湯河原まで行った理由。それは…砂浴デトックスワークショップに参加するため。
砂浴は東城百合子先生の本でもおなじみですよね。私は経験がなくて、一度は経験したいなと思っていたんです。
砂浴とは、砂の中に身体を産めて、心身にとって必要のない老廃物やストレス、有害物質などを無理なく自然に排出する方法です。この道30年の伊藤由美子さんが講師として指導してくださいます。
以下、伊藤さんのHPより抜粋ですが……伊藤さんはもともと油絵専攻の方で、しかし絵画制作にとどまらず、カウンセリングやヒプノセラピーや整体、ヨガ、カバラetc.・・・多くのことを学び、アカシックレコードリーディングもされています。
伊藤さんは小さい頃から体がとても弱く、子供の頃から小児ぜんそくや自律神経失調症などで薬が食事、病院が庭のような生活だったそうです。
いつもぜんそくの発作で息をするのが苦しく、呼吸がよくできないので歩くのが遅く、人と一緒に行動ができず、気がついたら、壮絶なイジメの対象になっていたそうです。
殴られ蹴られ、廊下を引き摺り回されながら、病気とも付き合い、息も苦しくて友だちもいない日々。体調不良は病院ではいくら検査しても原因不明とされ、処方される薬も効かず、ついに寝たきりになってしまったそうです・・・。
もう死ぬのかな、と思った20代後半、ある整体院の先生は、伊藤さんを見てこう言ったそうです。
「あなたは治療だけ受けても良くならない。
人を癒せるようになったら、自分を癒すことができるでしょう。」と。
それが契機となって伊藤さんは、整体、ヨガ、心理療法、滝行、砂浴などを習い始め…さらにはチベット仏教の修行も始め、単身南インドのチベット僧院にも滞在したりと、幅がどんどん広がっていきます。
ところがある日…突然、両腕が激痛で、まったく動かなくなってしまったそうです。食べることも作ることも掃除もできず、その頃していた仕事も全部辞めざるをえなくなり。激痛が24時間続くので眠れないし、家賃も、治療費も払えない。しかし…伊藤さんには何年も前から、ある声が聴こえていたそうです。
「あなたに与えられた能力で、人々を助けなさい」
伊藤さんはそれを聞こえないふりをしていたそうです。伊藤さんはスピリチュアルが嫌いだったし(!!)、責任持てないし、何よりも自分にそんな力があるという確信が持てなかったから。しかし、両腕が全く動かなくなり、激痛に苛まれることで…、これはもう最終勧告が来たなと感じたそうです。つまり、生きて自分のすることをして働くか、死ぬか。
伊藤さんは、その時もう死んでもいいかなと思ったそうなのですが…でも最終的に自分のやるべき仕事を選んだ理由というのはズバリ、
「今までの人生がつまらなかったから。」
だったからだそうです。
「苦しい」でも「辛い」でもなく、「つまらない」…。そこから伊藤さんの新たな旅路が始まり、今に繋がっているそうです。
今までさまざまな場所で砂浴を学んできて、それらのいいとこどりをし、伊藤さん独自のメソッドを作り上げ、そのやり方で、通常とは一味も二味も違う砂浴がワークショップで体験できるのです。
スケジュールはこんな感じ。1泊2日の日程で、4食(全てヴィーガン)込みで22000円です。ただし宿泊費は別途18000円。交通費も各自の現地集合です。
スケジュールを見たらおそらく、砂浴を知っている人は驚くと思うのですが…普通砂浴って、7時間とか8時間とか砂に埋まってたりのイメージがあるかと思うのですが、こちらのやり方では、30分~1時間ほどで効果が出るというのです。だからトイレの心配もいらないし、水分どうやって取ろうかとも悩まないし、何より体の負担も少ない。時間も短いのがありがたい。こんな短時間で、7~8時間やる砂浴と同じ効果が…??どうやって??それは伊藤さんが編み出した?方法だからこそみたいです。
