ブログを読んでくださっている方から…思いがけないメールをいただきました。ブログ記事にも書いた、輪島の朝市のおばちゃん…「一よし」の高森洋子おばちゃん。そのおばちゃんが新聞に載ってましたよ、と…画像を送ってくださったのです！！
おばちゃん…元気そうで。そして出張朝市に出店する予定とのこと‼う‥‥嬉しい！！！
毎月第一日曜日は白山「Qui」さんにて11～16時待機しています。
4月は7日（日）が待機日です。
スピリチュアルカウンセリングは20分3000円、50分5000円（延長は10分1000円）です。
ティータイムは1時間2000円、全てのメニューにお好きなお飲み物をサービスいたします。
４/１４（日）は福井のエルパさんにて占いのイベントに出店します。11～18時です。
メール鑑定、Skype通話セッションは随時受付しております。
全てのお問い合わせは natsue58@hotmail.com までお願いいたします。
金沢の金石で、一日限定の出張朝市が開催されることは知ってはいました。でもおばちゃん…お店も燃えて、売る物もないだろうし…氷見のほうでおばちゃんとこの焼け残った塗り箸なんかを別の方が販売した記事はネットで見たけど、朝市・・・出店する気力を持ってくれているだろうか。ネットでも出店者情報がなかなかアップされなくてやきもきしてたところに・・・お客さまからのありがたすぎる情報が！！
もうねえ・・・歓喜しました。そして涙。おばちゃん……元気にしていてくれている。よかった・・・！！！お客さまも、こうして私の記事で書いた高森のおばちゃんのことを覚えていてくださったなんて‥‥！！
お客さまは、それまで特におばちゃんの名前とかは忘れていたはずなのに、ふとなぜか思い出したそうで…「もしかしてなっちーさんが引き寄せたのかも」なんておっしゃっていましたが
私が念飛ばしてたんかな？何か情報欲しい‼とか・・・(^^;
ずっとおばちゃんの健康と笑顔を祈り続けて、できているかどうかわからないけど、祈りのエネルギーを捧げて・・・どうかおばちゃん笑顔で。それだけを願っていましたが、ついに・・・やっと、おばちゃんと会える！！絶対朝市行く！！！！！
そうして…やってきました金石に。車は近くにも駐車場はあるらしいけど台数が少なそうで、念のため金沢港クルーズターミナルに車を止めました。そこからシャトルバスが出ているのです。
シャトルバスはあっという間にぎゅうぎゅうです。私はこの日は絶対すごい人手になる、と言っていたのですが、呑気な夫は「そんなに人来るかなあ」と怪訝。・・・あんた世間の気持ちわかってねーのか！！みんな輪島に思いを寄せてんだよ！！この日を楽しみにしてんだよ！！！ほら、人も次々来てるよ！！あんたは他の人間に興味はないだろうが世間は違うんだよ‼と私は夫に説教もといイヤミ？(^^;
会場に着いたら、行く人の流れと帰る人の流れがぶつからないように、一方通行に交通整理がされていました。なので行く際はひたすら住宅街を遠回りして進まされます。ちなみに駐車場ですが、乗車ポイントは
・金沢港クルーズターミナル
・からくり記念館
・海浜公園
の3か所ありますが、まずクルーズターミナルが始発なので、そこで乗ったほうがいいと思います。途中からだと激混みだったんですが・・・まあ私と夫が一番混む時間帯に乗ってしまったからかもしれません。
ちなみに駐車場は、会場すぐ近くの駐車場は台数は少な目ですが、回転率がいい感じで、ちゃんと入場できていたので、そこに止めてもよかったなあと。
会場にやっと着いたと思ったら・・・入場制限、はないけど、入り口と出口も指定されてて、やはりここでも回遊魚のように、一方方向にしか行けないようになってます。うろうろする、ってのはしにくそうな感じ？ということは、お目当てのお店めがけて、そこを通りすぎないようにしなければ！！さもないと人の流れに押されて、後戻りできない可能性が・・・・？
・・・すごい人です。やばい。予想以上の人です。たどり着けるかな・・・。
おそらく一番混む時間帯に行ってしまったので（開店直後）、ほんとに・・・すごい人でした。進むのもやっと。ここはどこ？渋谷？京都？いえいえ金石です。
↓中日新聞さんからお写真をお借りします。こんな感じの混み方で、もう身動き大変！！
