毎月第一金曜日は、金沢市内の町家「よふ葉」さんにてマクロビティータイム、スピリチュアルカウンセリングの受付をする日です。
築120年を越える町家は、静謐な空気感に溢れています。
マクロビティータイムは、ベジ弁当を食べながらいろいろおしゃべりする時間です。ベジ弁当は、肉、魚、卵、乳製品、白砂糖、化学調味料不使用のヴィーガン弁当です。
その場で食べてもいいですし、お持ち帰り用でのご準備も可能です。おしゃべりする時間を多く取りたい方は持ち帰りをリクエストされることが多いです。
9月のよふ葉さんは9月6日(金)なのですが、こちらは満席となりました。多くの方にお申込みいただき、感謝です!
10月は4日の金曜日がよふ葉さんの日です。
マクロビティータイムは1時間2500円(ベジ弁当つき)、スピリチュアルカウンセリングは20分3000円、50分5000円(延長は10分1000円)です。
マクロビティータイムのみでもスピリチュアルカウンセリングのみでも両方でも、ご自由にお申し込みください。
なお、ティータイムでもセッションでもお申込みくださった方は、1個1000円にて、テイクアウトのお弁当を追加注文が可能です。お弁当は通常は1個1500円で販売しているのですが、ティータイムやセッションをお申し込みの方に出血大サービス?という形です(^^)/
10月の受付も開始しております。お問い合わせはメールにてお願いいたします。
毎月第一日曜日は白山「Qui」さんにて11~16時待機しています。
ただし9月は予定を変更して、第2日曜日の9月8日(日)が待機日です。
スピリチュアルカウンセリングは20分3000円、50分5000円(延長は10分1000円)です。
毎週水曜日と毎月第一土曜日はとなみイオンさんにて11~16時待機しています。
9月7日(土)も待機日です。
ただし当面の間、第一土曜日の待機時間は15:30までとさせていただきます。どうぞご了承ください。
全てのお問い合わせは natsue58@hotmail.com までお願いいたします。
さて、ここからは、普通にお肉を食べている方にとっては、気分が悪くなるお話になります。何を聞かされても構わない、という方のみお読みください。
鶏肉って、牛や豚よりもヘルシー?なイメージがあるでしょうか。四つ足ではなく二つ足ということからも、鶏肉がベターかなと思っている人もいると思います。
確かに、鶏肉は牛や豚に比べてそこまで波動が重くない感じはあるかもしれません。
私は肉類は食べないヴィーガン生活(なんちゃってなので旅行の時なんかは卵、乳製品を食べますし、いわゆるフレキシタリアンに分類されるかとは思います)をずっと続けてきていますが、お肉類は特に食べたい衝動が起きないので食べていません。
だからといってお肉を食べる人を批判しようというつもりはなく、それよりも、表立って知らされてないこと、が世間に広まって、それぞれがそれぞれの選択をできればいいなと思っています。今の世の中は、都合が悪いことをあまりにも隠され過ぎているので・・・。
鶏たちの飼育環境が酷いらしい、というのは聞いたことがある方も多いと思います。何せ畳二畳分に、鶏が60~80羽、と言われてますから…。畳二畳ですよ?そこに20羽だって多すぎるのに、60とか80羽…。
鶏たちの扱われ方で、「デビーク」という言葉を聞いたことがある人はいるでしょうか。
デビーク、とは…鶏のくちばしを切断する行為です。
もちろん、麻酔なしです。
日本では、2014年の調査では、83.7%の排卵鶏たちが、デビーク、くちばしの切断が、行われています…。(以下、画像の閲覧注意です!)
どうしてこんな非道なことをするのか?
それは、鶏同士がつつきあってケガしたり流血するのを防ぐため。…ってか、そんなの狭いところに押し込めてるからつつきあいになっちゃうのに‥‥。
そして、エサの食べ残しを防ぐため。鋭い嘴だと、どうしても食べ残しが出るので、それを防ぎたいらしいです・・・。
そもそも鶏は、1日に15000回(!!)も地面をつついて生きる生き物だそうです。
もともと、ずーっと地面をつっついて、そして餌を探して生きる本能があります。つつきたい、つついて餌をゲットしたい、というのはニワトリたちの生きる本能です。
それを…地面が全くないところに閉じ込める。あるのは金網。四方八方全部金網。どこにも地面がない。しかも密集して飼育されている。そうすると、「つつきたい」という本能はどうやって発散すればいいのか?
