昨夜アマプラで映画を一本観た。
いつも検索で悩んで、絶対にこれが観たいというのもなく、あなたにおすすめを見ても、いやいや私こんなの趣味じゃないんだけど、というものが多くて、決めるのに無駄な時間を費やしている。
別に何でもいいのに、何でも良くないんだろう。
昨日は散々迷って、決めたのはデミムーア主演のブラインド。
私の中でショートカットのイメージが強かったが、その映画の中の彼女は、ロングヘアーの円熟された大人の女性だった。
内容は、ざっくりと盲目の元作家に小説を朗読する仲から恋に発展するというもの。
恋ってある日突然出会うもの、とはいえ、そうそうある日突然恋に落ちるなんてない。
恋ってどんなんだっけ、と考えてしまった。笑
今朝、パソコンで書類を作って、その後紅茶を飲みながら何気にインスタをダラダラ見始めて直ぐに目に飛び込んで来たもの。
盲目のピアニスト、辻井伸行氏の言葉。
僕は目が見えないのに
お母さんは美術館に行って
絵のことをたくさん話してくれました
美しい空や
美しいもの
風のささやきを
心の眼で感じられるのは母の影響です
目は見えなくても
心の眼は見えているので満足している
だから
今から見えるようになりたいとは思わないよ
見えなくてもいい
だけどもし一瞬でも見えるなら
お母さんの顔が見たいです
朝から泣いてしまった。
窓にあたる滴が数を増やす、そんな雨の一日のまだ始まって時間の経たない朝に、涙の海に溺れそうになる。
涙は人間の作ることが出来る一番小さな海。
その小さな海を持つ人が、今日はどれだけいるのだろう。
そんな事を考えた朝。
今日のおやつは何にしようか、悩んで作ったアップルパイ。
カスタードクリームを入れたかったが、面倒で手抜きの割には味は良い、と自画自賛。
シュトーレンを入れようと思い買った器だが、シュトーレンがあまり好きではなくて、未だクリスマスに活躍出来ていないナルミの物。
これまで何年もの間、ひとりぼっちのクリスマスの私と器。
今年は着飾ってみようか。