でも・・・見つけました、高森おばちゃんのお店を！！会場前に番号と出店者名があるのでそれで番号と位置を確認し、その番号あたりに行って…たぶんここだ。と思っても人が多くて近づけない( ；∀；)
そこをなんとか必死に割って入って（でももっと遅い時間帯だと人の波は落ち着いていたようです。いかんせん最初は人気神社の初詣状態みたいな感じ）、高森洋子の名前も発見！！
おばちゃんも発見！！おばちゃんもずっと忙しそうに話して動いて呼ばれて大忙し。あかん、このままではおばちゃんと話せないままになってしまう・・・。
この日・・・私にはある目的がありました。おばちゃんに会う、のはもちろんなんですが、おばちゃんのために何ができるだろう、と考えたとき、そうだ、おばちゃんのお店の品物、ネットのオークションなんかに出てないだろうか、と思ったのです。輪島塗ってよくオークションに出ていますから。そこでおばちゃんのお店の品をオークションで落札して、そしてそれをおばちゃんにプレゼントしたい。そう思ったのです。きっとおばちゃんは、お店で輪島塗の品々が焼けてしまって、亡きご主人さんの貴重な品も燃えてしまって、さみしいだろうから・・・ネットで少しでも見つけられないか。買い戻せないか。と思ったのです。
輪島塗で検索して、そしてお店の名前でも検索して。…でも、あんまりヒットしないのです。見つけてもオークションはもう終了しているものばかり。そんな中、見つけた茶懐石用の道具、手付盛器。
無事落札でき、でも中に入っている栞を見ると、確かに高森の名前はあるけど、住所がどうも違うような…もしかしておばちゃんのお店のものではなく、ご主人さまのお品ではなく、親戚の方のものだったりとか？どうしよう・・・と思いました。
でも・・・ひとまず持って行ってみよう。そしておばちゃんが塗ったもの、ご主人さまが塗ったものなら、これをプレゼントとして受け取ってもらおう。多分おばちゃんのことだから私が持っていてと言うかもしれないけど、でも受け取ってもらおう。
そして・・・私はなんとか必死におばちゃんに近づき、周りはすごい人いきれで、そんな中でかい荷物を出して開いて・・・ってのはスペースもとっちゃうしで申し訳なかったんですが、テントの前で、年末におばちゃんのお店でお椀とか買った者です、おばちゃんのお孫さんとうちの息子が同じ名前で・・・と自己紹介し、この品物を見てほしいと伝えました。
何かおばちゃんのためにできないかと思って、オークションで買いました。と言って見せると・・・それは確かに、おばちゃんのお店の品物でした！！もう３，40年も前くらいの貴重な品物とのこと。そして、仕上げは亡きご主人さまがやったお品だと・・・。
私は・・・おばちゃんと話しているときに、もう我慢できなくて、途中から号泣していました。1回しか会ってないけど（そしておばちゃんは私のことを覚えてない可能性もある）、でもおばちゃんのことが気になって気になって、元気でいてほしい、お店を続けてほしいと思って・・・何かできないか、をずっと考えて。
おばちゃんは、お店は燃えてしまったけど、自宅は残っていて、そこから取り出した塗り箸やお椀なんかを持ってお店に出していました。「命はあるからね」とほほ笑んだおばちゃん。
自然とハグし合ったとき・・・感じたおばちゃんの体は、とっても細くて・・・小柄で。おばちゃん、こんなに細い人だったんだ、と思いました。
そして、私がぼろぼろ号泣し、おばちゃんを前に大きめの箱を取り出して中身を見せたりしてる時・・・違和感が。
・・・・ん？？テレビカメラ来てる？？
・・・実は車の中で夫と、今日はテレビ局もいっぱい来るだろうし、もしかしてインタビューとかされちゃうかもね。なんて話を冗談っぽくしていたんです。そっか～インタビューとかも…あり得る？？でもわたしゃ自分の顔とか容貌が好きじゃないからな・・・テレビに映っても恥ずかしい。とか好き勝手な想像をしていたのです
でももちろん会場着いたらそんなことはすっかり忘れ、おばちゃんに会う！これを渡す！！という使命感でいっぱいだったのですが・・・あれれ？？なんか私たち今映されてる？？
おばちゃんは、「そんな・・・こんな高いもの（お店ではけっこうなお値段で売ってたらしい）、いいの？」と最初遠慮していましたが、うん。ここは予想通り。おばちゃんにプレゼントしたくて持ってきたからと無事受け取ってもらいました
