イギリスの記事、全然進めていないまま中断してしまっていました…
イギリスに着いて、ティンタジェルですごいB&Bに泊まったりして楽しみつつ。Truroで大聖堂を見てから向かったのは昨年も訪れたトットネス。
ここで…ガイドさんと待ち合わせでした。そのガイドさんは、やりたいことを叶えるプランというのをしていて、リクエストを出来る限り聞いてくれるのです。私はイギリスでやりたいことをリストにして書いて送って、その中のひとつ、イギリスでヴィーガンの人と話したいという項目があったのですが、その方はトットネスに話せそうな人がいるよとのことで、トットネスで待ち合わせることになりました。
駅で待ち合わせてから、トットネスの街中にあるヴィーガンカフェに行きました。昨年トットネスを訪れたとき、日曜日ということもあり、閉まっているお店も多く、私はヴィーガンのお店は全然行けずじまいだったのですが…今回ようやく、去年も気になっていたお店、Zappa'sに行くことができました!
トットネスのハイストリートにあるわかりやすい位置。ヴィーガンメニュー準備、とかではなく、全てのメニューがヴィーガンです!!
店内は可愛らしさとおしゃれさがある感じ。窓際の席とかは一人でも気軽に利用できる雰囲気を醸し出しています。
なんか…いいですよねえ。海外のカフェって…。
ここでランチを食べつつ、お店の人の手が空いたらインタビューしてみましょう、という話だったのですが…オーナーさんは…この日不在!がーん。
そしてお店の方々は…「実は私ヴィーガンじゃないの」とか「もうヴィーガンはやめたの」ってことで…現役ヴィーガンの方ではない。それでもちょっとお話を…と打診したら、いや私はふさわしい相手じゃないから、みたいな感じで…どうも嫌がってる雰囲気?
ガイドさんに後で教えてもらったのですが、どうやら今はもうヴィーガンじゃないという人たちは、ヴィーガンについてちょっと批判的な言葉とかが出てしまうことを避けようとしてるかも、と。あまりよくない言葉が出てくる流れは避けたいから、とにかく話したがらないのかも…と。なんでもペラペラしゃべる、じゃなく、ちょっと自分は一歩引く。あえてしゃべらない。みたいな人も多いと。
気を取り直して…後から来るスタッフさんで、もしかしたら話せる人がいるかもとのことで…まずはランチをいただくことに。
メインを選んで、そしてサブのおかずを3品選ぶセットにしました。どれもおいしそう!!
ケーキ類もいろいろありましたが…そこは我慢してケーキは食べず(^^; ランチとドリンクを注文。
ここで…ちょっとショックなことが。私は抹茶ラテ(もちろんヴィーガンです)を注文したのですが…私の発音が悪く、サーブされたのはモカドリンク!!あれ…となって確認して、あーごめんなさい!!と作り直してくれて…そしてモカはそのまま飲んでいいから、とドリンクが2杯どーんと目の前にある状態に(^^;
私って…ほんと発音悪いわ…と悲しくなりました
抹茶のMとモカのMで…モカに聞き取られちゃったんだろうな…。
ショックだけど…食べます。せっかくのヴィーガンカフェ。滞在中レストランとかカフェはほとんど行かないでおこうと思っているので(節約とダイエットのため)、貴重なカフェでの食事です!メインはヴィーガンラザニアにしました
なかなかラザニアって…自分じゃ作らないですからねえ。ありがたくおいしくいただきました。
さて…その後、別の男性スタッフさんが来て、その方はヴィーガンで、手が空いたときは少しお話できるとのことで。お客さんの波が落ち着いたとき、少しお話することができました。
彼はかつては本当に厳密なヴィーガン、今はそこまで厳格にはしていないそうで。ものすごく厳格にやってるヴィーガンの人たちとは、距離を置いているというか、そこまで親しくするのはやめたそう。
彼が言っててはっとしたのは・・・
「ヴィーガンの人たちは、ヴィーガンじゃない人たちに対してjudgementalになる」
ということ。
judgemental...日本語で言うなら批判的な人、という感じ。すぐジャッジしちゃう人。みたいな感じだと思います。
これは…私自身も耳が痛いというか。食事気を付けだすと、そうじゃない路線の人たちのことを悪く言ったり、上から目線みたいになったり…そういうことって陥りやすい。気を付けてる自分たちのほうがすごいとか、他の人たちはまだまだ目覚めてない?とでもいうような。
スピ界にしても似てる気がします。自分たちは目覚めてる側で、他の人はそうじゃないからまだまだ、みたいな見方をしちゃったり。
真の平和、調和、を考えるなら…誰かが誰かに対して、一方的な判断を下して、あいつらは…みたいな思考に陥るのは、望ましいはずがないわけで。
私自身も、他者に対して批判的な視点を持っていた時期があるからこそ…彼の話に頷ける部分も多く、貴重な時間を過ごさせてもらいました。
彼のエネルギーは…これはヴィーガンだから、なのか、ヴィーガンはヴィーガンでも自分と似てる部分もあったからなのか、なんだかすごく親しみやすさを感じるエネルギーでした。話しやすいな~というか。そして彼も正直に誠実に話をしてくれて…心から感謝しました。
トットネスにはヴィーガンの人も多いそうですが、でもヴィーガンのお店だからといって、スタッフが全員ヴィーガンか、というと必ずしもそうではないし、イギリスって、ヴィーガン人口も多いけど、かつてはヴィーガンだったけどもうやめた、という人も多いんだなと知りました。
そして…他者に対してjudgementalになる、というのは世界共通なのかもしれないなと。
ランチも終え、彼とのお話も終わり…その後少しトットネスの街を散策。街の中心部にある、オーガニックスーパーGreenlifeにも今回初めて中に入ることができました!前回は閉まっていて入れなかったんですよね。
こちらは食料だけではなく、レメディーとかフラワーエッセンスとかもたくさん売られていました。そして次から次へと人もたくさん。小さな町だけどすごくしっかりした品ぞろえでした。
現地の人と話すことができる、って…ありがたいですね。まあ私がもっと社交的な性質なら、地元のパブとかに行ってローカルの人たちとしゃべって飲んで盛り上がる…ってこともできるんでしょうが(^^;
ヴィーガンであり続ける理由も人それぞれだし、やめる自由ももちろんある。そして復帰する人がいても自由。
食は、その人の人生そのものだから。
どういう生き方をするかは…自由なんですよね。
またイギリスでの出来事や写真たちはちょくちょくアップしていこうと思います。
それでは皆さま、今日も明日も素敵な一日をお過ごしください