

踏み殺さないよう心してゆこう

どんなにか喜ぶことだろう


二度とない人生だから

まず一番に身近な者たちに

できるだけのことをしよう

貧しいけれど心豊かに接してゆこう


二度とない人生だから

つゆくさの露にも

めぐりあいの不思議さを思い

足を留めてみつめてゆこう


二度とない人生だから

のぼる月しずむ月

まるい月かけてゆく月

四季それぞれの星々の光にふれて

わが心を洗い清めてゆこう





先日、知人とランチに行ったお店の奥様が元パティシエで、食後に別メニューで出されるスイーツの評判が良いらしい、と聞いていそいそ出かけた。





私が滅多に作らないブリュレ。


砂糖ってある意味毒。笑


家では相も変わらず作っている、パウンドケーキ。


やっぱりパウンドケーキが一番好き。





アップルシナモンに凝って、続け様に20本は焼いているだろうか。


バターの消費が半端ない。笑


家中に広がる焼き上がりのケーキの匂い、これが幸せの匂いかも、と毎度思い鼻をクンクン。





今日は風が強くて、朝カーテンを開ける前、バタバタする音を霰が降っているのかと勘違いしたくらい。


花粉も多いのか、遠くが霞んで見える。


それを見ながら、物事は霞んで見えるくらいで丁度良いのかも、と思う。


不透明から生まれた色みたいに、息絶えた時の色が目の前を流れている。