…そうなると、仲間をつつくという行動に出ざるをえません。結局、適切な、本来の環境を与えていないから、仲間をつつく行為が頻発するだけなのに…。本来の環境にすればいいだけなのに。でもそうすると、利益率が…という話になるのでしょう。もっと密集して飼ったらもっと儲かるはず、という。
仲間をつつかせないために、行われるのが…デビークです。まだ雛、ヒヨコの段階で、電気加温式断嘴器で、麻酔なしで(!!)クチバシを切断するのです。
そんなこと…人間だったら許されるでしょうか?麻酔なしで手術する。動物だからしていい?そんなことは決してあり得ません!!
クチバシは、複雑に神経が通う機能的な器官だそうで、デビーク時には出血もするし、デビーク時の痛みだけではなく、その後慢性的な痛みを経験すると言われています。…でも、彼らは言葉に出して訴えることができないから…人間たちは無視しているんですよね…。
しゃべれないから、訴えはないものとして、痛みはないものとして、スルーする。…そんなこと、許されていいはずがありません。
もちろん、切断面から感染症にかかり、死亡するケースもあります。
デビークは、しなくても鶏は飼育できます。以下のようにすれば、無麻酔のデビークはせずに済むそうです。
- 砂浴び、止まり木の設置
- 栄養不足によるツツキを引き起こさないため、バランスの取れた給餌をする
- ペレット状の食餌よりも、すりつぶした食餌を与える。繊維質の餌を食べる時間を増やすことはツツキの減少につながる
- 飼育密度を低くする
- ワラ、木くずなどの敷料の設置
- 群れの羽数を小さくする
- 羽つつきの少ない品種を選ぶ
- 雄鶏を混飼する
バタリーケージとは、ワイヤーでできた金網の中に鶏を入れ、それを連ねて飼育する方式だそうです。鶏のまわりは・・・すべて金網です。糞が下に落ちるように、床も粗い目の金網です。
EUでは、すでにこのバタリーケージは禁止になっているそうです。でも日本では…禁止されていません。
こうした飼育環境で問題となっていて、あまり知られていないこととして…日本の採卵養鶏場の少なくとも半分以上が、ワクモ に汚染されている、ということ。
ワクモというのは、は鶏に寄生して吸血を行うダニの一種です。近年は日本全国に浸潤(寄生)しているそうです。つまりこのバタリーケージは吸血ダニだらけ、ということ。
赤で囲まれた部分が、ワクモのコロニー。(写真はアニマルライツセンター公式サイトより)
あちこちに吸血ダニのコロニーが…。
ワクモに吸血された鶏は、かゆみ、吸血された部分の脱羽、かゆみを伴う皮膚炎、貧血、ストレスで苦しむそうです。貧血で死んでしまうことさえあると…。
卵養鶏におけるワクモの湿潤率ですが、2009年に616の卵養鶏場を対象とした調査では60%(採卵・育成・種鶏合わせて)という結果だったそうです。やはり半分以上の養鶏場が、ワクモに汚染されている…。
長崎県では67.6%の採卵養鶏場でワクモの浸潤が確認され,23.5%の農場では重度汚染が認められたという報告もあり(2014年)、大阪では養鶏農家24戸を対象とした調査(採卵か肉用かの区別不明)でじつに90%のワクモ湿潤というものもあったそうです。
そうした卵を…生で食べてもいいのか。とも考えてしまいます。
鶏はバタリーケージの中で、巣作りの材料がなくても巣を作る真似をするそうです。鶏たちはしばしば給餌箱に頭をつっこみながら両翼を動かし、砂浴びの真似事をし…でも金網のなかでそうすると羽は汚れ、金網ですれ切れます。 土の上を歩いていれば自然に擦り切れる爪は、伸びきり、金網にからまります…。
ほとんどの鶏たちが、狭いバタリーケージの中で骨折している、という話もあります。もともと動きたい欲求が高い生き物なのに、それなのに閉じ込められ、本能も全く認めてもらえない。
こうした環境のみならず、デビークも行われている。…もう、つらい気持ちが抑えられなくなります。しかし、日本以外では、いろんな動きがすでに起きています。
オーストラリアでは2000年に、養鶏業者や動物福祉団体など関係者間でデビークの段階的廃止に合意。2001年時点で45%強であったデビーク率は2005年には5%以下に低下。現在デビークは殆ど行われていないそうです!