1日目は9時から講義(座学)です。セミナールームで。伊藤さんのお話を聞き、グラウンディングもしてから…海へ向かいます。砂浴は12時くらいから。
講義を聞きながら…実はその間、参加者たちから瘴気みたいなもの?がどんどん出ているそうで、ある時途中で講義の部屋に入って来たスタッフは、あまりに部屋の空気が濁ってるから驚いたそうです(別にその人は霊感があるとかそういう人ではない)。
が、グラウンディングとか瞑想とかしたあとの部屋の空気が全然これまた違ってすっきりしているので、なんだこれは!!とびっくりし、やはり何かが起きている、と感じたそうです…。
実際最初、伊藤さんが吹いた笛の音がめっちゃ濁ってたんですが、全て終えたあと笛を吹くと綺麗な音になっていて…びっくりでした。
このとき、ちゃんとグラウンディングの効果があるかどうか、確かめる方法を教わったのですが…ほんとに不思議!!グラウンディングをやる前は・・・・・だったのが、やった後ペアになって確認すると、なんということでしょう!!全然違う!!いや~~びっくりしました。このやり方、めっちゃ簡単なので…確認の仕方として使える。と思いました
おにぎりを一人2個もらい(ひとつは酵素玄米おにぎり、もうひとつはジェノベーゼおにぎり)、そこから車で海へ移動。
砂浴に適した砂浜というものがあり、ここ湯河原の砂は、火山灰を含んでいてとてもよい砂だそうです。そして日によって砂のコンディションも違うし、砂浜のどのあたりがいいかは伊藤さんがその場の波動を読んで、ここにすると決めて、そこに穴を掘っていきます。
不思議な模様…なんとところどころ真水が噴出していて、その跡が模様となっています。波の模様じゃないんです。
砂浴って太陽がギラギラ照り付けるときにするのかなと思いきや、実は雨とかのほうがデトックス力が強いそうです。晴れのほうが解毒力はマイルド。
なので参加者のメンバー的に、強力なデトックスが必要な人たちが集まっているときは天気は雨になりやすいし、そうでもないメンバーのときは、お天気は晴れとか曇りになるそうです。面白いですねえ。すべては必然。
今回は2日間とも曇り。ちょうどよい気温で、ずっと砂に入っていても全く熱くなく、長く入ってられました。
砂浴をすると、みんなお肌ツヤツヤになり、憑き物が落ちたような感じになるそうです。肉体のデトックスだけではなく、精神的デトックスも行われるらしい・・・。
なぜ砂浴なのか。寝たきりを経験した伊藤さんが、整体やらいろんな健康法やらさまざまなものを試して…そして一番簡単で、一番効果が高いのが砂浴だと実感したそうです。そして何かがあってもとにかく「出せる」体になればよいのだ、ということで、何かを入れてもとにかく出しやすい体を目指すには、この砂浴はとってもおすすめなのだとのこと。
確かに…私はこれまで断食合宿も何度も参加したことがありますが、断食って最低でも2泊3日かかるし、そこからの復食に1週間とかかかります。でも砂浴は、砂浴のあとは肉、脂っこいもの、化学調味料系、出来合いのものとかはすすめられないけど、厳しい食事制限があるわけでもない。1泊2日でできるし、日帰りの人もいます。
今回は過去最高の参加者数だったそうで、初日は44人、2日目は45人?46人?だったかな。たくさんの人でした。
砂浴ワークショップはこれから9月まで、山形や伊豆や再度湯河原などで行われますが(詳しくは伊藤由美子さんのHPを参照してください)、湯河原は東京からも行きやすいし人気なのかな。けっこう関東圏の方が多くて、一番遠いのが私と奈良から参加した方でした。
砂浴で入る穴は、本来自分で掘るのですが、先に車で着いた方々が後発隊の分も掘っていてくれていました。砂のかけ方など、コツを教わって…そしてどんどんお互いを埋めていきます。
そして砂浴ですが…一番おすすめで効果が高いのは、
真っ裸
で、入ること!!
