精神科医でありながら、スピリチュアルなヒーリングを行い、著書も多い越智啓子さんの『魂のつながりですべてが解ける! 人間関係のしくみ』を読みました。

引きこもりの人はどういうことをしている状態なのかとか、うつ病や統合失調症の人は実は「光の仕事人」であるとか、そして合わない相手のことをどう捉えればいいのかなど・・・いろんな項目があります。

自分を受け入れるワーク、インナーチャイルドを癒すワークなんかも書いてあって・・・興味深かったです。これなら、すっごく簡単だし・・・誰にでもできる。と思いました。

太陽系では火星は破壊が大好きなパターンなので、火星での体験が多い魂は、人間関係においても、破壊と再生のドラマを創造して、体験を楽しむ人が多いとか。へぇ~!と思う箇所もあちらこちらにあるのが面白かったです。

 

この越智啓子さんの本ですが、欲しい方に差し上げますので、欲しい方はメール(natsue58@hotmail.com )までお知らせください。遠方の方には郵送いたしますにやり

 

越智啓子さんの本には、過去生のこんな生き方が現代でこうなってるケース、みたいな実例がちょこちょこ記載されているので、それがまた興味深いのです。

 

例えば、現在外科医として活躍している医師の方が・・・実は過去生では、刀で多くの人を殺してしまっていた過去があり。その時できてしまったカルマを解消するために・・・現代では同じ刀(メス)を使って、前回は多くの人を殺めてしまったから、今世では多くの人の命を救う。という流れになった方がおられた話とか。

 

私達って、例えば前世で誰かを殺してしまったら、今回の人生では自分が逆にその人に殺されるのか?というふうに、すごく単純なカルマ解消の例しか思いつかなかったりします。私も以前はそんなふうに思っていました。でもそんな単純なものではないんだろうな、となんとなーく思いつつも、でもじゃあどうやってカルマ解消するんやろ。とわかんないままでした。

 

でもいろんな本を読んでいくうちに、例えば現在、ヒーラーとか人を多く助けている人の中には、過去生で多くの人を間違ったふうに導いてしまったから、今世では逆に、多くの人を正しい方向へと導く役目が与えられているのか、という例を知れていたりして・・・ちょっとずつですがわかってきた部分がほんのすこーーしですが生まれてきた気がします。

 

私自身も、今こうしてスピリチュアルカウンセラーとして活動しているということは・・・きっと過去生で何か、多くの人を変なふうに導いたりとか、騙したりとか・・・何かやらかしちゃったんだろうな。・・・と、思っていますゲロー

 

でも宇宙ってすごいなと思うのは・・・その過去生で人を殺戮して今世では外科医の方じゃないですが、たとえ過去生で罪を犯しても、次の人生でバランスを取り直すチャンスってちゃんともらえるんだ、ということ。

 

誰かの命を奪ったから、次の人生ではお前が今度は誰かに殺されなさい。・・・ではなく、逆に、その倍の人間を救ってあげなさい。というシナリオ、使命があたわることがある。

 

越智啓子さんの本に書いてあったことで興味深かった例のひとつですが、40歳近くまで、親のすねをかじって、仕事をほとんどしないで自宅で好きに過ごしていた女性のお話がありました。

 

この、いわばニート的な女性ですが・・・この女性は、江戸時代に吉原で遊女をしていて、そして彼女が家族を養っていた。という過去があったそうなのです。いわば体をはって・・・親孝行、家族孝行をしていたのです。

 

そこまでの親孝行、家族孝行を過去生でしていたため、今世では、逆に親からの恩返しを受け取っている・・・という流れがあったそうです。

 

つまり、今回親が娘の彼女を大人になっても養ってあげるのは、かつて受けた恩を返すためにも、やらなきゃいけないこと。・・・ということなんだと思います。そうしないとカルマのバランスが取れない。

 

過去生を否定したり、見えないものを全否定すると、解けない謎があると思います。全ての謎は宇宙は教えてはくれないですが、でも、きっと過去生でなにかあったのかも、という視点は時に私たちを助けてくれると思うのです。

