今更の後出しなんですが・・・地震の数日前から、おかしなことがありました。

 

年末、息子がガチャガチャで取って来たか自分で買ったのか忘れましたが・・・変な物を持って帰って来たんです。

 

「ママ、これすごいよ~音符」と言って見せてくれたのは・・・人を察知すると、「緊急事態発生!!」としゃべる小さな機械。誰かが近づいてきたらすぐこれでわかるよ!!トイレとか(!??)行くとき便利だよ。と言ってその小さな物を見せてくれたのです。

 

はあ~~??こんなちっせぇ機械がそんなすごい機能持ってるはずない・・・と思いきや、ほんとに人が近づいたら「緊急事態発生!!」としゃべるポーン

 

お・・・おう。すごいかも。(でも普段これ持つ意味あるんやろうか、人混みとか持って歩けないぞ)

 

・・・で、息子はこの小さな機械を、トイレに置き始めまして・・・(我が家のトイレは侵入者は来ないと思うが・・・)そしたら、家族の誰かがトイレに入るたびに、

 

「緊急事態発生!!」

 

・・・と、しゃべるのですゲッソリゲッソリゲッソリ

 

しかも「緊急事態発生!!」をひたすら繰り返す。エンドレスです!!・・・うるさくて、トイレに入るたんびにイラっとします!!

 

もう私も夫もトイレ入るたんびに緊急事態だと言われてうるさく感じまして・・・不満を言ったら息子は今度はその小さな機械を2階に持って行き。

 

そしたら、2階の廊下あたりに置いたのか?やはり夫と息子が2階で移動するたびに、

 

「緊急事態発生!!」

 

・・・と、しょっちゅう声がしゃべるわけです!!終わりなく。やっぱりうるさいうるさい・・・チーンチーンチーン

 

我が家は吹き抜けなので、その「緊急事態発生!!」の声はとにかくもろ1階にいる私にも大きく聴こえて、それで我が家は数日間ずーっと、「緊急事態発生!!」の声に囲まれて過ごしていました。

 

あ~うるさいなあ。と思いつつ誰もそれを捨てなかったのですが・・・。

 

今にして思えば。

 

「緊急事態発生」

 

・・・ほんとに、緊急事態が起きてしまった。

 

そして今は・・・なぜかその小さな機械は、どこかに行ったのか・・・声もしなくなりました(電池がなくなった??)。

 

でもまさか・・・あの、息子が持ってきた小さな機械のあのメッセージが・・・地震をお知らせしてくれていたかも、なんて・・・一ミリも想像できていませんでした。

 

でも、確かに・・・緊急事態は発生したから・・・・やはり何かしらのヒント、ってこの世にあるんだろうか。でもそのヒントがあっても・・・何もできなかったですけど・・・。

 

ヒントは来る。でも・・・それによって何かを完ぺきに避けきる、ってことは・・・人って難しいのかな、という気がしています。何かがやってくるときは、大難を小難に、は可能だとしても、完璧にそれをなくす。完ぺきに避ける。ってことは・・・人はできないのかもしれない。そんなことをふと思いました。何かが来るってことは・・・何かを経験する必要があるってことなのかもしれない・・・。

 

 

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さて、山本太郎議員が被災地でカレーを食べたことで炎上しちゃってますが・・・(彼を見るとどうしても未だにメロリンQを思い出してしまう・・・)ボランティアって基本は自分ですべて完結すべし。ってのは原則なんでしょうが、もしかしたらそこで断ってもでも勧められて・・・ってやりとりもあったかもしれないなあとも個人的には思っています。

 

能登の人たちって・・・優しいんです。前日は1日でおにぎり1個だった、食料が来てくれて嬉しい・・・という喜びの中、カレーあんたも食べてって!!と現地の人が言いそうな感じは・・・すごくわかる。他に危機的な避難所や場所はたくさんあるけど、その山本氏が行った場所では、そのあたりにいた方々は安心して食料がみなにもらえたのかもしれない。カレーも十分な量があるように見えたのかもしれない。そしたら・・・その場の人たちはきっと、感謝を表したくて、「あんたも食べまっし」、と・・・言いそうな気がする。これが、勧められないのに食べたのなら・・・問題だとは思います。

 