もちろん服を着たままでもOKですが、効果が一番高いのは真っ裸だと聞いたら…そうしたくなります。ハードルとしては、砂をかけられる際数人の人に裸を見られることですが、でもどんどんかけられるし、ほんとに全裸状態は数秒です。
一瞬でぱっと脱げるワンピースが推奨されていて、そこでパッと脱いでさっと横たわってそして…砂をかけてもらいます。
見た感じ、ほとんどの人が全裸で、キャミソールとか着てた人は2人ぐらいだった印象です。家族連れで小さいお子さんとか赤ちゃんもいましたが、男性も裸だったような。ご夫婦で参加してたりとか。赤ちゃんもお母さんと一緒に砂浴してて可愛かったですね~(赤ちゃんは全て埋まる感じにはなってなかったです)。
私は初日、最後から2番目くらいになるまで、ひたすら砂をかけるお手伝いをしていました。別にさっさと入らなくても、お手伝いすればいいかな~と思い。そうして何人もの人に砂をかけていくと(これもコツがあるのでポイントを押さえたりしてやっていきます)、もう…裸を見ても何も感じなくなります。
多分脱いでる側は多少羞恥心とかあるのかもだけど、まさに数秒だし、砂をかける側はほんとに何も思わなくなるんです。個人的には、痩せてる人多いな、羨ましい…とか思いましたが(;^ω^) これくらい痩せてたらバレエの衣装全然着れるな…とか
じゃあぽっちゃりした人に何か感じるかというと…これが感じないんですよ。えー太ってるからヤダ、とかも全然ない。興味がないからでしょうか汗 バレエの衣装余裕で着れそうな人の裸は「いいな~」と思ってみるけど、他の裸体は…まさに何も思わないというか。え~っと…とにかく全裸でも、砂をかける側は一切何も感じてないので、恥ずかしくもなんともない、って感じです
私ももちろん…真っ裸で入りました!!
↑この左の、グリーンのサンダルが私です
今回は人数が多かったのでわりと密集して埋もれてます。
こうして…初日は1時半とかから3時半ぐらいまで埋まってたでしょうか。砂から上がるのは自由。マイクロバスが何便かに分かれてるので、もういいやという人は先の輸送車で宿に帰ります。
砂をかけられた感じなのですが…もっと熱いのかと思いきや全く熱くなく。
そして砂に埋もれると…心臓のドクン、ドクンがものすごくはっきり感じる!!
それが足のふくらはぎとか、普段「ドクンドクン」なんて感じるはずがない箇所も感じるんです。ドクドクという鼓動、血流を。
砂は、毒素が出ている個所はひんやりと感じるそうです。そして体がもう冷えてきたなと思ったら上がり時。
私は腰痛があるせいか、腰回りがひんやり感じていました。
そして、砂をかけてもらうとき、もっと砂をかけてほしい、と感じる箇所は、より排毒したい箇所のようです。人に寄って違うんんですよね。ある人はお腹にもう少しかけてください、というし、ある人は胸とか、肩とか…あるいは腎臓のあたりとか。
そしてデトックスが起きている個所は赤くなってます。ある人は腎臓の部分が赤くなってました。
腎臓が弱い人は、途中しんどくなって裏向きになって砂浴をしたりしていました。その方が負担も少なく、かつ腎臓にとってよいそうです。
私は特に痛みとか痒みとかはなかったんですが、初日、なぜか左の腕にどす黒い痣みたいなのが出て・・・そして消えました。
そして、なんだか頭の位置が変だから頭が痛いなあと思っていたのですが…あとから、これは頭痛では!?と気がつきました
多分…頭から毒素が出たのかも??最近頭痛ってものがなかったので、頭痛がよくわかってなかったのですが…多分あれば頭痛だった気がします。頭の内側じゃなくて外側の頭痛、みたいな感じ。それも2日目の途中からはなくなりました。
初めての砂浴でしたが…とっても面白い体験でした。砂浴を1年にできれば2回すると、排出がしやすい体になっていくそうです。
湯河原ではまた9月にあるんですが…どうしよう。また行きたいかも…。
でも伊豆もおすすめされてたんですよね。何せ伊豆は、そこだけ実は日本じゃなくてハワイだという説。ハワイから動いてやってきた土地が伊豆半島で、それが昔日本列島にくっついたから、生態系とか地質が全然違うのだそう。そこの砂もまた極上なのだとか。
日本にいながらしてハワイが味わえるなんて…知りませんでした。ちなみに石川県でかつて伊藤さんは輪島で砂浴ワークショップはしたことがあるけど、1回だけだったみたいで、連続開催までは至らず。連続で毎年開催できる場所はいろんな条件が重なって…可能になるらしい。湯河原は年2回の開催で大人気ですね。
砂浴が成功裏に終わると…龍の形の雲が出たり、不思議現象が起きるそうです。そして今回も、2日目の砂浴が終わるころに…彩雲が!!