凄い…ちゃんと、デビークなしで飼育することは可能なんですよね。
また、スイス、ノルウェーは1974年に、フィンランドは1986年、スウェーデンは1988年にデビークを禁止しています。ずいぶん前にデビークが禁止されていたんですね。
さらにデンマークでは、採卵鶏はデビークされていないそうです!!素晴らしい…!!
ドイツでも、業界団体と政府が、2016年8月からデビークを中止し、2017年1月からはデビークされた雌鶏の仕入れを止める自主規制に合意したとのこと。オランダでは、2018年9月1日からデビークを禁止したそうです。
ただイギリスとフランスでは、デビークについての議論は継続されているものの…まだ廃止にはいたっていないそうです。フランスはそれでも、いろいろオリンピックでは言われていたものの、卵はすべてケージフリー、平飼いだったそうで、それは素晴らしいことなのではないでしょうか。だからといって、一流アスリートたちの部屋にエアコンがなかったり、シーツの交換をずっとしないとか、トレパも選手自ら取りにいかないといけないとか…そうしたことが許されていいのかというのは別の話になるとは思いますが…。
こうした飼育方法をしてまで・・・私たちはたくさんの鶏肉を、タンパク質摂取のために?食べないといけないのか。
ここまで鶏たちを酷い目に遭わせておいて、そうして・・・「健康になりたい」「元気で一生を終えたい」「どうやったら健康でいられるか」・・・を語るのは、何かがおかしい、何かが狂っているような…気がしてしまう。
健康で、元気でいたい。というならば…まず、そのために誰かを踏みつけにしてはいないだろうか、という視点があってもいい気がします。
真の平和、幸福は、誰も犠牲にしないし、誰も踏みつけにしないものだと思います。
麻酔なしで体を切断。それが平気で許される世界をもとでしか、人間の健康が維持できないなんて…そんなこと、あるはずないと思うのです。
幸い、今は平飼いの卵が以前よりも手に入りやすくなっています。何かの署名運動とか、政治活動のみが大事なのではなく、地味に見えるけど、自分はこれを選択する。ということも、大きな意味、流れに繋がることだと思います。堂々と、その選択をしていけばいいのではと思うのです。
そして…どうしても鶏肉を、バタリーケージのお肉を食べたい。ならば、それに代わる、ではないけど、何かしらできることもあると思います。
単純ですが…自分は食べてはいるけど、でも、鶏たちの健康、平和、安らかな一生を祈る。という時間を持つことはできると思います。
自分が罪深いから祈ってはいけないとか、祈りの効果がない、ではありません。どんな人にも、祈り、はできるのです。
自分は今、何をどうしていいかはわからないけど…でも、とにかく祈る。ということはできます。むしろ、わからないから祈る、という面はあると思います。
そして、誰かの犠牲を受け取っているならば、どこか別の分野で、世界で、自分が誰かのために、損得抜きで何かをする。ということもできると思います。お金をもらえるわけじゃないけど、何かをしてみる。公園の清掃とか、道端の掃除とかゴミ拾いとか。砂浜、公共の場所をきれいにしてみる。公共トイレをさっと拭く、とかもひとつの、損得を考えない尊い行為だと思います。
人と接するのが苦手なら、接しないやり方で、誰かのためになること、損得抜きで誰かが助かることをしてみる。
どうしてもお肉を食べたい。という人には、何か別のやり方のお役目があるはずです。
ニューヨークの学校で、お肉が出ない給食の日(金曜日だったかな?)が設定され出したり、世界ではいろんなミートフリーの動きも出ていると思います。
お肉を食べること自体が悪ではない。…でも、やり過ぎ、はバランスが崩れるのだと思います。きっと私たちは…必要以上に食べ過ぎを選択してしまったのだと思います。ならば、そこを修正していくことはできるはず。
今の・・・鶏たちが置かれている状況は、とても過酷です。もしこれが、自分だったら?自分の子どもがこんな目にあっていたら?を想像する。…みんな、耐えられないと思います。
シンプルなことなんだろうと思います。自分がされて嫌なことは・・・相手にしない。シンプルなことに、立ち戻ってみればいいような気がします。
それでは皆さま、今日も明日も素敵な一日をお過ごしください