でもどれだけ勧められてもそれでも絶対断れ!!という意見はあるんだろうけど、個人的に思うのは・・・現地で何かを食べた人は、彼一人じゃないだろうな、ということ。報道の人たちとか全員が、現地で食料調達一切してないか。・・・というと、わからないと思う。

 

そして思うのは、もしカレー一食を食べたとしても、現地のトイレを使わなかったとかなら・・・それなら許してあげたい気もします。現地のトイレ事情は深刻です。食べたけど、出すものは携帯トイレで全部自分で持ち帰りました。そして現地で一度も給油しませんでした。ならば、大目に見てあげたい気もします。

 

今は、行きたくても行けない、何かしたくてもできない・・・というもどかしい気持ちになっている人たちのエネルギーも増大していて、それらのエネルギーの矛先が・・・彼にも行ってしまった、ということなのだと思う。イライラのエネルギーは、攻撃先を探す。

 

そんな時、こんなコメントが目に入りました。

 

 

「私は石川県能登町出身者です。

 

 気にかけてくれただけでもありがたい。心配してくれてる証。

 

 カレーライス1食、いただいたくらいいいじゃないですか。働いたのだから。批判する人たちもおかしい。

 

 能登町は、甚大な被害の多く、孤立した集落も多い輪島市や珠洲市の被災地よりもまだマシです。開いているお店もありますし。

 

 全国の皆様、ご心配してくださってありがとうございます。山本氏の批判はもうやめましょうよ。」

 

 

・・・こういう姿勢って・・・全員がではないでしょうが・・・でも能登の方っぽいなあ、と思いました。

 

カレー一食くらいいいじゃないですか、と。批判はもうやめにしましょうよ、と。

 

他にもっと大変な人たちがいる。だから・・・その人たちのことを考える。今は批判よりも、もっと苦しい状況にいる人たちのことを・・・考えましょうと。心配してくださって、ありがとうございます、と・・・。

 

これは、自分がどういう場所にいるかとか、どういう状況か、何を知っているか、によって反応が変わると思います。

 

自分の親族とかが何とか助かって、不便だけど避難所で生きている。物資も細々とだけど届いているらしい。よかった・・・という気持ちの人は、そこまで山本氏の批判の気持ちは起こらないかもしれない。

 

でも、誰かを亡くしたり・・・知り合いが孤立地帯にいて、もう何の支援も受けられていない状況にいるのを知っているならば・・・彼の行動は「許せない」となると思う。

 

自分の失ったものとか、守れたものとか、それによって意見は変わるだろうし、自分の大切な人が今極限状態にあるのか、あるいはひとまず安心な状況なのか・・・それによって彼への意見が変わってくる気がする。

 

私も今、高森のおばちゃんが無事だという安堵感が大きいから・・・あまり山本氏への怒りや批判がそこまで湧いてこない。でももし・・・自分の大切な人が極限状態にいると知っていたならば?・・・彼に対して、もっと酷い地域があるのを、知ってくれよ!!のうのうとカレー食ってる場合じゃねーんだよ!!・・・と、思うような気がする。

 

人の意見は・・・自分がどんな状況か、何を知っているか、何を失い守れているのか、によって変わるのだと思う。

 

そして苦しい場合は、やはり・・・誰かに怒りをぶつけたくなるのだと思う。

 

彼が自己完結の原則を知らないで現地に入っていたならば問題でしょうが、・・・でも日本はこれまでの大災害がいくつもあるから、一般の人にもその原則はかなり浸透してきているのではと思います。

 

そして私はですね・・・・ボランティア経験もないし外で動ける体力とかも全くないので、そういう人間は今は・・・行けません。いつか、私みたいにひ弱な人間でも何かできることが出てきたら。その時を待つしかありません。

 

山本氏のカレー報道を見てですね・・・私は彼への怒りとか批判はあまり出てこなくて、それよりも・・・そういえばおじいさまおばあさまも被災地でカレー食べてたな、なんてことを思い出してるわけです。そんな人間はあまりいないのでしょうが・・・変なことを今更ですが思い返していました。

 

探したら・・・ちゃんとオンライン上の記事にも残ってました。島原の被災地に、おじいさまとおばあさまがなんと災害が起きてわずか38日後に現地に行かれたというニュース。1991年7月10日。

