10月のよふ葉さんでの待機日は10月15日(金)、29日(金)です。
10月16日(土)、17日(日)は福井市「エルパ」にて癒し占いのイベントに出店します。
毎週水曜日と毎月第一土曜日はとなみイオンにて11~16時待機しています。
全てのお問い合わせは natsue58@hotmail.com までお願いいたします。
土井善晴氏の、『一汁一菜でよいという提案』に、印象的なエピソードがありました。
土井氏のお宅は、仕事場と住居が一緒で、すなわち撮影など仕事で作ったお料理が家にたくさんある状態だったそうです。
でも仕事で作った料理は、撮影が終わってからスタッフで食べたり、お客様にすべて持って帰ってもらって、そういったご馳走を一皿に盛り合わせて、帰宅した子どものために取りおいて食べさせることを、奥さまは一切しなかったそうです。
土井氏の感覚からすると、忙しいのにわざわざ作らなくても、あるものを食べさせればいいと思っていて、なんで奥さんはこんなことするんだろう、とずっと疑問だったそうです。
奥さまは、お子さんが帰ってきて、そのただいまの声をきいてから、必ずごはんを作り上げていたそうです。
土井さんは考えます。仕事でできたご馳走と、奥さんがその場で作ったお料理は、食べ物として同じだろうか、違うものだろうか。
答えは・・・・全く違うもの。
それがご馳走とかハイレベル?なお料理かとか、簡単なものとかであるとか、味付けなんてことも問題じゃないんだと。
奥さまがその場で、娘さんのために作る料理の音を、娘さんは制服を着替えるあいだに聞いたはずで。
ただよってくるにおいもかいでいたはずで。
子どもが、母親が台所で料理をする気配を感じていた。その、自分のために料理をしてくれている気配、をずーっと感じながら、育ってこれたということ。
娘さんは、家に帰ってきてほっとしていただろうし、安心な気持ちも感じていたはず。
自分は愛されている、ということを全身で感じていたはずだ。だから子どもにとって親の料理は特別なものなんだ、といいうことを・・・・あとから土井氏は気づかされたそうです。
土井氏曰く、「妻のしていたことに気づくのが遅すぎた」と・・・。そして、「妻には感謝している」と。
お料理の腕とかスキル、知識とかは土井氏のほうが上なのかもしれないけど、ほんとうに大切なもの、を奥さまが教えてくれたんですね。
台所の安心は、心の底にある揺ぎない平和につながる、と土井氏は言います。
お料理を作ってもらったという子どもの経験は、身体の中に安定して存在する安心となる、と。
なるほど・・・・と思わされるエピソードでした。
お料理って・・・出来上がったものだけがお料理じゃないんですよね。
それこそ、家族と一緒に買い物に行ったり、魚釣りに行ったり、山で山菜を採ったり・・・・そうしたところからもうお料理は始まっているともいえるし、それがとても心に深く残る思い出となることもある。
家族が自分のためにお料理を作ってくれている、という思い出は確かに・・・とっても大きなことだと思うのです。
そういえば・・・・私はお客様用にお弁当を作ったあとは、その残りがわりといろいろ残っているのですが、そうしたものはそこまで家族は喜ばないんですよね。品数とかバリエーションがいつもよりたくさんでも、そんなにも喜ばない。なんか、残飯処理?って感じなっちゃうのかも苦笑
唯一デザートは息子は喜んで楽しみにしてますが・・・![]()
私が忙しくて息子のおやつが自然食品店でのおやつとか、フルーツばっかりになってしまうと、決まって息子は、「ママ!おれママのおやつ食いたい」と訴えてきます。
いやそんなんフルーツの方が貴重やしおいしいやん、と思うのですが、息子としては・・・ママが作ったもの、は特別なのかもしれません。
自分で作れるものが多少増えてきた息子ですが、自分のためにママが何か作ってくれる・・・そしてよそってくれる(←これすごく大事らしい苦笑)ってのは、ものすごい満足感らしいです。そっかー、そういうものなのか・・・・。
私は母親が料理が得意でも好きでもなかったので、母のこれが好き!ってものが記憶になく、そのつながりも薄かったというか。それで家の中に安心感をあまり感じないで育っちゃったとか??いつも帰宅したら棚の袋菓子ガサゴソ探してばかりだった思い出ばかりですね・・・。(両親は共働きでした)
でもじゃあお料理苦手なお母さんは子どもに与える安心感が少ないかと言うと、それはそうじゃないと思うんですよ。自分で作らなくても、家族で「これおいしいね」という共感した思い出とか、一緒に食卓を囲んだりしゃべったりした原風景がある、家族で笑いあってた記憶があるかどうか、ってことなんじゃないかと思うのです。
お料理上手なお母さんでも、おいしいって言ってよね!みたいなエゴが強いエネルギーばっかだと、むしろ嫌な思い出が増えちゃいます。苦痛になるんです。(そういうケースもほんとよくあります)
だから絶対に料理を作らなきゃ!上手じゃなきゃ!ってことじゃなく、あなたのために、これを作りました、準備しました、のような・・・・つまり、あなたのために、という優しさとか愛、思いやりが家の中にあったかどうかなのかな、と思うのです。
そしてそれは料理じゃなくて、手作りのお洋服かもしれないし、刺繍かもしれないし、別の何かかもしれない。なんでもあると思うのです。
あなたのためにこのアイロンをかけました。ってこともものすごい愛と優しさだと思います。子どもがママのためにお手紙を書いてくれたりとかもそう。
その、誰かのために・・・という愛とか優しさを交し合えるチャンスが、小さいうちは家族との間でチャンスがある、ってことなんだと思います。
その思い出があんまりない、という人は、家族以外の人と愛と優しさ、思いやりを交し合う流れを持つ人かもしれないし、自分で作る家族とそれを味わう流れを持っているのかもしれない。
私は・・・全然愛情深い母親ではないけど、息子のために作るおやつもお弁当も・・・全然苦痛じゃない、って感覚があるのは助かったような気がします。とりあえずママの味、ってものは・・・思い出として残ることを予想しております(;^_^A
でももし息子が将来結婚したりしたら、もう私の味は忘れて、パートナーの味を一番好きになってほしいですね。もちろん自分で作るお料理の味も。いずれ卒業すればいいなと。
私は、今まで山ほど、息子からのおいしい、最高、をたくさんもらえたので・・・それで十分です。夫はあんまり言わないので苦笑、息子から数え切れないくらいのうれしい瞬間をもらえてきたなあと思います。ほんとに幸せでした。もうすぐお別れだけど・・・うん、ありがとう息子よ!!(高校卒業したら絶対家から出てってもらうつもりなので
←あと3年ちょい・・・)
自分でお料理すると・・・そのにおいとかエネルギーって家の中に漂いますよね。それって楽しいし面白い。そしてその影響を家族は感じていくんですよね。
それでは皆様、 今日も明日も素敵な一日をお過ごしください![]()