無事砂浴を終え…最後はランチを食べて自由解散です。
なんだか名残惜しい。
湯河原での砂浴ワークショップは、1泊2日で4食ついていて(しかも全部ヴィーガン)お得だな~という気がします。
なお、砂浴は、リーディングも合わせてやるとさらにデトックス効果が高まる…らしい。私もリーディングの申込をしました(別料金)!…今まで経験したことのない感じのリーディングでした…。それについてはまた記事にするつもりです。なんだか記事にしたいことがたくさんありすぎて追いつかないですね…イギリスのこともまだ全然書き切れてないというのに…。
泊ったお部屋はこんな感じでした(HPより)。
相部屋で、私は4人部屋でした。
こちらはダイニングルーム。
そしてすごい夕食。はい食べ過ぎます。そして朝もがっつり食べてしまいます。そして最後の食事の南インドのカレーも(シェフの方がかつて南インドに住んでいたそう!)食べ過ぎる。ちーん。
…でもですね、この後空港に向かって…空港に着いた頃に猛烈な腹痛に襲われ、そして…ちょっと信じられない感じの便が大量に出ました。お食事中の方すんません。ヘドロみたいな感じ?そして出す時の感覚が、生まれて初めての感覚。ひたすら…にょろにょろにょろにょろ…一体どこまで出るの!?みたいな。一息で出たって感じ。
空港に向かって、そして…小松空港からバレエのレッスンに直行しました
発表会も近いですからね、レッスンは休まず…ポワントも痛かったけど履きました…
砂浴ワークショップでは、奇跡の再会というか…以前セッションさせていただいたことのある方と再会できたのです!!初日は人数も多いし全然わからなくて、でも2日目の朝、声をかけてくださって…しばしじっと見つめあい(向こうももしかして人違いだったらと思ったそう)。私は、あれ…?もしや…?いやーでもまさか。でも似てる。と思いつつ…名乗ってくださって、あーやっぱり!!となりました。
その方と少しだけお話しできて、なんと先月ブラジルとイギリスに行ったとのこと!!私が過去記事で紹介した、国会議事堂ツアーの記事なんかもお役に立ったそうで。なんとありがたい。
今、去年AFCで知り合ったアングラプリンセスもロンドンにいるらしく。なんだかみんなイギリス行っちゃってるぞ。なんか嬉しいぞ。ワクワク
奇跡みたいな再会って…あるんですねえ。すごい。
そして、今回同室になった方々とのお話も面白く、そのうちのお二方はすごいシンクロが起きてて、お二人ともおよそ3年前にご主人さまを亡くされていたりとか、お二人とも吉田統合研究所の浄水器取り付けてたりとか、その他もろもろの共通項があったり。ちなみに私ともう一人の方はお互い婚活パーティーで結婚相手をゲットしたという共通項が笑 あと彼女は青組、私は赤組だったりとか(青組赤組は俗語です)名字もなんか対比的だったりとか。
女性同士で話すのは苦手。と思い込んでいたけど…砂浴ワークショップを選んで来る同士だからなのか?なんだかお話が思いのほか盛り上がり、すごく楽しい時間を過ごすことができました。本当に感謝です。
砂浴ワークショップですが…初めてで勝手がわからない面もあったのですが、次はもういろいろ慣れて参加できそうです。持ち物とかこれがあると便利とか。ここで砂を落とすとか。(とにかく砂を館内に持ち込まないよう細かな注意があります)
今回は初めて湯河原も行くことができ、そして…やっぱり太平洋側は違うな~とも思いました。日本海側と太平洋側ってなんか違う…。陰と陽みたい。
日本のハワイと言われる伊豆もまだ行ったことがないし、まだ行ったことのない、面白い地域もたくさんあるんですよね。行ききれないなあ。でも私は…やっぱりイギリスに一番行きたいですね。日本も素晴らしいけど、イギリスも…好きだ。また行きたいです。
湯河原の宿での食事の写真はまた次?の記事に載せます!
それでは皆さま、今日も明日も素敵な一日をお過ごしください