牛田智大さんのピアノを・・・生で聴いてきました!!!!!!

ダイヤグリーン毎週水曜日と毎月第一土曜日はイオンとなみにて11~16時待機しています。

3/20(水・祝)も変わらず待機しています。

スピリチュアルカウンセリングは20分3000円、50分5000円(延長は10分1000円)です。

ダイヤグリーン3/16(土)は富山県中新川郡上市にあるシフォンケーキのお店、Breezy Heart さんにて占いのイベントに出店します。10~16時です。

ダイヤグリーン3/17(日)は福井のエルパさんにて占いのイベントに出店します。11~18時です。

全てのお問い合わせは natsue58@hotmail.com までお願いいたします。

 

 

牛田さんは昔からずっと有名ですが、私はショパコンであらためて気になり出し、そしてショパコンのドキュメンタリーを見てますます気になりまして・・・行ってまいりました。金沢で開催されたピアノリサイタルへ。

↓こちらは別公演のときの写真。ピアノは彼はヤマハのイメージなのですがスタインウェイでした。(石川県でヤマハのグランドピアノのホールってあるんかなあ・・・)

なんとiPadを忘れていくという失態。なので会場入り口とかの写真は撮れず汗ファンクラブからだったかな、お花のスタンドを撮影している人なんかもいました。ロビーではCDが売られていましたね。

本日の曲目ですが・・・

 

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 K.282

シューマン:クライスレリアーナ Op.16

 

休憩を挟み、

 

ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 Op.29

ショパン:即興曲 第2番 嬰ヘ長調 Op.36

ショパン:即興曲 第3番 変ト長調 Op.51

ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58

 

でした!!

牛田くんからのコメントが。ショパンとシューマンの関係に着目し、あえて対比させてみると面白いと思ったのかな。

(写真は別公演より。下の2枚は以前の金沢公演リハーサル時のもの、牛田くんのインスタより)

モーツァルトは・・・なんだか意外な選曲だな~と思いました。かっちょええけど・・・個人的には、やっぱり彼にはロマン派のシューマンとショパンのほうがめっちゃ似合ってたなあとにやり

シューマンのクライスレリアーナは初めて聴いたのですが・・・聴いた瞬間、おーこれ好きな曲だわ。と思いました。

 

そして・・・直感で思ったこと。

 

シューマンって・・・狂人やったんかな。これ、狂人の曲だ。

 

ってこと。

 

これ完全に・・・狂人が作った曲じゃん。と思ったのです。でも、曲としてはその狂気が素晴らしく表現されていて、個人的にはこういう曲ってすごく好きなので、シューマンの人格は・・・・家帰ってから調べよう。載ってないかもだけど、実はこっそり狂気の人やったかもしれん。まあいいや。とにかくこの曲いいわ・・・。と、うっとりして引き込まれて聴いていました。

 

そして、帰宅してシューマンについて調べて知ったのが・・・シューマンって、精神障害があったと言われている人だったんですね・・・!!しかも自殺未遂もしてる・・・。

 

ちょっとびっくりしました。やっぱり直感って合ってること多いんだなあと。自分の直感を信じる。って最近よくメッセージとして来てる感じなのですが、自分の直感を信じるって・・・大事だと思いますよ、奥さん!!

 

私はこのクライスレリアーナを聴いて、シューマンってやべー奴(好きな方ごめんなさいアセアセ)やったんかな、曲は素晴らしいけど実際に実生活でつきあうのはめんどくさそうだな・・・と思っちゃったのですが、どうもネットで調べてみると・・・確かになかなか難しそうな人格の人のようで。

 

それでもクララという奥さんを手に入れ(しかもめっちゃ稼いでくれる)、奥さんは8人も子どもを産んでくれ(長男を除いてみんな成人したのもすごいと思います。一人はシューマンと同じような精神的な問題を患ったそうですが・・・)、それはものすごく大きな幸せだったと思うのです。まあ晩年というか、自殺未遂したあと強制入院させられて、その間のクララとブラームスの関係は・・・ほにゃららな感じだったみたいですが・・・。

 

シューマンって・・・いろいろあったんだなあ。と思いつつ、ネットを見ていたら牛田くんの連載を発見。

ONTOMOで牛田くんの連載が最近始まったのですが、彼の連載が・・・すごい。

「音の記憶を訪う」というタイトルですが、この「訪う」、とう、とぶらう、おとなう、の言葉に、訪れる、問いかける、探し求める、追求する、弔う、慰問する、音がする・・・というさまざまな意味が含まれているからこのタイトルにしたと。・・・もうこの時点で、ただ者じゃない!!めっちゃ哲学的な人なのでは・・・??と思わされます。

 

音楽とは、「記憶装置」・・・??

