HITOTSU学と日本人としての目覚め* | ー Dignified eleganceー 今ここを最高に美しく☆認識を美学する

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日本オリジナルの教育技術「nTech」を今ここに活用し、誰もが自分のDignity(尊厳)を咲かせる生き方が当たり前になる世の中にしたいです。日本を世界の学校に✨

16歳の時にロサンジェルスにホームステイをしたことがきっかけで

私の西洋びいきは加速しました。また日系アメリカ人の親戚のティナと

マークの自由なライフスタイルへの憧れもありました。


帰国後は物理理系だった進路も文系へ切り替え、私に似合うのは

やっぱりグローバルな国際舞台しかない!と勝手にたかをくくりました。

しかも大学に行ってまで必要以上の英語力はつけたくはないと思い、

フランス語を専攻し、英語は外語学院に通い海外のカレッジに通える

くらいのレベルまで習得しました。

就職活動は2社程しましたが、あっさり辞めて海外で

インテリアデザインを学ぶことにしました。


学生時代に大使館や領事館のイベントなど、国際会議のボランティア

としての関わりを通して、政府関係の人脈が多かったことから、以前

日本大使館にいた友人のいるカナダ・モントリオールに行くことにしました。

またモントリオールは音楽や芸術も盛んであり、バイリンガルでフランス語

と英語の両方が使えたし,建築を始め街全体がヨーロッパの影響を受けて

いることから、他の州とは全く違うマルティカルチュアルな文化を持って

いたのも関心のひとつでした。



カレッジで学び始めて、最初に感じたこと。

日本の常識は日本でしか通用しない。



モントリオールは本当にマルティカルチュアルでした。

クラスメイトの大部分が4ヶ国語、5ヶ国語を

母国語と同じように話すことができる環境だったのです。


"How many do you know? I know 4."


3ヶ国語しか分からない私はもちろん非常に形見の狭い思いをしました。

一番多い子で、スウェーデン出身のヘブロンは7ヶ国語が母国語と

同じように話せました。


そんな中で建築、インテリアデザインの話しをするのですが、

途中英語からフランス語に切り替わり、イタリア語になったり

スペイン語になったりとか当たり前の環境でした。



ついていけねーーーーと思った日々もたくさんありましたが、

意外といろんな国の友だちの文化に溶けて楽しく過ごしていました。


フランス系カナディアンのアリソンの実家でクリスマスを過ごし

イギリス系カナディアンのエリザベスのお家で

ギリシャ人のルームメイトとディナーを堪能し

ベネズエラ出身のマリーとはスペインナイトでワインにオールナイト

Dancing!台湾出身のチャオリン・チェンのお家で一緒にデザイン

プロジェクトの課題をやり、香港出身のアリスの実家でママの経営する

エステをお手伝いしチャイニーズNew Yearを祝う。

ベトナム出身のリュさんのお家に言ってはお茶をし

ホストファミリーのルシールとは仲良しで、

ドイツ人のモニカ、ステファニー、韓国人のへ・ギョン、ジョンは同居人。

私の住むパピノはアーティストの街。いつもカットをお願いしていた

ダニエルとも仲良くしてもらってた。

イタリア出身のトニーはセンスのある一番優秀な生徒で、

中国出身のLeeやマルコ、マルコスも技術的には素晴らしく良く

ディスカッションしたり一緒にご飯を食べたりした。

シリア出身のリンは17歳だが天才で飛級。また家が鉄鋼王だもんで

ホテルの最上階に住んでてママがとっても親日家でよく学校の帰りに

遊びにいってご飯を食べた。

そこにヨルダン出身のマハや国の友だちが来て、英語とフランス語から

アラビア語になる時はいつも冷や汗だった。

コロンビア出身のタティアナ姫は一番の美人で、毎朝胸の周りを氷で

マッサージしていると噂だった。

エジプトのトップデザイナーラメスやハンガリーのアンドレもまた親日家で、

日本の建築家や生徒に対する想いが人一倍熱い教授だった。


国家民族問わず、誰とでも仲良くなり、誰とでも楽しくコミュニケーションした。

そうやって22カ国の友だちに囲まれて過ごしたモントリオール時代。

どんな異質な人種や文化も受け入れて楽しむことが出来る日本人の自分を

気付かせてもらったのもまたモントリオールでした。



日本が大嫌いだった私が、これが自然とできちゃう日本人って一体何者

なの?思想哲学はないし、表現下手だけど、他の民族にはない良さが

あるじゃない!初めて日本を好きになれた瞬間でもありました。


私が感じた日本人に対しての感覚、明確な根拠として理解できた

のはNoh Jesuとの出逢いを通してになります。続く…