 

このご家族も・・・見えない世界のことを知らなかったり否定するなら、なんでうちの娘は40にもなって働かないんだ、なんでずっとニート状態で家にいるんだ・・・とただ娘への不満ばかりになったり、自分たちの育て方が悪かったのかと自らを責めたりと、ネガティブなエネルギーが多くなってたかもしれません。

 

しかし、過去生を紐解いてみると・・・ああ、過去のバランスをとるために、今こうしてう養ってあげる時期が長く必要なんだな、とゆるむものが出てくる。

 

ちなみにこの娘さんはその後、お互いのカルマのバランスが取れたのか、あるいはご両親がネガティブな意識を手放したせいなのか、仕事を初めて親元から離れたそうです。

 

「なんで、なんで・・・!!」という意識はエネルギーとして低いのと、カルマ解消にはあまりプラスにならないというか・・・「なんでこうなの」は今を受け入れたくない、というエネルギーなので、どうしても流れが滞りやすい。

 

全ての過去生が紐解けるわけではないですが、何か想像できることもあるかもしれないし、また、本当にその謎解きが必要な場合は、何らかの形でヒントが与えられるはずだと思います。

 

必ずしも、過去生リーディングを受けなくても、何かの拍子に、「あれ、もしかして・・・」と思える瞬間があったりすると思います。

 

この本で紹介されていたエピソードで興味深かったこととして・・・鮫島純子さんのお話がありました。

 

鮫島純子さんは渋沢栄一のお孫さんですが、転んで骨折したときも・・・「痛い!」じゃなくて、「頭を打たずにすんで、ありがとうございます」と感謝の言葉が出る方だそうです!!

 

これは・・・すごい。すごすぎるレベルですね。すべてに感謝できるように、という話はあちこちで話題に出るとしても、それを・・・実際にこうしてできるようになるというのはなかなか常人にはできないような・・・(^^;

 

私も昨年骨折したとき、「なんでよりによって強化しようとしてた左足なんで」とつい思ってしまったのですが・・・←その後、右足だったら車も運転できないので左足でよかったとあとで気づきました・・・・

 

ちなみに鮫島さんがどうして骨折したのかを越智啓子さんが実際お会いした時に謎解きしてみたら、「下々の気持ちがもっとわかるために」この転倒があった、とのことでした。

 

オーストリア時代、パワフルな女性のエネルギーを持っていて、人の上に立つ立場だったのですが、自分自身とても元気なので、病気の人たちの気持ちが理解できない、という悩みがあったそうです。

 

そこで、思いがけず倒れてけがをすることで・・・その悩みというかカルマなのかが解消できたというのです。そしてこれを機にさらに愛に溢れる人間関係が築いていけることになると。

 

自分自身思い返してみると・・・昨年、生まれて初めて骨折して・・・ほんとに不自由だなと感じたし、普通に歩けるって、こんなにありがたいことなんだ!と気づいたことを思い出します。

 

そして、自分が松葉杖生活になってみると、世の中には足が悪い人とか、杖をついている人たちがたくさんいるんだな、ということが急に目に入るようになってきました。それまでも同じ世界に生きていたのに、自分の視点が変わると、急に、それまで気づかなかったことに気づき出したり、見えだしたりします。

 

横断歩道を渡ることが、こんなに大変で、ドキドキすることだったとは。・・・などなど、ほんとにたくさんの貴重な経験をさせてもらいました。そしてありがたいことに、車いすを押してもらってのJAL搭乗など、いろんな方に優しくしていただく経験もできました。松葉杖でさとうみつろう氏のコンサートのために札幌行って、松葉杖で雪道歩いてたら車に乗せてくださった方もおられました・・・。

 

怪我にしても、その間不便なことがたくさんあってネガティブに見えるけど・・・実は得られるものがたくさんあるんだなと思いました。

 

この越智啓子さんの本ですが、欲しい方がいましたら差し上げますのでメールにてお知らせください。

 

それでは皆さま、今日も明日も素敵な一日をお過ごしくださいアップ