そしたらおばちゃん、「ちょっとこっち来てくれる？住所書いていってほしい」と言って・・・言われるがまま、テント奥の出店者スペースへと移動。そして私は自分の名前と連絡先を書いたのですが、ここぞとばかりにおばちゃんの電話番号もゲット。やった～
そして、無事品物は渡せたし、あとはお店で大量に買い物して帰るぞ、と思ったら・・・「ちょっとお話いいですか？」と、テレビ局の人に声をかけられ。おばちゃんと私は2人でインタビューを受けることに！！どひゃーーー！！！
いやちょっとこれ・・・嬉しいような、いやでも嬉しくないわ。だって私ほとんど化粧してない。そしてさっき号泣して鼻水とか出てるし髪の毛もぐしゃぐしゃ、・・・ビジュアル的にもうほんとに最悪なんですけどーーー！！！
←別に化粧しても大したことないんですが・・・
うわ～これ……絶対あとで自分の姿見てショック受けるやつだ。自分の顔とか声見て聞いてドカーンとショック受けるやつだ。なんかもう予想できる・・・
でも見た目がアレなんで取材は嫌です。とも言えず。そのまましばし二人でカメラの前でしゃべりました。
取材班の方って、言葉の引き出し方に慣れてるというか、私がしどろもどろで喋って（もうちょっといいことをスラスラと美しく言いたかった・・・）、そしたらおばちゃんに、この記念すべき日にご主人さんの品物が届けられるって、どんなお気持ちですか？みたいに、うま～いこと誘導してくるんです。さすがだなと思いました
私はもう・・・下衆い人間性の人間ですから、あ～～もうこの自分の姿嫌。化粧してくればよかった。できるだけシワ少なく映ってくれ。鼻水拭きたいどうしよう。とかどうしようもないことばっかり考えてました
そしてインタビューが終わってから、取材班の方に、私の名前とかを聞かれ、ふむふむ、こうして名前は携帯でメモするのね。とかを見てました笑
そのお兄ちゃんはおばちゃんのことをずっと取材してるらしく、今回、私がネットで見つけたおばちゃんのお店の品物を持参して届けた（しかも1回しか会ったことないのに）という話に「いや～感動しました。いいお話きけてよかったです」みたいなことを言ってくれ・・・感動？ほんまに？？と思ったのですが・・・(^^;
う～ん。これっていい話？なのだろうか。でもそう言ってくれるってことは・・・テレビに映る！？・・・いやでも映りたいような映りたくないような
そこで教えてもらったのが・・・取材班の方は、なんと、とあるローカル番組の方で、もしかすると…４/10水曜夜のそのローカル番組で映るかもしれないと。ええっ！？ニュースの人かと思ったら…まさかのあの前田慶次郎の！？←金沢在住の人にはあの番組だとすぐわかると思います(^^;
まあ、他にもいろんな映像的な候補はたくさんあるだろうから、映らない可能性もあるし、おばちゃんがメインだから、私は映らない可能性も大ですが
ともかく・・・思いがけないハプニングも起こってしまったのでありました
ちなみに一緒にいた夫は、自分がいたら邪魔だなと思って空気を読んで？さーーっと遠くに離れ、向こうのほうでずっと佇んでたみたいです笑
えーじゃあ私がカメラ向けられてる姿とかスマホで写真とか撮ってないの？と聞いたら・・・「あっ・・・そんなの思いつかなかった」と。せっかくなら証拠写真として撮っておいてほしかった！！
この後・・・そこそこ大量に！大切な被災を免れたお品を買って帰りました。レジの方（おばちゃんの親族の方かな）がえっ、こんなに、と驚いてました
亡きご主人さまの品物は、写真右上のお椀しかもう残ってないそうで・・・だからご主人さまが仕上げた、私がオークションで落札した品物はとても貴重なものだそうです。喜んでもらえて、よかった・・・。
私は号泣もしたし、おばちゃんに会って品物も渡せたし、取材も受けたし笑、なんかもう・・・すべてやり切った。お役目果たした。感が強く、この後はすぐに会場を出ました。やり切った感があってぼーっとした感じでした。
やれることを・・・やった。お役目を果たせた（気がする）。
引き続きちょくちょくネットでおばちゃんのお店の品物を探しているのですが・・・なかなか見つからずで。次会えるときにまた何か別の品物を渡せたらいいのですが。
