マクロビオティック会のレジェンド田中愛子先生。その田中愛子先生の本を読み直していますが…とっても面白く、そして密度が濃く、お手当やお料理のこともこれでもか!!と沢山載っている本…『免疫力を上げる一生モノの「食べ物・食べ方」』。

田中愛子先生といえば・・・深窓の令嬢として生まれたものの病弱で、20歳まで生きられないと診断されたのに、マクロビオティックと出会って桜沢如一氏に弟子入りして…運命が変わりました。

(写真は吉度ちはるさんのブログより)

20代でヨーロッパに渡り、20か国を周って世界各国でマクロビオティックの普及、指導を長年されてこられ。パリの社交界でお料理を作っていた時代があったり、あと王族か誰かすごい人に求婚されたなんて話も聞いたような…単なる料理家とはいえそうにないすごいエピソードが山盛りの方だったそうです。

20歳まで生きるのも無理、と言われたのに…93歳までお元気で過ごされました。その上品で、不思議なオーラからか、マクロビオティック界の妖精、とも言われていて…。

 

私は直接お会いするチャンスはないままだったのですが(今にして思えば、金沢にいらしたときに講座を受けに行ってれば…と後悔)、お写真を、本を拝見するだけでも、とてもふんわりとした、でもエネルギッシュなパワーを感じます。単なるお嬢さま、ではない力強さとパワフルさも併せ持った…まさに生きる伝説といった方だった気がします。そして会う人みんなを魅了されてらしたんだろうなと。

この、田中愛子先生の本が読みごたえがあるのです。

なぜ人は病気になるのか。病気を遠ざけるには。

そして症状別に細かな説明も。貧血、めまい、便秘、片頭痛、抜け毛、うつ、イライラ、高血圧、糖尿病、腎臓病、アトピー性皮膚炎、ぜんそくなど・・・。

また、具体的なレシピも盛りだくさんです。免疫力を上げる具体的メニューは何なのか。

 

この本を出されたとき、田中愛子先生は御年90歳。

 

愛子先生はなんと…80歳になるまで、年齢の自覚がなかったそうなんです!!つまり、あ~疲れやすくなったわ、もう私も年ね…みたいなのが80歳まで全くなかった、ってことです!!すごすぎです!!

 

80歳になったとき、それまでは駅の階段を2段飛びで駆け上がっていたのが、息切れするようになって、それで何か対策しなきゃと、毎朝4時に起きて、そこから100回の素振りをするそうになったとのこと。

 

90歳になられてもあちこちを飛び回り、これまでベルギーに3年、フランスに3年、その後はスペイン、イギリス、オランダ、インド、中国、マレーシア、タイ…と世界中でマクロビオティックのお料理を作り、病気の方に食べていただき、自然のお手当をされてきた愛子先生。

 

クスリは一切使わず、自然のものだけを使って、ガン、膠原病、ベーチェット病などの難病の方を治してこられたそうです。

 

重病人の病気治しの際には、患者さんと一緒に愛子先生も断食をするそうなのですが、このとき気づかれたのは、

 

断食をすると、患者さんの体の状態や精神状態がわかりやすく、

対応がしやすかった

 

ということ。

 

つまり…

 

 

「私のなかの〝受信機”は、

 

体を空っぽにすると、作動しやすいのだということがわかりました」

 

 

ということなのだそうです。

 

個人的に、私は、お客さまとのセッションがあるときは基本ほとんど何も食べないでいます。これはスピリチュアルカウンセラーとして活動してからずっと変わりません。

 

なんとなくですが、食べない方がいろんな波動とか、目に見えないものをキャッチしやすい、ということを感じていたからです。

 

となみイオンさんで待機しているときとか、イベントの際も、朝も食べないしお昼休憩にも行かない私を見て、「なっちーさんお昼食べないんですか?」と聞かれることもあるのですが、食べると…キャッチ能力が落ちるので、私としては食べないを選択せざるを得ない面があります(^^;

 

多分、むちゃくちゃ!!霊感とかサイキック能力がバシバシに強い人は、何をどれだけ食べようが、それこそ酔っぱらってても??リーディングがばしっとできるのかも?しれないですが…。

 

なんだか愛子先生の記述が、これってリーディングとも繋がる気がするなあ、と思って読んでいました。受信機…つまりいろんなことを見えないところから受け取る、ってことなんじゃないかと。知識だけでは難しい。

 

マクロビオティックの先生も、知識だけでは難しい、ということをよくおっしゃっていて、直感みたいなものが必ず必要。と力説されていたのも思い出しました。

 