そして・・・はい!!牛田くん哲学系決定!!まずプルースト出してきてます!!マルセル・プルースト出す時点で・・・普通じゃないよ!!読まないよプルーストなんて普通は!!私文学部出身だけど読んでないですし(いやそこは読まなきゃあかんやろ)DASH!

 

プルーストって・・・ちょっとなかなか読めないと思うんですよ。なんでみんな読め

るの?私がおかしいだけかしら・・・。

 

いや~それにしてもこの連載、かる~~く読めるものじゃない。彼って・・・研究者的だな。ピアニストというか研究者なのか・・・??

そして、クライスレリアーナについて言及した回もあったんです。猫を取り上げてたのは、彼が猫を実家で飼ってるからなのかな?(お母さまばかりに懐いて、牛田くんには懐かないそうですが・・・(^^;そして猫ちゃんは、ショパン弾いてるとおとなしく寝てて、ハノンや指練習を弾くと暴れるそうです笑)

 

クライスレリアーナについてですが、彼は、

 

「のちに妻となるクララへの愛を原動力として作曲されたというエピソードが独り歩きすることによっていくらか「色めいた」作品として見られがちです。

 

しかし私としては、この作品がもつ本質的な感情は美しい愛などというよりも「劣等感」「憤り」「諦め」そしてそれによる「狂気」といったもっと生々しいとさえいえるものなのではないかと思えるのです。」

 

 

・・・と書いていて・・・ここで発見!!「狂気」のキーワード!!

 

ということは・・・彼はこのクライスレリアーナの中に、「狂気」を見たということなのかな。私も・・・この曲は、狂気的だと思いました。クララへの美しい愛・・・?それは、正直聴いていて感じなかったです(^^; 

 

どちらかというと、こんな愛・・・重いな・・・・って思っちゃいました(◎_◎;)

 

でもこの曲が似合ってた牛田くん・・・彼の中にも、狂気を表現できる共通項があったりするのかな。それは表現者として素晴らしいことだと思います。

 

フィギュアスケートでいえばゆづこと羽生結弦は・・・ゆづの魅力って、「狂気」だと思うんですよ。ジョニ子も言ってましたよね、ゆづの魅力はクレイジーなところだと。まさにそう思います。

 

端正な面持ちの容貌から繰り出される狂気、に・・・私たちは魅了されます。

 

ちなみに彼の連載ですが、こんなふうに↓先生が教えてくれたことも盛り込まれてて、・・・これもう完全に、ピアニストの連載じゃなくて、音楽評論家の連載になっとるーー!!

彼は今ショパン音楽大学で学んでるんですね。只今は帰国してあちこちで演奏活動中らしいです。その中で金沢にも来てもらえて・・・嬉しいですね。毎年だいたい来てるっぽい?お隣に座った方から、「毎年来てるんですか?」と聞かれて、「いえ、初めてです💦」とのやりとりをしたので・・・。

牛田くんは、移動が多い際一番注意していることは・・・絶対に寝ない。ってことだそう!!

 

飛行機や新幹線でつい座ったまま寝てしまうと・・・首を寝違えたり、身体の重心や背骨が微妙にずれて、鍵盤に対する手の位置がわずかに変わることで、ミスタッチの確率が多くなる気がするからとのこと。

 

なるほど・・・確かに身体の重心・・・変わるかも・・・そしてその微妙さが大きな影響となるのが、ピアノなんでしょうね。ダンスでいえば回転軸がぶれるとか、になるのかな。でも踊りはいろんな要素があるけど、ピアノって・・・一音のずれが、数ミリが命取りになるってことなんだろうな。

ショパン音楽大学の練習室で撮られた貴重な写真もありました。

 

やっぱり・・・ショパンは似合ってましたねえ。即興曲もピアノソナタ第3番も素敵でした。なんだか一気にエンジンがかかった感じ?休憩前とはちょっとエネルギーが違う感じがしました。

 

ショパンを聴くと・・・思うのが、「・・・かなわないよねえ・・・」ってこと。こんな人に太刀打ちできる人はいない。だから彼のライバルには・・・誰もなれないって感じがします。圧倒的。やっぱりショパンって・・・すごすぎる(なんだか語彙が足りないですが・・・)。

 

そして・・・全て終わったあとのアンコール。

 

・・・なんと、3曲弾いてくれました!!