この出張朝市ですが、次回はGWに開催予定だそうです。具体的な日程がまだ情報として見つけられてないのですが。まだ調整中なのかなあ。
とにかくすごい人出で、おばちゃんともっと話したかったけど、でも次々人の波がすごいし、私一人がおばちゃんを独占してもいけないし、他にもおばちゃんとしゃべりたい人もたくさんいるから・・・あまり長居もできません。でも十分長い時間をいただいたと思います。
もっと遅い時間とかに行けばもうちょっとおばちゃんの近況とか聞けるかな。てか私って1回しか会ったことない人間だし、もっとおばちゃんと縁が深い人たちってたくさんいるし、あまり私が出しゃばったり割り込んでもよろしくないというか、欲出し過ぎかなとも思います。
渡せるものを渡した。それでよしなのだ。それ以上の欲はかくまい。
亡きご主人さまへのお供えのときに使うねと言ってくれたおばちゃん。
品物を見たときのおばちゃんの驚いた顔。
もう80歳なのに、そんなふうに全然見えないくらい立ち姿も話しぶりも元気で溌溂としていたおばちゃん。
これからも・・・おばちゃんのお店に行こう。そしておばちゃんを応援する。
そして・・・おばちゃんって実は、けっこうニュースに出ていることを知りました。
朝市の仲間と会えるのが嬉しいと語るおばちゃん。出張朝市の会合で。
朝市の焼け跡を歩くおばちゃん。
・・・全部、焼けてしまった。
自宅は残ったけど・・・家の中はぐちゃぐちゃ。
そこから、お店に出せそうなものを掘り出します。
自宅に残っていた、わずかな在庫。
そのわずかな在庫を持って出張朝市へ。
しかしおばちゃんは・・・驚きの行動に出ていたんです。なんと・・・そのわずかな、貴重な在庫を、同じ朝市の仲間に、分けてあげていたのです！！
やはりみんな、同じ輪島塗のお店の方で、在庫がほとんどない、売る物がない・・・という方がいらっしゃいます。そんな方におばちゃんは・・・自分のところの、わずかな貴重な在庫を分けてあげていたのです。おばちゃん・・・なんて、なんて・・・素晴らしいんでしょう。おばちゃん・・・すごすぎます。
みんなで分け合って、という気持ちだというおばちゃん。「私だけもうけんでもいいわ、と思って」と語ったおばちゃん・・・・ああ、おばちゃん・・・・尊すぎます・・・。
自分だけ儲けたって、嬉しくない。あるものを、みんなで分ける。・・・それを自然とやってしまうおばちゃん。・・・そっか。こんなおばちゃんだから・・・だから私は、一回会っただけだけど、おばちゃんのこと・・・こんなに好きになったのかな。こんなおばちゃんだから。こんな素晴らしい人だから。
売れるとか売れんとか、そんなことより、商いができることがすごく嬉しい、と語っていたおばちゃん。…知らなかったよ、おばちゃん。他の人に輪島塗を分けてあげての…出店だったんだね・・・。
おばちゃん……今日は楽しい一日になったかな。きっとたくさんの常連さんとも会えて、嬉しい一日になったんじゃないかな。おばちゃんが笑顔でいてくれたら…私はそれが嬉しい。
輪島の出張朝市ですが、これからもちょくちょく開催されるのではと思います。私も出来る限り行っておばちゃんの顔を見に行こうと思っています。
そして、出張朝市だけど、全てのお店の方が出店できたわけではないし、輪島は朝市だけではなくて、朝市以外のお仕事に関わっている方々、一般の方々ももちろんたくさんいらっしゃるわけで。
能登は・・・これからどう復興していくのだろうか。
先は見えないし、わからない。でもわからないからこそ、明るさを失わずにいたいと思う。きっとふさわしい形で、能登はきっとまた元気さを取り戻す。
祈り、は届くのだ、ということも感じました。直接会えない時間は・・・大切な人に、思いを寄せる人に、祈りを捧げよう。そのエネルギーは必ず届くから。
さて…おばちゃんの笑顔も見れたから、また頑張るぞ。80歳のおばちゃんがあんなに元気で明るく過ごしてるんだから。お店「一よし」さんは今年100周年。おばちゃんが100周年目の年に、こうした形で、お店を開くことができて・・・よかった。
今日はたくさんの笑顔と涙が溢れた日だったと思います。これからもみんなの笑顔が守られますように。
それでは皆さま、今日も明日も素敵な一日をお過ごしください