そして…愛子先生の言葉で、さらに、これってすごくスピリチュアルだなあと思ったのが、病気治しのとき、

 

 

「そのとき、

 

『治してやろう』

 

などと思っていますと、うまくいきません。

 

『自分は、神様と病人の間のパイプ役になろう』

 

というような気持ちで向き合いますと、

 

不思議なことに患者さんのみずから治ろうという力が発揮され、

 

病もみるみる治っていきました」

 

 

・・・・・

 

すごい。これって…ヒーリングと一緒だ。と思いました。

 

ヒーリングも、「自分が目の前の人を治してあげよう」、じゃないんです。

 

どこをどう治すか、どれくらいよくするかなどなどは、全て…宇宙、天、ヒーリングエンジェル、スピリットドクターたちにお任せで、私たちヒーラーは、何も「自分」を入れません。

 

自分がこの人をよくしてあげたいとか、治ってほしいとか、ここがよくなってほしいとか…そういうのがあると、ヒーリングはうまくいかないのです。

 

ヒーラーさんはパイプ役、ということも、繰り返し繰り返し教わってきたことです。

 

ちなみにイギリス式ミディアムシップ、亡くなった方の魂と繋がるときも、自分は単なるパイプ役なんだということを徹底的に教わります。

 

マクロビオティックで、病気の方と向き合うときも…同じなんだ。と思いました。

 

目の前の、心や体に不調を抱えている人と向き合うときは…自分の「我」を、欲を入れるのではなく、ただただ…私たちはパイプ役に徹する。

 

愛子先生の知恵と知識と経験と情熱が…みっちり詰まった本。

 

ちなみに…症状別での治し方で、腰痛、も載ってました!

 

私はもう今ではかなり腰痛、尻の一部の筋の痛み、はよくなりましたが…発表会前になってしまって、あの時はマジで焦りました。近所でたまたま見つけた鍼灸師さんのところに通いまくってなんとかなりました。

 

本によると、ひざ痛や腰痛は、関節や腰骨の異常というよりも、

 

 

実は腎臓の弱りからきているケースが多い

 

 

のだそうです!

 

う~~~、めっちゃ心当たりあります!!涙

 

腎臓は冷えと油に弱い臓器。私は…暑いからダンスで疲れてるからとひたすら氷入りの飲み物を飲んでたし、ジュースもオーガニックストレートだからとやたらと飲んでたし…めちゃくちゃ冷えてたと思います…笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

腰痛、ひざ痛の人は、腰の後ろの腎臓のあたりにしょうが湿布をして温めるのがいいそうです。腎臓のケアをしてあげる。

 

食べ物は、あずきかぼちゃが腎臓系の疾患にいいので、1日1回、お椀に半分くらいをいただくこと。確かになんだかむしょうに小豆を食べたくなってましたね…。

 

腎系の疾患は、体内における水の循環にかかわるトラブルなので、お茶などの飲み物を極力控えると治りが早い、と…。

 

私はもともとあんまり水分をとらないのですが、それは小さい頃から甘いものだらけの蓄積がすごくて、腎臓はそれなりにダメージを受けてるからなのかなあと思いました。水分はほんとに極力とらない・・・のが本来の私なので、この夏は…もうダメダメでした( ;∀;)

 

ひざ痛、腰痛の人は、週に1~2回はそばクリーム(これも本に作り方が載っています)を食べる。

 

そばクリームがおいしくない場合は、すいか糖 をとる。

 

この・・・「すいか糖」ってのは私は知らなくて、暑い夏、水分を多く摂りがちな夏には、ちゃあんとすいかがあって、すいか糖が作れて…と、なんでもうまくまわっているんだなあと思いました。これも本に作り方が書いてありました。

 

あとは半身浴をして温めるのを1日2~3回するといいそうです。ちゃんと温めることが肝心なんですね…。

 

水分の摂り過ぎで腰痛になる。…ってことは、なかなかマクロビオティックの知識がないとつなげて考えられないように思います。すごい人?はスピリットからインスピレーションをもらえるのかもしれませんが…でも知識は時に非常に役立ってくれ、大きなヒントになると思います。

 

今更ですが…水分気を付けよう。と思っています(^^;

 

この田中愛子先生の本、もうちょっと読みこんで、今度の食の会でどなたかにもらっていただけたらな~と思っていますにやり

 

それでは皆さま、今日も明日も素敵な一日をお過ごしくださいアップ