この時は当然、くないちょ~も警察当局も専門家の方たちも・・・大反対したそうです。そりゃそうですよね。でもおじいさまは、「どうしても行く」と「強いご意向」を示されて・・・行くことになっちゃったのです。謎ですが・・・。

 

それまでは、昭和天皇の時代は、被災地へのお見舞いや慰問は、「安全宣言」発令後が通例だったそうです。その慣例を覆したのが・・・おじいさまおばあさまです。天皇が安全宣言発令前に被災地入りするなんてことは・・・史上初めて、おじいさまおばあさまがやってのけたのです。・・・何故なのかわかりませんが・・・。

 

とにかく周囲の緊張は甚だしく、そして迎える側もとてつもない緊張があったそうです。(そりゃそうだと思う。なのになぜこれほど周囲に迷惑をかけてまで行きたがったのか・・・謎です。)

当時の海部俊樹首相も必死に引き留めたけど・・・それでもいう事を聞かなかったおじいさまおばあさま。・・・あかん。ほんとに理解できない・・・。

そしてやってきたおじいさまおばあさまは・・・おじいさまは紺のダブルの背広、おばあさまは千鳥格子のツーピースの爽やかないでたちでホテル南風楼にお見えになった。と、書いてあります・・・。

 

・・・ますます、意味わからん・・・・。そしてきっとおばあさまは衣装を新調されていたはず。だって東日本大震災のときも・・・抱きしめたときに相手がおばあさまの体温が伝わりやすいように、と特別なシルクのコートを作らせたおばあさまだもの・・・(過去記事にも載せましたが、デザイナーさんがインタビューに答えています)。

そして・・・この時おじいさまとおばあさまのたっての希望で」、カレーライスとサラダの「簡素な昼食」がふるまわれたそうです。

 

・・・カレーライスって、全然簡素な食事じゃないけど。しかも被災地だし。そしてカレーにサラダもついてたと??・・・全然簡素ではない。むしろ豪華すぎる。・・・それを「たってのご希望で」、簡単なものでいいですよ、と・・・カレーとサラダにしたというのか??

 

・・・あかん。こういうことをすぐ思い出して持ち出してしまうのが・・・意地悪な根性です。昔のことをずっと覚えている。でもすんません。それが私です・・・。

 

カレーかあ。カレーを食べたことがむしろ美談、なんてお心遣い・・・って報道された方もいたのになあ。

 

 

同じカレーでも、ずいぶん違うもんだ。

 

 

・・・なんて、正直思っちゃうのです・・・。

 

行くなと言われても、首相からも行くなと言われても行っちゃう人がいて・・・そして「お優しい方々」「美しい祈り」「質素なものでよいとおっしゃられた」・・・などなどの報道があったことを・・・・思い出しちゃう人間も、います。

 

なので・・・人間って、結局は比較をしちゃう生き物で(少なくとも私みたいな人間はそうです)、比較対象のおじいさまおばあさまを考えると・・・なんだか山本氏のカレーなんて全然気にならなかった。まあ食べない方がよかったんだろうけど、でも、もっと突っ込まれるべきだった人たちは何も突っ込まれてないし。とも思ってしまう自分がいます・・・。

 

この世には、つっこまれ攻撃されるケースもあれば・・・スルーされたり、むしろ美談?にされちゃうこともありますね。

 

今は・・・カレーよりも、孤立地域が少しでも早く助けてもらえること、水不足とトイレ事情の悪化がなんとかなるように・・・それを願うばかりです。

 

私は現地で何もできるわけでもないので・・・現地で不眠不休で働いてくださっている方々に感謝を捧げるしかできません。彼らの負担もなんとか軽減できるようであってほしいです。

 

まだ道路事情はほんとに悪いので・・・行きたい人たちが多くても、つらいけど行けない状況です。避難所や孤立地域にいる方々が、なんとか耐えきってほしい・・・と思います。

 

毎日しょっちゅう、ヘリコプターの音が聞こえます。物資を運ぶヘリなのか、人を輸送しているヘリなのか。ヘリの音が聞こえるたびに、祈る気持ちと、感謝、尊敬の気持ちがこみ上げてきます。

 

それでは皆さま、今日も明日も素敵な一日をお過ごしくださいアップ