 

そして・・・・。

 

ななななんと!!

 

アンコール1曲目・・・あれ??これ・・・知ってる。こ、これは・・・!!

 

なんと。アンコール1曲目は、ショパンのプレリュード第4番!!!

 

まじかーーー!!!まさかのプレリュード!!!

 

そして・・・弾き終えてはけて、そして拍手鳴りやまずで2曲目を弾いてくれたのですが・・・・この2曲目がなんと!!

 

ショパンのプレリュード、第7番!!!

 

うわーーーー!!これ・・・いやもうなんといっていいか。私も必死になって練習した・・・あの7番。

 

7番・・・彼が弾くと・・・動画でいろいろ見たプロの方々とも違ってて・・・あんな短い曲なんですが、全然・・・違う・・・・!!

 

7番って・・・ま~~なんてロマンティックな曲なんでしょう。と彼の演奏を聴いてしみじみ・・・。そしてなんて優しいやわらかい音・・・はあ・・・うっとり。

 

そしてまたはけて、さらに拍手でついにアンコール3曲目!!

 

アンコール3曲目は・・・シューマンのトロイメライ。

 

このトロイメライはけっこうアンコールで弾いてるっぽい?ネット情報でもいくつも見つけたので。

 

それにしても・・・アンコールでショパンのプレリュードか・・・全くの予想外でした。

 

でも帰宅してあらためて調べてみると、牛田くん・・・10代最後の年に、プレリュード全曲弾いて録音したCD発売してるんですね!そっか・・・だから思い入れもあるのかな。

 

まさかのプレリュード聴けちゃいましたが・・・・これって・・・もしや・・・メッセージ??

 

自分勝手な解釈するとですね・・・今、ピアノの発表会の曲決めで迷っててまだ決まってなくて、ショパンのプレリュードの20番が私は好きでどうしても入れたいと思ってたんですが・・・やめとこうかなあ、とも思っていて。・・・でも・・・好きなら、入れればいいのかも。何もどこにも遠慮せずに。

 

好き度で選ぶとプレリュード20番とブルグミュラーの『タランテラ』。・・・でもタランテラは指が転ぶので、正直そこまで上手には弾けないまま合格をもらってしまい・・・でももっと上手に弾きたい、と思っていた曲。そしてなんといってもブルグミュラー25の練習曲で一番好きな曲がタランテラで。

 

先生のおすすめは、そして私にとっても無理がないのは『舟歌』なんですが・・・。舟歌もけっこう好きになったけど、でも・・・タランテラの好き度には敵わない。

 

いわば、結婚相手としてふさわしい相手(舟歌)と、恋愛感情として自分の感情が盛り上がって、この人と一緒にいたーい!!…的なのがタランテラ、でしょうか(^^;

 自分にとってちょうどいい相手と、自分が惚れてる男とで揺れてる、みたいな??

 

・・・まあそれは置いておいて、

 

牛田智大くんのリサイタル・・・なんとも素敵でした。そして哲学的な彼、文学者のような彼のことに・・・ますます興味が沸いてきました。

 

そして・・・シューマンの性格は好きになれそうにないけど、でも・・・クライスレリアーナ、は素晴らしい曲でした!!

 

私はクラシックはあんまり聴かずに過ごしてきたので、いろんな曲と出会えるのも、コンサートで嬉しいことのひとつです。

 

ピアノを習い出して・・・また素敵な世界を教えてもらえてるなあ、と感じています。いろんな方の演奏をこれからも聴いていきたいですね。

 

素敵な音楽と演奏。・・・それは宇宙が私たちにくれたギフトのひとつだと思うのです。それによって私たちは癒され、元気と勇気をもらい、明日への力となれる・・・。

 

それでは皆さま、今日も明日も素敵な一日をお過ごしくださいアップ